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USDAのロリンズ長官は8月31日、「ランチャーズ・ファースト・イニシアチブ」を発表した。これは、米国の牛群の再構築を進め、牧場主を国内食料供給の中心に据えるための包括的な施策で、2025年10月に発表した「米国牛肉産業強化計画」を基盤としている。
同イニシアチブの主な施策は以下のとおり。
繁殖用未経産雌牛の保留を支援する新たな仕組み
家畜リスク保護(LRP)保険に、新たな「Beef Retention and National Development(BRAND)」特約を設けて、牛群再構築を支援する。生産者が未経産雌牛を繁殖用として保留する「経済的価値」を、2年間にわたって保険でカバーする。加入時点の予想による「と畜価値」を基準に補償額を設定し、実際の「と畜価値」が繁殖用として保留する「経済価値」を上回った場合、その差額を補償する。
ECPと草地CRPの活用拡大
山火事などの自然災害からの復旧を早めるため、牧草地保全留保プログラム(CRP)の対象地において、緊急保全プログラム(ECP)を利用できるようにする。
これにより牧場主は、重要インフラを早期に復旧して、損失を抑えることができる。
地域の食肉処理能力を引き続き強化
小規模・地域の牛肉処理施設を支援する「Strengthening Processing for U.S. Ranchers(SPUR)」プログラムに続き、新たに「SPUR保証融資プログラム」を創設。食肉処理業者による協同組合の設立、小規模事業者の事業拡大、処理対象となる畜産物の多様化などを支援し、地域の食肉処理能力を強化する。
連邦政府の食品調達における米国産牛肉の優先
連邦・州政府機関(刑務所、病院など)において、その地域で処理された米国産牛肉の調達を優先する。学校給食に健康的な食品を増やす「Harvest to Hallways」イニシアチブに続くもので、USDAは、保健社会福祉省に加えて司法省・退役軍人省・戦争省とも食品調達の分野連携する。
新規就農者・牧場主への支援
新規就農者・牧場主に対し、事業開始から最初の10年間の税額削減の支援を拡充し、その期間を通じて保険料補助を引き上る。新規牧場主は、農地、家畜、設備の購入に利用できる農業サービス局(FSA)の専用融資のほか、天然資源保全局(NRCS)による無償の保全・放牧管理支援、家畜保険によるリスク管理、州コーディネーターによる支援を利用できる。
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