キレイにやせた井上かなえさんに教わる 低糖質なアメリカンミートで上手に肉食生活! 今から始められる健康肉レシピ キレイにやせた井上かなえさんに教わる 低糖質なアメリカンミートで上手に肉食生活! 今から始められる健康肉レシピ

Point6食べる順番って?

食物繊維、たんぱく質ファースト。最初に食べやすいアメリカンミートレシピ

年がら年中、口を開けば痩せたい痩せたいばっかり言っているわたしですが(もちろん現在もですが)、もはやダイエットとは目標を達成するために一定の期間頑張る時間ではなく、人生そのものになって来つつあるかもしれません。

常にダイエットを意識する生活。

そりゃあたまにはストレス解消に友人たちと集まって美味しいものをたらふく食べたりすることもありますが、それでもなんとなく意識下ではダイエットのことを忘れられずにいる、そんな感じ(笑)。

美味しいものを楽しみつつも、健康で太らない生活が出来たら最高!
どんなものを選んで食べるか、どんな食べものが太りやすいのか、太りにくいのか、組み合わせるときはどうするのか、食べる時間帯は・・・?などなど、
いろんなポイントがたくさんあるアラフィフの健康ダイエット生活ですが、今回ご紹介するのは食べる順番。
例えば、ダイエットに関係ない外食のときでも、何から食べ始めればいいかを知っているだけで太りにくくなるって、ちょっとお得ですよね。

大切なポイントは血糖値。糖の吸収を遅らせるものから先に食べることで血糖値の急上昇を防げるのですが、例えば食物繊維は糖の吸収を遅らせることが出来ますし、お肉などのたんぱく質や脂質は胃での滞在時間が長くなりますから、これも血糖値が上がりにくくなります。
なので食事の際にはまず、野菜やお肉などを先に食べることを意識するだけ!
十分にお肉や野菜を楽しんだ後、最後のデザートくらいの感覚で、少量のごはんやパンなどを食べる、と覚えておきましょう。

健康肉レシピ

というわけで今回の健康肉レシピは、
食事の最初に頂きたい、前菜レシピ!しっかりかみしめて食べるお肉と豆のサラダを作ってみました。
ひじきの食物繊維は食後の血糖値の上昇をゆるやかにする効果が期待できますし、しっかり噛んでゆっくり食べることは、満腹感につながり食べ過ぎを防ぐことができます!

食べ応えとうまみのあるアメリカンビーフは、こんな風にグリルで焼いてサラダ仕立てにするといつもとはまた少し目先も変わって食欲も出ますよね。
ちょっとおしゃれなフレンチのレストランで出てきそう!!

冷やして頂くものなので、たくさん作って作り置きとして冷蔵庫に入れておいても良し!
とりあえずの一皿、お通し感覚で食べる一品です。
乾燥のレンズ豆や乾燥のひじきは保存が効きますし、あらかじめ戻したりせずにすぐに調理し始めることが出来るので常備しておくと便利です。

実はこれ、あまりに自分の好きな味過ぎて、続けざまに2回作ってしまったもの。
わたしと味覚の好みが非常に似ている長女もまたこれが大好きで、
「これだけでどんぶりいっぱい食べられる~~」
と言っております(笑)。

アメリカンビーフとレンズ豆とひじきの前菜

材料(5~6人分)

  • アメリカンビーフ(牛肉)肩ロース(ステーキ用) 500g
  • 塩、胡椒 各少々
  • 乾燥レンズ豆 50g
  • 乾燥ひじき 5g
  • 2カップ
  • オリーブオイル 大さじ1
  • セロリ 1/2本(葉っぱの部分を使用しました)
  • クミンシード 小さじ1
  • 米酢 大さじ1と1/2
  • 粒マスタード 大さじ1
  • オリーブオイル、パクチー 各適量(お好みで)

作り方

  1. 1.アメリカンビーフは冷蔵庫から出し、室温で15分ほどおく。これに塩、胡椒を両面振って、両面魚焼きグリルで7分強火で焼く。焼きあがったらアルミホイルに包んで10分ほど余熱でおいておく。

  2. 2.鍋に分量の水とレンズ豆、ひじきを入れて火にかける。煮汁が少なくなるまで13~15分ほど中火で煮る。

  3. 3.(2)にオリーブオイルを加え、クミンシードと刻んだセロリを入れる。セロリがしんなりして煮汁がほぼなくなるまで炒め煮にする。

  4. 4.(1)の肉を2,3センチ角に切る。これを(3)に加え、米酢と粒マスタード、塩、胡椒も加えてよく混ぜる。

  5. 5.器に盛り付け、お好みでパクチーを乗せ、オリーブオイルをかける。
    ※清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存。4,5日以内に食べきります。

PROFILE

自作のレシピに加え、3人の子どもと過ごす日常を掲載したブログ「母ちゃんちの晩御飯とどたばた日記」が人気を集める。
家族のことを思って考案されるメニューは、どれも簡単でおいしく栄養満点と評判。
2020年12月下旬に「スープひとつで満足ごはん」を講談社より上梓。