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TRADER'S Be & Po

vol.502 Oct.13.2026
 
米国食肉輸出連合会
NEWS CONTENTS
市況ニュース ・ 生体牛価格は横ばい、週当たりと畜頭数は48.3万頭と過去最低
・ 第4四半期と2027年の牛価格見通しを大幅下方修正-USD
・ 世界の肉豚価格下落、輸出市場での競争激化
生産動向 ・ 2027年の豚肉供給見通し、2026年と大差ない
ワールドトレード ・ 中国、ブラジル産牛肉にSG発動
リテール ・ 全米豚肉月間の10月は、豚肉拡販の好機
フードサービス ・ 外食支出を抑える消費者、店選びは値頃感と利便性
USMEFインフォメーション ・ 焼肉ビジネスフェア大阪でアメリカンミートパビリオン展開
輸入販売企業15社との共同でUS産ブランドミート訴求
・ アメリカ生まれの食の祭典「Porktober」で多彩なイベント
ファクトシート ・ ビーフ(2026年9月)米国の輸出、
と畜頭数・枝肉生産量、飼養動向、日本の輸入量
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市況ニュース

生体牛価格は横ばい、週当たりと畜頭数は48.3万頭と過去最低

 
 

9月最終週の牛と畜頭数は48万3000頭で、異例の低水準となった。前週比は4万5000頭減、前年同週を7万5000頭下回った。祝日週を除けば、過去最低の水準だ。カンザス州南西部でICE(移民・関税執行局)による取り締まりが行われたため、主要牛肉処理工場3カ所で欠勤率が急上昇して、操業に支障が生じたようだ。

10月第1週の牛と畜頭数も、引き続き不安定に推移している。前週の処理不足分を取り戻すことが期待されており、特に土曜日のと畜頭数が注目されるが、処理不足による影響を正常化するには、小売側の調整も重要になるだろう。

今週の現物取引は枝肉が中心で、北部では100ポンド当たり350ドルと横ばいだった。生体牛は219.50ドルで少量の取引が成立。ビーフパッカーのマージンは、肥育牛の調達コストの低下とボックスビーフ価格の上昇によって改善したが、工場稼働の混乱により、牛肉総生産量は大幅に減少した。

ディーゼル燃料価格の上昇が、サプライチェーン全体のコスト上昇要因となっている。生体牛であれ、枝肉であれ、あるいは飼料穀物の輸送においても、ディーゼル燃料価格の急騰は牛肉サプライチェーン全体のコストを押し上げ、その負担は価格上昇という形でチェーン全体に転嫁されることになるだろう。

 

※2026年10月1日 CATTLE REPORT、グラフはUSDA-AMS

  チョイスのカットアウト価格の推移 (左)/主要5エリアの生体去勢牛価格の推移 (右)
 
 

第4四半期と2027年の牛価格見通しを大幅下方修正−USDA

 
 

米国農務省(USDA)は、2026年の残りの期間と2027年の肥育牛・肥育素牛価格の見通しを大幅に下方修正した。肥育去勢牛の価格は、5月上旬をピークに下落傾向が続いている。主要5地域の生体去勢牛価格は、8月に100ポンド当たり平均228.27ドル、9月第1週には219.06ドルまで下落した。

これを受けて、2026年の生体去勢牛価格見通しは、第3四半期230ドル、第4四半期225ドルに引き下げられ、2027年の年間平均予想価格も237.50ドルへと下方修正された。肥育素牛についても、最近の価格下落とメキシコからの輸入再開、飼料コスト上昇を踏まえて、第4四半期は335ドル、2027年は342.25ドルへと引き下げられた。

2027年の牛肉生産量見通しは、前月予測から1億4500万ポンド下方修正され、248億3500万ポンドとなった。2026年後半から2027年初めのフィードロット導入頭数は、従来の予想を下回り、2027年下半期には肥育牛の出荷が鈍化すると見ている。

 

※2026年9月25日 CATTLE BUYERS WEEKLY

 
 

世界の肉豚価格下落、輸出市場での競争激化

 
 

