アメリカンポークで筋肉を育て、リカバーも!日常の中で筋肉を育てるための「食事と姿勢」
健康のためにも、ダイエットのためにも、必要不可欠な筋肉。忙しい毎日の中で、ジムに通って筋肉をつけるのはなかなか大変ですよね。そこで、良質なたんぱく質を含むアメリカンポークを取り入れながら効率的に筋肉を育てる方法をご紹介します。アメリカンポークを食べながら、日常の中で効率よく筋肉を使い、筋肉を育てていきましょう。
アメリカンポークは必須アミノ酸が満点
運動不足や加齢などで筋肉量が減ると、基礎代謝も下がり脂肪がつきやすい体になってしまいます。まずは食事と姿勢を見直して筋肉を育てることが大切です。
筋肉を増やすためにまず重要なのが、食事でたんぱく質を補うこと。たんぱく質は肉や魚、大豆などに含まれますが、アメリカンポークのたんぱく質には、「必須アミノ酸」が豊富に含まれています。必須アミノ酸とは、たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のうち、人間が体内では作れずに食品から摂ることが必要な9種類のこと。必須アミノ酸の含有率を数値化した「アミノ酸スコア」において、豚肉は満点の100点です。
筋疲労をリカバーし、トレーニング効果UP
アメリカンポークにはビタミンB1が豊富に含まれていますが、ビタミンB1は糖質の代謝を助けてくれる働きがあります。糖質の代謝が上がると血液の循環が良くなり、疲労物質が流れて、体内に老廃物がたまりにくくなります。
反対にビタミンB1が不足すると、乳酸という疲労物質が発生し、筋肉に疲労が蓄積するように。筋疲労がたまった状態では、いくらトレーニングをしても結果が思うように出ず、またケガもしやすくなってしまいます。このようなことから、高強度のトレーニングをした後のスポーツ選手に、豚肉を食べるように指導することもあります。
目線を上げ、坐骨で座ると日常的に筋肉が使われる
良い筋肉を育てるためには、どれだけ筋トレを行うかよりも「ふだんの姿勢」が重要です。悪い姿勢では、重力に負けて本来使うべき筋肉が使われないので、筋肉が弱まる一方。また、猫背や反り腰は腰痛や肩こりなどの不調を招くこともあります。
しかし、「良い姿勢でいよう」と思ってもなかなか意識が続かないですよね。そこでおすすめなのが目線を下げない工夫をすること。例えばデスクワークをする時は、まずパソコンの高さを上げることで、自然と目線を上げるようにしましょう。すると、おのずと背筋が伸び、頑張らなくても、勝手に良い姿勢が作られるようになります。さらに、お尻にある骨「坐骨」で座ると、体のバランスが整い、日常生活の中で上手に筋肉を使えるようになります。坐骨は、お尻の下に手を入れるとポコっと出ている骨。姿勢が悪いと、骨盤が後傾して坐骨がイスに当たりません。実際に坐骨を確かめながら、イスに当てるイメージで座ると良いでしょう。
良い姿勢でも、長時間同じ姿勢は絶対NG
デスクワークの方に多いのが「同じ姿勢で長時間いること」。たとえ良い姿勢でも、筋肉が固まってしまうのでNGです。数時間座っていなければならない時には、30分ごとに立ち上がりましょう。時間がない時は「一度立ってすぐ座る」だけでもOK。トイレに行く、飲み物を取りに少し歩くなど、どんな動きでも良いので、30分ごとに全身の筋肉を動かすことが大切です。
筋トレをする時も、固まった筋肉のままでは適切に負荷がかかりません。しっかりストレッチで伸ばしてやわらかくすることで、質の良い筋肉となり、筋トレの効果を最大限に発揮することができます。
腸内環境を整えることも大切
はじめにお伝えした通り、食事ではアメリカンポークなどを積極的に取り入れることで、筋肉の合成に必要な良質なたんぱく質と、筋疲労の回復に役立つビタミンB1を積極的に摂ることが重要です。しかし、せっかくたんぱく質やビタミンB1を摂取しても、腸内環境が悪いと栄養の吸収も悪くなります。たんぱく質はもちろんのこと、副菜にきのこや根菜類を選び、食物繊維もしっかり摂ることが大切です。バランスの良い食事で腸が整うと、筋肉を育てる上で重要な栄養素を効率よく摂れる体に変わっていきます。
医療法人藍整会なか整形外科 理事長・西院院長樋口直彦さん
医療法人藍整会なか整形外科 理事長・西院院長。バレーボールVリーグのサントリーサンバーズのチームドクターも務める。スポーツ整形外科医として、患者さんの個々のケース、タイミングを共に考え最善の治療を行なっている。