「なんで体重が変わらないの？こんなに頑張っているのに！」
とたまに読者さんから相談を受けるのですが、よくよく話を伺ってみれば、そもそも全然そこまで痩せる必要のない体重の方だったり、もう十分に体重はコントロールできているのに、「もっと！」と本人が思い込んでいらっしゃるだけだったりするものです。
20代のころの体重にもう一度なりたい！とアラフィフが思ってもそれは無理な話。
20代には20代に合ったダイエット法があるように、アラフィフにはアラフィフに合ったダイエットがあることを理解しなければいけません。

わたしたちが若いころは、やれ美容体重だのモデル体重だの夢みたいなことを言っていましたが、それはもはや昔の話。
今や時代は体重よりも体型。
全身を鏡に映してみて、どこを引き締める必要があるのか、筋肉をつける必要があるのかを客観的に理解することが大切です。
極端に食べるものを制限し、体重を無理やり減らしたとしても、それは脂肪が減ったのではなく、大事な筋肉や水分が減っただけですから、本当に痩せたわけではありませんよね。
筋肉が落ちてしまうから代謝が悪くなり、代謝が悪くなるから脂肪が減らなくなる。
毎日こんにゃくのようなカロリーの低いものを食べて痩せたとしても、全く栄養も摂れない食事を続ければ、ますます代謝が悪くなり、どんどん痩せにくい体になってしまうというわけ。
何より美味しいものを食べられないストレスから気分が落ち込み、今度は反動でドカ食いしてしまう羽目に。

「食べないダイエット」ではなく「食べるダイエット」。
「カロリーのないものを選ぶダイエット」ではなく、「栄養のあるものから食べるダイエット」。
早く痩せたいと思うがあまり焦って失敗してしまうよりも、ずーっと長い目で見て健康的に長期的に続けられるダイエットが失敗しないダイエットのコツです。

良質なたんぱく質をしっかり摂ることを意識するだけで、体質は変わります。
わたしも、以前は本当にたんぱく質が足りていなかったのだなとつくづく思いますが、アメリカンビーフやポークのような良質のたんぱく質をしっかり摂ることを意識し始めてからは、ごはんやパンでお腹いっぱいにするなんてもったいない！まずはお肉！！
お肉でおなかいっぱいにするようになってからは、本当に疲れにくくなりましたし、リバウンドも無し。
最近仕事が忙しく少々運動不足気味なので、涼しくなってきたことだしまた家の中で行えるヨガやストレッチなどを再スタートしようかなと、全身を鏡に映してみて思うのでした。