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今春はハム(モモ)の価格変動が激しかった。23-27#ボンインハムは2月中旬に100ポンドあたり80ドル台半ばで取引されていたが、3月末までに70ドルまで下落した。しかし、この安値に輸出向けの手当が活発化したこともあり、4月16日には96ドルを超え、3週間前と比べて36%上昇した。
通常、こうした急騰の後には調整局面が訪れている。しかし、と畜頭数は6月までに週当たりで240万頭を下回ると予想される。大局的に見れば、豚肉需要は安定している。スポット市場の短期的な変動に惑わされないことが大切だ。
豚肉はかつてないほど牛肉との競争力を高めている。小売販売戦略の改善により、過去4年間、豚肉価格は晩春から夏にかけて顕著に上昇する傾向が見られた。今年も同様の展開になると予想される。
ロインの価格は、ごく短期的には横ばいで推移している。ボンレスロインは5・6月には小売需要が改善し、季節的な畜頭数の減少と相まって価格は上昇傾向に向かう見込みだ。
ポークバットの価格は、前年を上回って推移しており、と畜頭数の減少と季節的な需要増加に伴い、5月にはさらに上昇すると予想される。ピクニックの価格は、前週にわずかに下落したものの、全体的な傾向は上昇しており、この傾向は5・6月も続くだろう。
スペアリブの価格は、上昇に転じており、例年のこの時期の季節的な傾向と一致している。牛肉価格の高止まりによって、スペアリブの価格は第2四半期も堅調に推移することが見込まれる。
ベリーの価格は、前週に大幅下落したが、その一因はと畜頭数が250万頭を超え急増したことにある。QSR(クイックサービスレストラン)の需要が不安定なことは、ベーコン需要には若干の逆風となる可能性もあるが、現在の価格水準であれば、加工業者は5月下旬から6月にかけての販売予約を確保できるだろう。
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