米国の豚肉価格の下落は、需要の弱さが要因だ。それに拍車をかけているのが、世界市場での競争激化である。米国の豚肉生産量の約4分の1は輸出に回され、モモやピクニックなど一部の部位では、輸出比率はほぼ半分に達する。

ブラジル、デンマーク、スペイン、カナダなど、主要輸出国の肥育豚価格は、前年を大幅に下回っている。下表は、各国の肥育豚価格をUSドル/kgで示したものだ。特に注目されるのは各国の前年比である。

現在、ブラジルの肉豚価格は前年を約42%下回り、世界有数の豚肉輸出国であるデンマークでも45%下落している。他のEU諸国の下落幅は、デンマークほどではないものの、ドイツ・イタリア・ポーランドでのアフリカ豚熱(ASF)の発生の影響と、スペイン産豚肉に対する輸入制限が、EU域内での価格競争の激化を招いている。

さらに、中国の関税措置も輸出市場に影響を及ぼしている。ブラジルは、中国の需要拡大への対応に加え、飼料生産の増加を背景に豚肉生産を拡大してきたが、現在は他市場への販売を積極化しており、米国産豚肉との競合が激化している。

米国産豚肉の主要市場の一つである日本市場では、ブラジル産豚肉の輸入量が前年比で70%以上増加。また韓国でも同35%以上の増加をみせている。さらに、これまで米国産豚肉にとって重要な市場であったドミニカ共和国やフィリピンでも、ブラジル産豚肉の輸入が増加している。

こうした動きは、米国の豚肉生産者が直面する需要面での課題を浮き彫りにしており、今後の繁殖豚群の増頭判断にも影響を与えると見られる。

 

※2026年9月21日 Pork Merchandiser’s Profit Maximizer

  世界の生体豚・豚枝肉価格の比較
 
生産動向

2027年の豚肉供給見通し、2026年と大差ない

 
 

生体豚と豚肉価格の下落と現在の飼料価格の高値によって、養豚業者は繁殖豚群のさらなる縮小を進めるのではないかとの憶測が飛び交っている。ただ、そうした予想は時期尚早だ。現在、生産者の採算性はマイナスとなっているものの、これまでの約2年半の間、豚肉生産者の収益は良好だった。

2023年の繁殖豚群縮小は、生産者が過去20年で最悪級の損失を被った後に起きた。現在の状況は当時とは大きく異なる。生産者は母豚を積極的に縮小はしないが、増頭する意欲も乏しいというのが現状だろう。

近く発表されるUSDAのホッグ&ピッグレポートでは、9月1日時点の母豚頭数が前回(6月1日)調査とほぼ同水準か、小幅減にとどまると予想される。これは2027年の豚肉供給が2026年と大きく変わらず、場合によっては減少する可能性があることを示唆している。

2027年の豚肉業界は、供給よりも需要動向が引き続き重要になるだろう。原油価格の大幅な上昇により、消費者の節約指向が強まっている。さらにSNAP(補足的栄養支援プログラム)の利用減少、GLP-1製剤の普及、人口増加率の鈍化、低所得世帯の債務負担増などが重なり、食品小売での消費支出が圧迫されている。

外食支出は増加している可能性があるものの、すべての業態が好調なわけではない。朝食向けのベーコンやソーセージ、昼食のサンドイッチ向けハムなど、比較的多くの豚肉製品を使用するQSRチェーンでは客数の減少が報告されている。

 

※2026年9月21日 Pork Merchandiser’s Profit Maximizer

  米国の繁殖母豚の飼養頭数の推移
  米国の養豚業者の生産者利益の推移
 
ワールドトレード

中国、ブラジル産牛肉にSG発動

 
 

中国税関総署の情報によると、9月29日に、ブラジル産牛肉の輸入量がセーフガード枠(年間110万6000トン)を完全に消化したことが明らかとなった。輸入量が規定数量の100%に達した後、3日目から現行の関税(12%)に55%の追加関税が課される。

