Vol.10ビーフとサツマイモの韓国風煮
3人の子どもたちのうち、上の2人は既にそれぞれがひとり暮らしをするために実家を離れています。
現在は3人のうち、末っ子の大学生の娘だけが家にいるのですが、この娘も先日とある企業さんとご縁があり、無事に本日10月1日に内定式を迎えました。来年からはいよいよ社会人になります!
長女の時にはひとり暮らしをする練習として、たしか夏を過ぎたあたりからお料理の特訓をしていたはずなのですが、食いしん坊だった長女に比べると末っ子の次女は自分で作ることにそこまで興味がある風でもなく、何とか料理が出来るようになりたいという思いもそんなに強いわけでもなく、まあ別にその時になれば何とかなるんじゃない?と本人はのんびり考えているようにも見えます(ちなみに長男は大学4年間の韓国料理屋さんでのバイトで料理は特訓されました笑)。
ちっとも家には寄り付かず、大学生活の最後の1年を思いっきり楽しんでいる真っ最中の次女ですが、今のうちに親として出来ることって何だろうって考えると、うーん・・・今更何があるんだろう??もう今更何もないのかしら・・・??
一緒に買い物に行ったりして食材の選び方を教えてあげたり、卵焼きの特訓をしたりとかしてあげたかったけど、もう子どもと一緒に過ごせる時間はそんなに残っていないんだなーと、ちょっと寂しい気持ちになります(3人目にしてようやくこの気持ちに)。
同居している今ですらそんなに家で晩ごはんを食べない次女ですが、たまに「今日は家で食べる!」と言う日にはやっぱり張り切って彼女の好物をあれやこれや作ってしまうわたしです。
「よし!今日は一緒に作るから早めに帰って来なさいよー!」
と言うと、
「えー急には無理よ!予定があるからまた今度!19時に帰るから用意しといてね!」
と言ってうまいこと逃げる、ちゃっかり者の次女なのでした(笑)。
Recipe
ビーフとサツマイモの韓国風煮
秋の味覚と言えばきのこや栗、柿やぶどうなどたくさんありますが、サツマイモもまたその一つですよね。
サツマイモはゆっくりじっくり加熱していくことで、よりその本来の甘みを引き出すことができます。
オーブンでじっくり焼いたり、蒸し器で蒸したりする方法もありますが、もっとお手軽にわたしはいつもフライパンを使って蒸し焼きにして、甘みを引き出しています
サツマイモのこの甘みと是非合わせたいのがアメリカンビーフの肩ロースのお肉!
ビーフの濃厚なうまみとサツマイモの素朴な甘みを組み合わせ、今回はニンニクと生姜を使って甘くて辛い韓国風の味付けにしてみました。
ビーフのコクにサツマイモのホクっとした食感、濃厚でパンチのあるタレはごはんにもとってもあう!シンプルな調味料だけなのですが、ポイントは生のニンニクと生姜を刻んで使うところ。これを使うと味に奥行きや深みが出て、お箸が止まらない味付けになりますよ!
材料(2人分)
- アメリカンビーフ(牛肉)肩ロース(切り落とし)250g
- サツマイモ250g
- ニンニク1片
- 生姜1かけ
- こめ油大さじ1
<A>
- 砂糖大さじ1
- 醤油大さじ2
- 白ごま大さじ1
- レッドペッパーまたは一味唐辛子少々(お好みで)
作り方
- サツマイモは乱切りにして水にさらし、ニンニク、生姜はそれぞれみじん切りに、アメリカンビーフは3センチ長さくらいに切る。
- フライパンに油をひき、(1)のサツマイモの水けをきって並べる。蓋をして中火にかけ、焦げないように時折面を変えながら7分ほど蒸し焼きにする。
- サツマイモに火が通ったら蓋をあけて奥に寄せ、空いたところでニンニクと生姜を炒める。ここに(1)の肉を手で広げながら入れる。
- 肉の色が少し変わってきたら全体を混ぜ、<A>を加え、汁気が無くなるまで炒めてなじませる。最後に白ごまを振る。辛いのがお好きな方はここでレッドペッパーを振る。
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Profile
自作のレシピに加え、3人の子どもと過ごす日常を掲載した ブログ「母ちゃんちの晩御飯とどたばた日記」 が人気を集める。
家族のことを思って考案されるメニューは、どれも簡単でおいしく栄養満点と評判。