入門編からステップアップ!
食材を切ったり焼いたり簡単レシピにチャレンジ!
料理は計画的に!
さあ、そろそろ次の段階にステップアップしてみましょう。
今回は薄切りのアメリカンビーフ、野菜を包丁で切り、フライパンを使って焼いていきます。
材料を切るときは、その日作るすべての材料から、まずは野菜を切り、最後に肉を切るようにします。肉を切った後に野菜を切ろうとすると、一度包丁とまな板を洗剤を使って洗わないといけないのですが、野菜→肉の順番で切るようにすれば、包丁とまな板、そして手を洗うのも1回で済みます(※肉を触ったら必ず手は石鹸で洗い、まな板と包丁も洗剤で洗います)。
野菜の中でも特に火を通さずにそのまま食べる予定のものは、先に清潔なまな板と包丁で切っておくと、より安心です。例えば付け合わせに使うキュウリやトマトなど。ニラや玉ねぎ、にんにくなどを切った後に野菜を切ると、強いにおいが移ってしまいます。料理は計画的に行うことでよりシンプルな工程になり、初心者でも慌てずに済みます!
肉の薄切りはパックに入っているときはきれいに折りたたまれた状態になっていますが、この折りたたまれた状態のまま焼いてしまうと、肉同士がくっついて丸まってしまうので、仕上がりの肉が小さくなり、味も良くないですし、見た目にもボリュームが出ません。面倒でも1枚ずつちゃんと広げて焼いてみてください!
味わいも見た目もグレードアップしますよ。切り落としやこま切れの場合でも一緒です。
今回は初めて「焼く」という調理法に挑戦しますが、コクのあるうまみたっぷりのアメリカンビーフは焼き過ぎないのが一番柔らかく、美味しくいただけます(生焼けはNGですが)。もうさっと焼くだけでとっても美味しい!
そのためには調味料をあらかじめ用意しておいたり、焼き終わった後いつまでもフライパンの中に入れっぱなしにせず、すぐに取り出せるように準備しておくのがコツ(余熱でどんどん火が入ってしまいます)。
今回は初心者の方やまだ自炊に慣れていない方でも手軽に美味しい!が作れる、市販の焼き肉のたれ(醤油ベースのもの)を使って味付けをしています。焼き肉のたれには、醤油や砂糖、ニンニクやしょうが、フルーツなどがあらかじめ全部入っているからこれ一本だけで複雑な味わいが再現できます。
(今月から3か月間、市販の焼き肉のたれを使って簡単に味付けできる肉おかずをご紹介します)
焼き肉のたれで飛び散らない
ビビンバ丼

材料(1人前)
- アメリカンビーフ(アメリカ産牛肉)薄切り130g
- もやし1/2袋(100g)
- ニラ1/4袋(4本くらい)
- ごま油大さじ1
- 塩、胡椒少々
- 白ごまあれば
- ごはん1人分
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- 焼き肉のたれ(市販)大さじ1強
- 豆板醤(お好みで)小さじ1/2
作り方
ちょこっとアドバイス
買って来た肉を広げてみたら、古いわけでもないのにお肉が重なっていた部分がなんだか色が黒っぽい!とびっくりしたことはありませんか?これは痛んでいるのではなく、その部分だけが空気に触れなくて酸化しなかったからなのです。空気に触れさせてしばらく置くと、鮮やかな赤い色になります。
- 塩、胡椒の量ですが、目安としては(このくらいかけて食べたら美味しいかな?)という量です。最初は少なすぎたり、多すぎたりすることもあるかもしれませんが、その失敗を忘れないうちにもう一度作ってみて、自分なりの「これくらいがちょうどよかった!」を見つけましょう。
- 肉は先にタレに絡めると一見味が染み込んで美味しそうなイメージがありますが、焼くときにたれが周囲に飛び散ってあとでコンロ周りのお掃除が大変になってしまいます。
それをなるべく避けるために、今回のレシピではお肉だけ先に焼くようにして飛び散りを最小にとどめ、タレを入れた後はもう火を止めてあとは余熱で合わせるようにすることで、肉は柔らかいし、見た目もつやつやに仕上がります。とはいえ、飛び散りは多少あるので、コンロ周りは使い終わったら毎回必ず拭くのを習慣にしましょう。

きゅうりを和えるだけ!おまけの副菜
きゅうりを乱切りにして、塩、ごま油をかけるだけ。きゅうりから水分が出てきてしまうので、食べる直前に冷えたきゅうりで作ると美味しいです!塩の量は、ここも(このくらいかけて食べたら美味しそう!)という量で大丈夫。ニンニクを少し入れたり、すりごまを入れたり、アレンジしてみて!ごま油をオリーブオイルに替えると、洋風の献立に合うおかずになります。