ブラジル産牛肉に割り当てられたSG枠の消化ペースは、第2四半期に前倒し出荷が増えて、5月9日には枠の50%に達し、7月21日には80%を超え、8月10日には90%に到達していた。

SG発動までの残量が縮小する中で、ブラジル牛肉の輸出先には数カ月前から変化が生じていた。8月のブラジルの牛肉輸出量は19万5714トン(前年同月比27.1%減)で、前月比では14.1%減となった。中でも中国向けは1万6081トンと前月比80.6%減と急減していた。ブラジルの輸出業者は、中国向け出荷を抑えつつ、他の市場に振り向ける動きを強めている。

 

※2026年9月29日 FOODMARKET.com

 
リテール

全米豚肉月間の10月は、豚肉拡販の好機

 
 

豚肉業界にとって、10月は「全米豚肉月間(National Pork Month)」として販促の好機となる。豚肉価格が低下している現在、小売業者にとっては豚肉の販促を強化する材料がそろっている。

豚肉の小売価格は、依然として競争力を維持している。気温が下がるにつれて、消費者の食事メニューにも変化が表れ、ローストやショルダーなどのオーブン調理やスロークッカーに適した部位への需要が高まる。

また、アメリカンフットボールやテールゲートパーティーもグリル需要を支えており、ベーコンやソーセージなどの豚肉加工品も、秋の朝食や試合観戦時の需要増が見込まれる。USDAの小売販促データでも、実際に豚肉の販促チラシへの掲載は増加している。

ポークチョップの販促価格の全国平均は3.86ドルで、前年同期の3.78ドルを上回っているものの、ショルダーロースト(同2.22ドル)や骨なしスモークハムなどは前年同期を下回っている。小売業者は、値頃感のある部位を前面に打ち出し、それを軸に販促展開を広げていく余地があるだろう。

 

※2026年9月29日 FOODMARKET.com

 
フードサービス

外食支出を抑える消費者、店選びは値頃感と利便性

 
 

米国の消費者の外食支出は、やや持ち直しの兆しがみられるものの、利用客は価格に敏感で、店やメニュー選びに慎重になっている。Popmenu社の最新調査によると、米国の消費者の飲食店での支出は週平均100ドルで、2026年初めの水準からは増加したものの、依然として2025年6月を15ドル下回っている。

消費者は支出を抑える方法を積極的に探している。飲料やアルコールの注文を控えたり、デリバリー料金を節約するために店頭受け取りを選んだりと、より低価格の選択肢を探している。回答者の50%は「店頭受け取りを利用する機会が増えた」とし、48%は「クーポンやリワードポイントを利用」、47%は「より価格の安い飲食店を選ぶ」と回答している。

こうした変化は、単にメニュー価格の問題にとどまらない。同社によると、飲食店の値上げの余地はすでに限界に近づいており、再来店を促すには、値頃感や特典、利便性がこれまで以上に重要になっているという。

一方、消費者の80%は飲食店を探す際にGoogleなどの検索エンジンを利用すると回答し、27%はChatGPTなどのAIツールを利用している。また、80%が写真や動画、レビューが掲載されたメニューの方が選びやすいと回答している。

注文方法では、94%が「一般に手数料が高い第三者プラットフォームを利用するよりも飲食店の自社ウェブサイトから直接注文する」ことを望んでいる。飲食店にとって、オンライン上で見つけてもらいやすいことや、ストレスなく注文できる仕組みづくりが、メニュー価格と同じくらい重要になりつつあることを示している。

 

※2026年10月1日 FOODMARKET.com

 
USMEFインフォメーション

焼肉ビジネスフェア大阪でアメリカンミートパビリオン展開
輸入販売企業15社との共同でUS産ブランドミート訴求

 
 

米国食肉輸出連合会(USMEF)は、10月14〜15日の2日間、インテックス大阪で開催される「焼肉ビジネスフェア大阪」に出展。米国産食肉を輸入販売する企業との共同出展により、「アメリカンミート パビリオン」を展開し、米国産の多彩なブランドビーフとブランドポークを紹介します。

