最終回!それでもいっぱい食べちゃう日もある
どうしても食べ過ぎちゃう日はあります。でも大丈夫!2、3日のうちにもとに戻すことが可能です!
1年間に渡って書かせていただいた健康的なダイエットについてのコラムも今回で最終回になりました。
食べる順番や選ぶべき栄養素、失敗しないダイエットなどいろんなお話を書いてきましたが、最終回の今回は【それでもいっぱい食べちゃう日もある】というテーマです。
普段は健康を意識した食事を心がけていても、年末年始でどうしても食べ過ぎちゃう日があります。
少々食べすぎちゃったとしても大丈夫!普段から健康的な生活を心がけていれば、2、3日のうちにもとに戻すことが可能です!
食べ過ぎた翌日から数日間は、まだ食べたものは身についてはいないので安心してください。身につく前に落としてしまえばいいのです。
気持ち的には(断食したほうが良いのでは・・・?)と思われがちなのですが、食事を抜くのは好ましくありません。
3食きちんとバランスよく食べることが、太りにくい体を作るのですから。
食べ過ぎた翌朝、食欲がないときもありますが、レンジでできる簡単なスープはおすすめです。野菜だけではなく、肉も野菜も両方とるようにするのが大切です。
日中はなるべく白湯をたくさん飲むことを心がけ、なるべく体を動かします!
買い物や仕事場でもなるべく階段を使うことを意識し、体温を上げましょう。
白湯を飲むことでむくみをとり、体を動かして体温を上げることで代謝がアップします。
夜はゆっくりお風呂に浸かって、体をあたためます。
選ぶべき栄養素は、アメリカンビーフを始めとするお肉に含まれる良質な動物性たんぱく質と野菜です。赤身のお肉や温野菜を選んで食べる、これは必ず。アメリカンビーフなどお肉に含まれる動物性たんぱく質は、大豆などの植物性たんぱく質よりアミノ酸のバランスが良く、体への吸収率もいいのです。大豆や豆腐を食べているからと言って、たんぱく質が十分とれているという事にはならないので注意!植物性と動物性のバランスが大事なんですよ~。
そして白湯を飲むことと一緒に、利尿作用のある食べ物をとるのも効果的です(キャベツ、セロリ、アスパラ、キュウリ、桃、スイカなど)。
食事の量なのですが、やはり夜は活動量も減り、あとは眠るだけですから量はそんなにとらないように意識してみます。食べた後5時間は起きていることを目標にしたいので(これは普段から)、5時間前までには食べ終わりましょう。つまり、23時に寝る予定ならば18時ですよ!
また、睡眠時間をしっかり確保することも食べすぎをリセットするためには大切です。
しかしさすがに食べすぎの状態が数日間続いてしまうと、身についた脂肪を落とすのはだんだんと難しくなってきてしまうので、宴会が何日も続くスケジュールはなるべく避け、少し食べすぎたなと思ったら、早めにリセットしておくことが大事です。
健康肉レシピ
食べ過ぎてしまった時のためのビーフトマトスープ
材料(4~5人分)
- アメリカンビーフ(牛肉)肩ロース(かたまり) 600g
- しめじ 1株
- セロリ 1本
- ダイスカットトマト缶 1缶
- レンズ豆 100g
- 水 400ml
- 塩 小さじ2
- クミンパウダー 小さじ2
- ブラックペッパー 少々
作り方
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1.アメリカンビーフは3センチ角くらいに切り、表面に塩(分量外)、ブラックペッパーを振る。しめじは石づきを取って小房に分け、セロリはみじん切りにする。
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2.鍋に(1)の肉を並べ、その上にしめじとセロリをのせる。さらにトマト缶と水を注いで蓋をして中火にかける。煮立ったらアクをとり、弱火にして45分ほど煮込む。
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3.レンズ豆を加え、さらに15分ほど煮たら、塩とクミンパウダー、ブラックペッパーを加えて味を調える。お好みで、食べるときにエキストラバージンオリーブオイルをかけても。
- ※煮込んでいる間に水分が減ったら、お水を足してください。お水を入れすぎてしまって味が薄まったら、お塩を足します。
というわけで今月の健康肉レシピは、食べ過ぎてしまった時のためのリセットスープのレシピ。食べ過ぎた翌朝、食欲がないときもありますが、レンジで手軽に温めなおしができるスープはおすすめです。
11月にご紹介した代謝を促すスープのレシピはポークを使用しましたが、今回使用するのはビーフ。
アメリカンビーフは赤身のヘルシーなお肉ですから、胃にもたれません。
ダイエットのためと、食事の量を減らすのではなく、筋肉量を維持することを心がけましょう!筋肉を作っているのはたんぱく質ですから、ダイエット中にこそお肉を!
アメリカンビーフの赤身には、良質なたんぱく質に加え、脂肪の分解を促進する「カルニチン」というアミノ酸も多く含まれているのですよ。
今回ご紹介するのはお手軽な缶詰のトマトを使用したレシピ。トマトの酸味で食欲がないときにもさらっと食べやすいかと思います。こういう煮込み系のボリュームスープはたくさん作っておいて、体が重いなぁと思った時には2、3日これを晩ごはんに食べるようにするとよいと思います。