メモリアルデー(5月25日)の連休における牛肉販売は、予想より低調だったようだ。パッカーは、連休による生産減と6月からの需要好転が、カットアウト価格の上昇に繋がることを期待している。
アナリストによると、5月28日のパッカーマージンは1頭あたり266.90ドルの赤字だった。これは一週前の323.02ドルの損失から縮小しているが、生体牛の仕入れ値は依然として苦しい状況が続いている。
5月第3週の主要5州の去勢牛価格は、生体牛が100ポンドあたり平均260.49ドル、枝肉は同410.24ドルだった。前週比ではそれぞれ0.36ドル、0.83ドルの下落。同週のカットアウト平均価格は392.82ドルで、前週比1.70ドル高。チョイスは389.95ドル、同2.03ドル高だった。
5月最終週には、前半4日間でチョイスが2.05ドル上昇した。アナリストは、「この時期は季節的に輸出も増加する。カットアウト価格がようやく勢いを取り戻す可能性がある」という。連休の売れ行きは期待外れだったとの指摘もあるが、「消費者は、連休用の食材をダウングレードしている。ステーキからハンバーガーに、牛肉から手羽先にシフトした結果、総じて低価格帯の商品の売れ行きが好調だった」という。
それでも、カットアウト価格は短期的には上昇するとの見通しは変わらない。本格的なBBQシーズンに入り、父の日(6月21日)に向けて週末の需要は増加するだろう。その後には7月4日の独立記念日・建国250周年が控えているからだ。
今後の懸念は、牛肉価格の高値に需要がどこまでついてくるかだ。牛肉の小売価格は4月に過去最高値を更新した。チョイスは前月比0.38ドル高の10.47ドルを記録し、牛ひき肉価格も0.20ドル上昇。前年同月比ではいずれも19%高の水準だった。これに対して、豚肉と鶏肉の価格は前年同期を下回ったままだ。
インフレ懸念が強まる中で、いわゆる「ダウングレード消費」がさらに進み、強いては高価格帯の商品そのものを購入しないという動きが強まる可能性もある。
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