「アメリカンビーフ パビリオン」には、米国産のブランドビーフを輸入販売する10社とオリジナルブランドポークを輸入販売する5社が出店します。各社のこだわりが詰まった多種多様なアメリカンビーフ・アメリカンポークの商材が一堂に介する貴重な機会です。是非とも来場の上、アメリカンミートのバラエティに富んだ商品力を確認いただき、今後の商品購入にお役立てください。

ブランドビーフ、ブランドポークの出展企業は以下のとおりです。USMEFブースでは、各種ガイドブックの配布及び販促提案、試食サンプルも用意しています。

【ブランドビーフ出展社】   【ブランドポーク出展社】
  • ❶住商フーズ株式会社
  • ❷丸大食品株式会社
  • ❸エスフーズ株式会社
  • ❹テンダープラスジャパン株式会社
  • ❺株式会社アイコン アグリ
  • ❻スターゼン株式会社
  • ❼伊藤ハム
    米久ホールディングス株式会社
  • ❽ハニューフーズ株式会社
  • ❾日本ハム株式会社
  • ❿日鉄物産株式会社
 
  • ❶日本ハム株式会社
  • ❷プリマハム株式会社
  • ❸住商フーズ株式会社
  • ❹伊藤ハム
    米久ホールディングス株式会社
  • ❺ハニューフーズ株式会社
 
 

アメリカ生まれの食の祭典「Porktober」で多彩なイベント

 
 

10月はアメリカンポークを食べつくせ!!―米国食肉輸出連合会(USMEF)は、2021年10月からアメリカ生まれの食の祭典「Porktober(ポークトーバー)」キャンペーンを展開しています。

6年目となる今年は、全国のスーパーやネットスーパーで購入したアメリカンポーク商品のレシートと値札シールの画像を応募フォームにアップすると、抽選で1060名に賞品が当たる消費者プレゼントキャンペーンをUSMEFのWebで展開するとともに、アメリカンポークのおいしさと魅力をより多くの方に気軽に楽しんでいただくために、メディアとのタイアップで多彩なイベントやフェアを展開しています。
※USMEFのプレゼントキャンペーンの詳細は下記参照
アメリカ生まれの食の祭典。ポークトーバーフェスキャンペーン

 
 

イベントでは、愛知県名古屋市のSAKAE HIROBAS(サカエヒロバス)で10月10〜12日の3日間、ZIP-FMと共同で「PORKTOBER FEST in NAGOYA 2026 supported by ZIP-FM〜アメリカンポークを楽しむ3日間〜」を開催。

同フェスには、アメリカンBBQ日本一決定戦で準優勝を獲得した「Afro‘s BBQ」が初出店して「プルドポーク・ケイジャン・ココ・コーン」を提供したのをはじめ、全米キューバサンドフェスでグランプリを受賞した「DUCK DIVE」など、東海・名古屋地区で人気のバーガーやキューバサンド、BBQなど12店が出店しました。

◆出店店舗とメニュー一覧は
https://zip-fm.co.jp/news/801f1ed4-f38c-4d70-8315-8cf2e0797201

大阪では、昨年に引き続きABCラジオとグランフロント大阪の協力の下で、「ポークトーバーフェス プレゼントキャンペーン」を10月1〜30日まで展開しています。期間中、グランフロント大阪ショップ&レストランの一部店舗でアメリカンポークを使った特別メニューが提供されます。

対象メニューを食べて応募フォームに画像をアップされた方の中から、抽選でABCラジオの番組「朝も早よから芦沢誠です/柴田博です」のパーソナリティによる「ABC社食にご招待!アメリカンポークを味わうお食事付きイベント参加」(ペア15組30名)をはじめ、B賞「オリジナル豆皿(全2種)」(30名)、C賞「アメリカンポークロースかたまり500g」(40名)をプレゼント。

10月25日には、イオンスタイル伊丹で芦沢誠氏と柴田博氏のミニトークショーなどのイベントも実施します。
グランフロント大阪ショップ&レストランでの対象メニューはこちら

 
 
 

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