アメリカン・ミートの安全性管理の基本情報日本向けの食肉輸出要件と牛肉輸出認証プログラム

日本に輸出されるアメリカン・ミートは、日米両国による取り決めに従って輸出されます。アメリカの食肉加工業者は、食品安全検査局(FSIS)が規定している「日本向けの輸出要件」を満たす必要があり、検査に合格した適格品にのみFSISの輸出証明書が発行されます。

日本向けに輸出される牛肉については、さらに農業マーケティング局(AMS)の「USDA輸出認証(EV)プログラム」で指定された特定の要件を満たす必要があります。日本向けの輸出認証プログラムは、従来、「Japan QSA LT-30」(USDA30カ月齢未満証明品質システム評価プログラム)と「Japan+EVプログラム」(30カ月齢以上)に区分されていましたが、2021年4月1日より2つのプログラムが統合された新たな「QAD1030Jプログラム」が発効しました。

これに伴い、FSISが発行する輸出証明書も「Japan QSA LT-30」に基づくものは2021年3月末をもって終了し、4月1日より「QAD1030Jプログラム」で規定されている特定の要件を満たした製品について発行されるようになりました。

日本向けの食肉輸出要件はFSIS、日本向けの牛肉輸出要件と輸出可能な工場/施設はAMSのウェブサイトで公開されています。