Vol.3アメリカンポークの韓国風ピカタ(ジョン)
自分がまだまだ20代とか30代のころって、50代になった自分の想像なんて全くできませんでした。その頃はまだ若さがもてはやされていた時代だったし、自分も年を取ること=怖い!絶対に年なんて取りたくない!なんて思っていたのもあります。
最近では日本もだいぶ風潮が変わってきて(同時にわたしの意識も変わってきたのかも)、決して若さだけに価値があるのではないのだと、年齢を重ねれば重ねるほどより魅力的な人間になっていくのだと、そんな世の中になってきたのではないかなと思うのですが、周りではどうですか?
ワインも熟成させるうちにどんどん深いおいしさが増して行くように、お肉も熟成させることで香りもうまみもますます美味しくなるように、人間もきっとそう。
悲しいことも辛いことも悔しいことや恥ずかしいことも、数えきれないほどたくさん経験してきたからこそ、だから周りがどんどんよく見えるようになってきたのだし、落ち着いて物ごとを見られるようになったし、ちょっとやそっとのことじゃ動じなくなったし(笑)、人にも優しくなれる、オットにも腹が立たない(笑)、そういうわけです。
子どもの頃は早く大人になりたいなと思ったものだけど、大人になってからの時間はなんせ長いですからね。これから先に待ち受けている60代も70代も80代もそれ以降も、生涯ずっと成長し続け、魅力がどんどん深まっていく人間でありたいなと思います。
Recipe
アメリカンポークの韓国風ピカタ(ジョン)
スーパーに売られているトンカツ用のお肉ですが、最近は普通(よりやや薄め?かも)のものと厚めにカットされたものと2種類置いてあることに気が付きました。
今回は、少し薄めのアメリカンポーク とんかつ用 を使って、トンカツを作るよりも簡単な、そして50代夫婦にもとっても食べやすい、ピカタを作りました。
食べやすい大きさに切った肉に粉をまぶした後は、卵液にくぐらせながら両面焼いていくだけなので、パン粉をつけるより工程が一つ少ないですし、中まで火が通るのも早く、外側にコーティングされた粉と卵のおかげでアメリカンポークのロースはしっとり柔らか、卵はふわっと、旨味も逃げません。
今回はこのピカタを韓国料理のジョンをイメージし、少しピリ辛な酢醤油だれを添えてみたところ、これが大ヒット!
お酢が入っているおかげか、アメリカンポークの旨みとさっぱりとした味わいが相まっておいしい!
まさに大人にぴったり!なんです。
あまりに気に入ったので、我が家ではもうすでに3回作りました(笑)。
材料(2~3人分)
- アメリカンポーク(豚肉)ロース
(トンカツ用)3枚 - 塩、ホワイトペッパー少々
- 薄力粉大さじ1
- 卵2個
- こめ油適量
- パクチーお好みで
<A>
- 醤油大さじ1と半
- 米酢大さじ1
- レッドペッパーまたは一味唐辛子ひとふり~
作り方
- アメリカンポークは1枚を5等分くらいに切り、塩、ホワイトペッパーを振って薄力粉をまぶす。
- フライパンにこめ油をひいて中火にかける。
- ボウルに卵を割り入れて溶き、(1)の肉を絡めて(2)のフライパンへ並べていく。卵液は何度も肉に絡めながら残さず使う。
- 両面こんがりと焼き、取り出す。<A>を混ぜ合わせてタレを作り、パクチーと一緒に肉に添える。
Menu
Profile
自作のレシピに加え、3人の子どもと過ごす日常を掲載した ブログ「母ちゃんちの晩御飯とどたばた日記」 が人気を集める。
家族のことを思って考案されるメニューは、どれも簡単でおいしく栄養満点と評判。