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TRADER'S Be & Po

vol.423 Apr.24.2023
 
米国食肉輸出連合会
NEWS CONTENTS
市況ニュース 生体牛の現金価格が最高値を更新
生体豚先物に値下げ圧力、小売・加工需要に不透明感
生産動向 経産牛のと畜減少で牛ひき材価格が上昇
ポーク関連ニュース 2月の豚肉輸出量4.5%増、バラエティーミート20%増
トピック 初のサステナビリティ最高責任者を任命―NPB
フードサービス TGIフライデーズが史上最大の「Big AF Burgers」発売
USMEFインフォメーション 2023おうちで食べよう!施策、新たにソース小袋3種
マーケット・データ 生体牛・豚価格、カットアウトバリュ、穀物先物価格
ファクト・シート ポーク(2023年2月)米国の輸出、
と畜頭数・枝肉生産量、飼養動向、日本の輸入量
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市況ニュース

生体牛の現金価格が最高値を更新

 
 

生体牛の現金取引価格は、4月第1週に急上昇し、過去最高値を記録した。フロントエンド(肥育日数150日以上)の牛の供給が減少していることに加え、枝肉重量が前年を大きく下回っている中で、パッカーがイースター(4月9日)明けの手当を増やしたことが要因。特に高品質牛の引き合いが強く、北部の牛が最高値をつけて南部との価格差が拡大した。

3月最終週の生体牛の平均価格は100ポンド当たり168.74ドル、枝肉価格は270.36ドル。それぞれ前週比で4.33ドル高、5.30ドル高だったが、4月1週はさらに続伸し、北部で生体牛が172〜177ドル、枝肉は275〜280ドルに上昇。南部でも生体牛が170ドルを付けた。これまでの生体牛の最高値は、2014年11月29日の週の171.38ドル、枝肉は2015年1月10日の週の270.26ドルだった。

生体牛の急上昇に連動して、カットアウト価格も上昇した。3月最終週のカットアウト(カット・ひき材・トリム)平均価格は283.79ドル、前週比1.12ドル。チョイスは282.61ドル、同1.61ドル高だったが、4月第1週はチョイスが前半5日間で7.58ドル上昇し、289.65ドルをつけた。セレクトは5.91ドル高の276.63ドル。

アナリストは、「カットアウト価格は5月中旬のピークへ向けた上昇トレンドに入る時期だ。今年これまでの週当たり平均と畜頭数は、前年比で119万3000頭少ない。これはと畜日数に換算するとおよそ2日分に等しい。先物市場は、高値による需要の低下リスクを過度に見込んでいるが、牛肉需要はこれから年間で最も高まる時期へと突入するため、周期的な上昇トレンドから外れることはないだろう」と予想している。

 

※2023年4月10日 CATTLE BUYERS WEEKLY

 
 

生体豚先物に値下げ圧力、小売・加工需要に不透明感

 
 

生体豚の先物価格が続落している。年始から積み増しされてきた豚肉在庫の評価が下がり、それがまた値下げ圧力となる状況に陥っている。

ベリーを例に取れば、加工筋は1〜2月に90ドルで購入し、春の後半に130ドルで売り出すことを見込んでいたものの、現在のベリー価格は85ドルを割り込んでおり、在庫を処分すれば含み損が確定することになる。

夏季に決済期限を迎える先物は、3月上旬から下げ続けている。ベリー価格が低迷していることが要因の一つだが、この3週間のカットアウト価格の下落を主導しているのはモモの価格だ。

3月13日以降、カットアウト価格は全体平均で100ポンド当たり11ドル(12%)下落したが、そのほぼ半分はモモの下落によるものだ。モモのプライマル価格は92ドル近辺だったものが、4月7日には73ドルまで下落。骨付きモモは62ドルまで低下している。

モモ価格の軟化には季節的な要素もある。例年、モモ価格はイースターの数週間前にピークを迎え、その後に低下する。USDAによると、3月31日までのモモの週間販促数が前年比で10%減少している一方、各種モモの小売価格は2ケタ台の上昇を示している。卸売価格が下落しても、それが小売価格に反映されるまでには時間がかかる。

過去2〜3年間のカットアウト価格の高値は、必ずしも消費者需要と一致したものでなかった。価格がどこまで低下すれば在庫消化が進むのか、加工業者や小売業者の模索が続きそうだ。

 

※2023年4月10日 Pork Merchandiser’s Profit Maximizer

  生体豚のCME先物価格と現金取引価格指標
  カットアウト価格の構成パーツ毎の前年比増減
 
生産動向

経産牛のと畜減少で牛ひき材価格が上昇

 
 

経産牛のと畜頭数が、前年比で大幅に減少している。これに伴い、90CL(赤身率90%の牛ひき材)および50CL(同50%)の価格が上昇している。3月最終週の平均価格はCL90が100ポンド当たり273.76ドル、CL50は144.08ドルだった。

オクラホマ州立大学のダレル・ピール氏によると、今年これまでの乳用牛のと畜頭数は前年比0.9%増だが、肉用雌牛は13.6%減と大幅に減っている。3月の経産牛の平均枝肉重量は646ポンド(前年同月11ポンド減)。雄牛のと畜頭数は前年比14.6%減、過去4週間の平均枝肉重量は854ポンド(同26ポンド減)。

同氏は、「2023年の牛肉生産量は、干ばつの継続度合いにより前年比で4.6〜6%の幅で減少すると見られるが、特に今後急激に減少することが予想され、供給面の圧力が強まることで、牛ひき材の価格は底堅い展開が続くだろう」という。

