「免疫細胞」イキイキ!もっと豚肉を食べて「負けない体」をつくろう <後編>
免疫力は加齢とともに低下し、50代の免疫力は20代の半分程度だといわれています。歳を重ねながらも免疫力を維持し、さらに高めていくためにも、アメリカンポークの積極的な摂取+生活習慣の見直し=豚活に取り組んでみましょう!
アメリカンポークに含まれる「ビタミンB1」が疲労回復を助け、免疫細胞も元気に!
肉類のなかでも豚肉は、エネルギーを作り出すサイクルにかかわり、疲労回復を助ける「ビタミンB1」が豊富です。疲労は免疫細胞の働きもダウンさせますから、たんぱく質も疲労回復物質のビタミンB1も摂れるアメリカンポークは、免疫力を高めたい人が積極的に摂りたいお肉です。
栄養素は「摂りだめ」が効かないものが多いため、こまめに摂取するのが理想です。アメリカンポークは、いろんな食材と相性が良く、忙しい朝食にもハムやソーセージ、スパムなどで手軽に摂れるので、上手に取り入れて、疲れにくく免疫力の高い体作りに役立ててくださいね。
ストレスがたまる行為はなるべく避けて良い生活習慣で免疫力の底上げを!
免疫機能は、生活習慣の影響も受けます。私たちの体は就寝中に細胞の修復を行いますが、寝不足が続くと免疫細胞も修復が進みません。また、不規則な生活によって自律神経が乱れると、消化機能が衰えるため、免疫細胞の材料であるたんぱく質の分解・吸収力が低下してしまいます。
規則正しい生活を心がけ、夜はスマートフォンやパソコンを見ないようにすることで、睡眠の質が上がり、よりストレスに負けない体をつくることができます。
東京農業大学名誉教授鈴木敏郎さん
東京農業大学名誉教授。東京農業大学農学研究科農芸化学専攻(博士後期課程)修了(農学博士)後、CSIRO(オーストラリア)食品科学部門食肉研究所へ2年間留学。帰国後、東京農業大学農学部学部長など経て、退職後、名誉教授に。お肉の価値向上を目指したさまざまな活動を行なっている。