Vol.1レンジで作るポークやみつき鍋
毎日朝から晩までまさに髪の毛を振り乱して格闘していた子育てもようやく終わりが近づいていきました。
賑やかな3人の子どもたちもひとり、またひとりと家を出ていき、今や我が家で暮らす唯一の子どもとなった次女までもが二十歳となり、もうすっかりみんな大人に。
夜泣きする子を抱いて真夜中に部屋をうろうろと歩き回ることも、熱を出した子を自転車の後ろに乗せて滑走することも、運動会の場所取りに朝早くから並ぶことも、大事なサッカーの試合に忘れ物を届けにタクシーで駆けつけることも(あろうことかスパイクを忘れた事件←実話です)、懐かしい思い出です。
子どもたちが小さい頃は週末になれば、食卓にホットプレートを出してみんなで焼き肉をしたり、冬になれば鍋をしたりしたものでした。
材料さえ用意してしまえば、あとは焼くだけ煮るだけなのでわたしも楽だし、何品も作らなくてもよし、何より子どもたちがいつもよりもたくさん食べてくれるのも嬉しくて、週末になるとお肉を何パックもまとめて買って張り切って用意したものでした。
子どもたちが大きくなるにつれ、週末になってもみんなが集まることは徐々に無くなってきて、焼き肉や鍋をするのは家族が集まる日の特別なメニューになり、「お鍋にするけど今週の土曜日はどう?」なんてみんなの予定をわざわざ合わせたりしたものです。
子どもたちが家を出てからは、もう鍋をする機会も無くなっちゃったなーなんて思っていたここ最近だったのですが、数年前に雑貨屋さんで一人用の鍋を見つけまして!
もう一目ぼれ!あまりに可愛くて衝動買いしまして、それ以来、わたし一人のお昼ごはんにとか、一人分鍋焼きうどんとか一人鍋料理にすっかりハマってしまいました。
さ・ら・に!
昨年の秋にその一人鍋を使って、鍋料理って電子レンジでも出来ないかな?と思いつきでやってみたところ、これがうまくいきまして!
コンロでももちろん作れるのですが、レンジで作れたらさらにハードルが下がってお手軽になり、これなら料理を全くしない、出来ない(と思い込んでいる)オットにも任せられるので、オットを徐々に台所へ招き入れたい、願わくは定年後は彼の手料理を味わってみたいというわたしの密かな計画の小さな一歩にもなりそうだなと(ふふふ)。
Recipe
レンジで作るポークやみつき鍋
今回はアメリカンポークのロース薄切り肉とお野菜をナンプラーで味付けする一風変わったお鍋料理なのですが、ナンプラーのうまみ成分のおかげでお出汁要らず!簡単に調味ができます。また、電子レンジなのでたっぷりの煮汁が要らず、素材の水分をうまく使えるのも嬉しいポイント。
アメリカンポークはくせや臭みが無いのでレンジ調理にもぴったりなのですよ。
あっさりなんだけど、やみつきになる鍋です。
材料(2人分)
- アメリカンポーク(豚肉)ロース
(薄切り)300g - キャベツ300g
- 豆もやし1袋
- 水100ml
<A>
- ナンプラー大さじ2
- ブラックペッパー少々
- 紹興酒または酒大さじ2
- ニンニク(すりおろし)少々
- 塩ひとつまみ
- ごま油小さじ2
作り方
- キャベツは手でちぎり、豆もやしはひげ根をとる。
- レンジ対応の一人用の器に豆もやしとキャベツを入れ、その上にアメリカンポークをなるべく重ならないように広げながら乗せる。
<A>を半量ずつ振りかけ、ラップをかける。これを器に2つ分作る。 - 600wの電子レンジに1人分を入れ、7分加熱する。取り出し、肉をほぐしながら全体を混ぜる。
- ※電子レンジ対応の容器をお使いください。
- ※同じ材料でガスコンロの直火でもやってみました。その場合も同じく7分加熱します。
- ※加熱すると肉が重なっていた部分がくっつくので、温かいうちに全体を混ぜながらほぐしてください。
- ※二人前を同じ容器に入れて作る場合は、加熱時間を調整してください。
- ※ナンプラーの代わりに白だしでもできます。
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Profile
自作のレシピに加え、3人の子どもと過ごす日常を掲載した ブログ「母ちゃんちの晩御飯とどたばた日記」 が人気を集める。
家族のことを思って考案されるメニューは、どれも簡単でおいしく栄養満点と評判。