合格を目指して毎日頑張っている子供たちを、家庭のごはんでサポートしたい!
わが子の底力を引き出すアメリカン・ビーフのレシピを、管理栄養士で料理研究家の牧野直子先生が伝授します。
息子さんが中学受験を経験された牧野先生のアドバイスで、毎日の受験ごはんをパワーアップ!
受験生に食べて欲しい!アメリカン・ビーフの栄養価
管理栄養士 牧野直子先生のアドバイス
その1
鉄が豊富なアメリカン・ビーフで成績もやる気も上げる!
成長期の子供たちにとって、鉄は非常に重要な栄養素です。特に受験生にとって、鉄不足はとても深刻な問題で、鉄が不足すると、脳に酸素がいきづらくなるので、集中力や記憶力、そしてやる気も落ちてしまいます。
そこで、受験生におすすめしたいのがアメリカン・ビーフ。
鉄が豊富な食肉の中でも、牛肉に含まれるヘム鉄は断トツです。中でも、アメリカン・ビーフは和牛に比べてさらに鉄を多く含んでいます。
鉄は脳の毛細血管をはじめ、体中に酸素を運ぶ赤血球を作りだす重要な役目を担っています。人間が食べ物から摂取できる鉄は、動物性に多く含まれる「ヘム鉄」と植物性に含まれる「非ヘム鉄」の2種類がありますが、なかでも「ヘム鉄」は、「非ヘム鉄」の5~6倍以上も体内に吸収されやすい性質をもっています。
勉強のベストコンディションを保つために、ヘム鉄が豊富な牛肉などの食材を積極的に取り入れたいものです。
その2
バランスよく含まれるビタミンB群で脳の働きをサポート
鉄だけでなく、脳によいとされるビタミンB群も受験生にとっては欠かせない栄養素。アメリカン・ビーフには、このビタミンB群もバランスよく含まれています。
ビタミン=野菜と思われがちですが、実はビタミンB群は野菜では十分に取れない栄養素。なかでもビタミンB1は、脳の唯一のエネルギー源となるブドウ糖を使う際には欠かせません。もちろん、B1だけでなく、脳の成長に欠かせないビタミンB6や脳の神経機能を正常に保つビタミンB12もアメリカン・ビーフで上手に取りたいですね。
その3
アメリカン・ビーフでやる気をキープ!
アメリカン・ビーフは、ジューシーで柔らかいので、お弁当のおかずにも応用が利きます。また、和牛に比べ、低脂肪・低カロリーで消化がよく、夜食に使っても重くならないのも、受験生にはうれしいポイント。ぜひ日常の食卓に取り入れたい食材です。
また、アメリカン・ビーフの脂質は和牛に比べて少ないので、同じ量を食べても脂肪を取りすぎることなく、成長に必要なたんぱく質が効率よく取れます。
それに、何よりビーフが食卓に並ぶと、子供たちのテンションが上がりますね。
受験生にとって、食事は大きな楽しみの一つ。体に必要な栄養素に加えて、大好きなビーフ料理を食べる満足感が、やる気のキープに大切だと思います。
牧野先生おすすめ!アメリカン・ビーフで作る合格メニュー
鉄をはじめ、受験生の脳とやる気に効果抜群の栄養素が詰まった、アメリカン・ビーフ合格メニュー
牧野直子 管理栄養士・料理研究家
1990年女子栄養大学卒業。在学中より、栄養指導、食育活動に努める。
1995年独立後、フリーを経て、2004年㈲スタジオ食(くう)の代表となり、さらに活動の場を広げる。
保健センター、小児科での栄養相談なども担当。女子栄養大学生涯学習講師、日本食育学会評議員、日本肥満学会員。