ビーフ : 生産の流れ

1.放牧

広大な土地でのびのびと育てられます

子牛は通常、生後6~8ヶ月間は母乳を飲み、その後は牧草を中心にトウモロコシやサトウキビの茎、稲わらなどの繊維質の多い飼料を食べて育ちます。牧場は広大で、東京都よりも広い面積に牛たちを放牧している牧場もあります。そのような恵まれた環境で牛たちは、ストレスなくのびのびと育っています。

牛の体調はカウボーイがしっかり管理

アメリカではいまでも牛たちはカウボーイに育てられています。
広大な牧場内を移動しながら草を食べている牛の様子はカウボーイが毎日チェック、牛の体調はカウボーイによってしっかりと管理されているのです。

牧草には農薬は使っているの?

牧草は飼育のための大切な飼料作物です。その牧草が虫に食われたり病気になったりしないように、ときには農薬を使うこともあります。ただし、この農薬が牛に影響を与えないよう、アメリカ政府(環境保護庁(EPA))によって厳しく規制され、牧草や土壌に残留していないかどうかも厳重にチェックされています。

牛が病気になったら薬を与えるの?

牛が病気になったときには、病状によって獣医が薬を与えます。この際の医薬品は人間の治療と同じようにアメリカ政府(保険福祉省安全医薬品局)によって規制され、投薬は必要最低限しか行われません。また、薬が体内から完全に消えてなくなるまで、牛は食用として出荷されることはありません。