COVIT-19の感染拡大により、一時的に閉鎖していた米国の食肉加工工場の多くが稼働を再開。5月第3週(11〜16日)のと畜頭数は牛肉、豚肉ともに大幅に回復しました。
同週の豚のと畜頭数は、前週(177万5000頭)に比べ32万8000頭増の210万3000頭に達しました。牛のと畜頭数も49万9000頭で、前週(45万2000頭)に比べ4万7000頭増と大幅に回復しました。
米国のドナルド・トランプ大統領は4月28日、食肉のサプライチェーンを重要な社会インフラと位置づけ、「国防生産法」に基づき、食肉加工工場の稼働継続を促す大統領令に署名しました(既報)。
これを受け、米国疾病対策センター(CDC)および労働安全衛生局(OSHA)は食肉加工工場が労働者の安全確保を維持しながら、稼働を継続するためのガイドラインを示しました。このガイドラインに沿って、一時閉鎖していたパッカーの加工工場が相次いで稼働を再開しており、米国の食肉生産、供給体制は安定回復への軌道が確実になりました。
なお、CDCのガイドラインならびに直近のマーケット動向等につきましては5月25日配信予定の「Trader’s Be&Po vol.355号」でお伝えする予定です。米国食肉輸出連合会(USMEF)は引き続き、関係機関・メンバー企業と連携し、アメリカン・ミートに関する正確な情報提供と販売サポート活動に努めていきますので、何卒、ご理解とご協力の程をよろしくお願い申し上げます。
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