安全へのこだわり

農場で大活躍!カウボーイの1日

広大な大自然の中で馬にまたがる勇ましい姿はお馴染みですが、
実際はまるで家族のように大切に世話する牛のために年中無休の肉体労働です。
小さいころからお手伝いをするカウボーイの子供たちはたくましく育ち、
自然と代々カウボーイ精神を引き継いでいきます。
ここではロッキー山脈の裾野に広がるコロラド州で牛を育てているカウボーイとその家族の一日を紹介します。

  • 6:00牧場の見回り

    カウボーイの朝は牧場の見回りから始まる(牧場は広いので所要時間は2時間!)

  • 9:30怪我や風邪の牛をチェック

    ケガをしている牛、風邪をひいている牛を隔離し、獣医に連絡

  • 11:00記録台帳の記載・生産記録の入力

    記録台帳にその日の状況を記載。
    子牛が生まれたら、番号をつけて生産記録に入力

  • 12:00冬は牧草を牛に与える

    牧草の生えない冬の時期には、えさとなる牧草を牛に与える。冬に備えて牧草を入庫

  • 15:00牧場の見回り

    ふたたび、牧場の見回り

  • 17:00隔離している牛の世話

    隔離している牛たちの体調を確認し、世話をする

  • 19:00台帳に記載

    その日の状況を台帳に記載

アメリカ各地のカウボーイファミリー紹介

おいしいアメリカン・ミートを世界各地にお届けするため、日々努力しているカウボーイファミリーインタビューを紹介。

タイラー・コックスさん一家 / ワシントン州  / The Cox Family Walla Walla, Washington

私たち一家の農場では、牛や馬をはじめとした動物たちを愛情込めて育てています。妻のブルックは獣医の資格をもち、日々牛たちの健康管理に気を配り、健康に育てる環境づくりに心を砕いています。3人の子供たちの為にも、環境を守りながら、安全で美味しい牛肉を生産することはとても重要。私たちが大切に育てたアメリカン・ビーフを是非お楽しみください。

クレイグ・ホーカーさん一家 / アイダホ州 / The Hawker Family Oakley, Idaho

妻のレネー、そして息子のライアンとリックとその家族と一緒に、農場と肥育場を経営しています。私たちは、牛たちになるべくストレスを与えない環境で育てるために、日々一生懸命働いています。長時間の仕事で大変な時もありますが、家族一緒に力を合わせて働くことができ、子どもたちに労働の大切さを教えながら、安全でおいしい牛肉を世界に届けることができるこの仕事を誇りに思っています。

チャーリー・ファーシングさん一家 / ワイオミング州 / The Farthing Family Cheyenne, Wyoming

1880年代に初めて曾祖父がこの地に牧場を開いて以来、私たちは代々カウボーイの伝統を大切にしながら牛を育てています。妻のキャロル、二人の息子夫婦たちと共に、800頭の牛たちをはじめ、馬、羊などもいる広大な牧場で、生まれたばかりの子牛たちの世話をしています。小さい二人の孫たちも、牧場の仕事に興味しんしん。子どもたちの成長を感じながら働ける牧場の生活はとても幸せですね。私たち一家が大切に育てたアメリカン・ビーフをどうぞご家族そろってお楽しみください。

アダム・ジョージさん一家 / ワイオミング州 / The George Family Cody, Wyoming

祖父の代から続く牧場で、乳牛と肉牛を育てながら、妻のメーガンと4人の子供たちと暮らしています。牧場ではその他にも、トウモロコシや牧草を育てており、それを牛たちの餌として与えて大切に育てています。また、大学院で学んだことを活かして、牛一頭一頭のデータを管理できるコンピューターシステムを構築して管理しています。 牧場の仕事は朝早くから夜遅くまでのハードワークですが、働きながら子供たちと一緒にいられることは幸せですね。次の世代に引き継ぐこの自然を大切にしながら、おいしいビーフを育てることに誇りを持っています。

トム・ベチノワ、シンディ・ベチノワ夫妻 / ワシントン州

トム・ベチノワ、シンディ・ベチノワ夫妻は、ワシントン南東部ワラワラエリアにある牧場の5世代目牧場主。1863年、トムの高祖父がワラワラ郊外にあるブルーマウンテンの麓で農家を始めて以来、農場は代々家族で営まれてきました。家族をとても大切にしているベチノア夫妻には、3人の子供と5人の孫がいます。子供たちは幼い頃から牧場に深く関わり、今では息子の一人も牧場経営に携わっています。ベチノワ夫妻が飼育している牛は、ブラックアンガスの交雑種。夏は所有する山で放牧し、冬は谷間の牧場に生えるアルファルファを与えます。夫妻は「優れた血統の牛をしっかりとした管理のもとで大切に育てる事こそが、健康な家畜と安全な牛肉を生み出す」と考え、安全で品質の高い牛肉の生産を最優先にしています。なぜなら、世界中の消費者へと届ける牛肉と同じものが、彼らの家族の食卓にも並ぶのですから。

テリー・スチュアート・フォーストさん / オクラホマ州 / The Terry Family Waurika, Oklahoma

オクラホマ州の中でも歴史が長いとされるスチュアート牧場の主人は、夫を亡くし、シングルマザーとして牧場を切りもりしながら2人の子どもを育てあげたテリー・スチュアート・フォーストさん。オクラホマ州肉牛業者協会の会長を務めた経験もあり、全米カウガール栄誉殿堂入りという快挙を果たした、パワフルな女性経営者であるテリーさんは、牧場の仕事は彼女の人生そのものであり、牧場を経営する苦労や成功も、子どもたちや家族で分かち合えるからとても幸せだと語ります。
「牧場の仕事は、早朝から晩まで家族そろってのハードワーク。様々な困難がつきものですが、逃げないで、きちんと向き合って自分たちの手で解決していきます。オクラホマは干ばつや洪水などの自然の問題も多いですが、あらかじめ予防策を立てることで乗り越えてきました。もちろん、家族そろって時間を過ごすこともとても大切。毎日の食卓は家族そろって、もちろん携帯電話も禁止。母として、家族の健康にはとても気を遣いました。他の食材とのバランスなど栄養面ももちろんですが、何より、一生懸命仕事をすること、何事にも中庸であることで、ほとんどの健康上の問題は防げると思います。
私たちは、牛を育てる仕事に誇りを持ち、ベストの中のベストでいられるよう日々努力しています。何より、神から授かったこの土地を大切にして、その恵みに感謝しながら毎日仕事ができるのは幸せですね。」