経産牛のと畜減少によって90CLの価格が上昇し、肥育牛のと畜減少によって50CLの価格が上昇する中で、牛肉の在庫は前年比5.9%減。季節的な減少もあるが、年間を通して経産牛のと畜数および在庫が多かった昨年とは対照的な状況だ。

季節的なグリル需要によって、一部のビーフカットと牛ひき材の価格はさらに上昇する可能性もある。夏場の牛肉需要の幕開けとなるメモリアルデー(5月最終月曜日)の連休に向けた手当を注視する必要がある。

 

※2023年4月10日 CATTLE BUYERS WEEKLY

 
ポーク関連ニュース

2月の豚肉輸出量4.5%増、バラエティーミート20%増

 
 

2月の米国産豚肉輸出量は17万1755トン(前年同月比4.5%増)と前年を上回ったが、日本と韓国向けの鈍化により、2021年および過去5年平均を下回った。

輸出額で第2位の日本向けは、輸出量2万8143トン(同10.8%減)、輸出額1億1200万ドル(同18%減)。最大の輸出市場は引き続きメキシコで、2月の輸出量は6万5289トン(同0.4%増)とほぼ横ばいだった。

一方、ポークバラエティーミートの2月の輸出量は同40%増加した。最大の市場である中国向けは2万5844トン(同52%増)、メキシコ向けは1万1542トン(同32%増)。

3月の豚肉輸出量は、前年同月比で4%増と見られ、4・5月の輸出見通しも堅調だ。過去4週間の豚肉類の総輸出量は、前年同期を約20%上回っており、今年これまでの累計豚肉輸出量は前年同期比11.4%増となっている。

 

※2023年4月10日 Pork Merchandiser’s Profit Maximizer

  米国の豚肉類の輸出量の推移
 
トピック

初のサステナビリティ最高責任者を任命―NPB

 
 

全米豚肉委員会(NPB)は4月10日、初のチーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO)に、ジェームズ"ジェイミー"バー氏を任命し、新たに公衆衛生・動物福祉・環境の専門家5人からなる「サステナビリティチーム」が発足したことを発表した。同チームは、NPBが昨年発表した「豚肉産業のサステナビリティの目標と指標」を推進する責務を担う。

バー氏は、ミズーリ州南部の養豚農家で育ち、ミズーリ州立大学で土壌科学修士号と農学の理学士号を取得。1999年にタイソンフーズに入社し、環境コンプライアンスのディレクターや家畜生産事業の環境リーダーなどを務めた後、NPBへ入職した。タイソン社では、特に温室効果ガスに関する科学的目標や森林破壊と、土地管理に関する目標の策定を主導した。

NPBのビル・エヴァンCEOは、「バー氏のリーダーシップは、すでに業界のサステナビリティ・ビジョンの形成に貢献している。CSOの役割は、生産者、サプライチェーンのパートナー、投資家、そして消費者の間をつなぐことだ。同氏はこれらの全てを知っており、ビジネスや消費者を理解し、サプライチェーンの中の利害関係者との関係構築がいかに重要かを理解している」とコメント。

バー氏は、「このチームを率いて、業界のサステナビリティの枠組みを形成し、共有する責任を担うことは大変光栄だ。私たちには、生産者が掲げた明確な目標と基準がある。スタッフと協力し、努力と成果を報告できることを楽しみにしている」と述べている。

 

※2023年4月10日 NPB news Release

 
フードサービス

TGIフライデーズが史上最大の「Big AF Burgers」発売

 
 

TGIフライデーズは、過去最大級のハンバーガーと人気のアペタイザーを組み合わせた新メニュー、「Big AF Burgers」5品の発売を開始。「サイズも味も妥協しない、革新的な必食の5品」としてメニュー選びの迷いを打破する新戦略を打ち出している。

文字通り巨大な新メニューは、6オンスのパティを大胆に味付けして炭火で焼き上げ、「サウスウェストポテトツイスト」などのアペタイザーを添えたボリューム満点のバーガー。

新しいラインナップは、オリジナルのウィスキーソースで焼き上げたテンダーリブに、ベーコン・チェダー・スパイシーアイオリなど七種をトッピングした「フライデーズシグネチャー・ウィスキー・グレーズ・ブレーズ・バーガー」をはじめ、ローストビーフとケソ(メキシコの生チーズ)をかけたピクルス、エッグロールを串刺しにしたフィラデルフィアの伝統料理をアレンジした「フィリー・チーズステーキ・バーガー」や、「サウスウェスト・トルネード・ツイスト・バーガー」「バッファロー・ウィングマン・バーガー」「ナッシュビル・ホット・チキン」の5つ。

同社のマーケティング担当副社長は、「Big AF Burgersは、お客様の人生のあらゆる瞬間を盛大に祝うことを目指している。これらの"私たちが大きくなり続ける"ための新メニューを通して、最高の体験と楽しい食事を提供したい」とコメントしている。

 

※2023年4月5日 FOODMARKET.com

 
 
USMEFインフォメーション

2023おうちで食べよう!施策、新たにソース小袋3種

 
 

米国食肉輸出連合会(USMEF)は、ご好評いただいている「アメリカンポーク おうちで食べよう!」キャンペーンの2023年春夏向け施策として、新たにソース小袋3種を用意しました。

新たに提案するメニューとソースは、下記の3種です。いずれも、おうちで簡単に、本格的なアメリカンポーク料理を食べていただくために開発したものです。アメリカンポークの販売促進にご活用下さい。

なお、提案メニューのB5POPは下記サイトよりダウンロード可能です
https://www.americanmeat.jp/trd/publications/tool/download/index.html

 
 
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    マーケット・データ

     
     
     
     
     
     
     

    ビーフ・ファクト・シート