全米豚肉委員会(NPB)はPEDvの広がりを防止するための研究と対策に追加資金65万ドルを投入。また、新たにゲノム・アルバータと契約し、研究資金50万ドルをポークチェックオフから拠出することも決定した。さらに、米国とカナダの養豚、獣医師、飼料、レンダリング、血漿タンパク質生産者などの関係5団体と新たにコラボレーションし、PEDvのリスクの特定や情報共有で連携していくことも発表した。
追加資金はPEDvの感染に関係する飼料の研究はじめ、繁殖雌豚の免疫に関する問題の特定、感染の識別、バイオセキュリティ・リスクの知識普及などに使われる。これにより、2013年6月以降、チェックオフから拠出されるPEDvの研究、対策費は170万ドルに達するが、カレン会長は「豚肉生産者はこの数十年で最も深刻で壊滅的な疾病に直面している。食品の安全性には全く影響ないが、産業への影響と消費者への安定供給との観点からもPEDv対策は最優先課題だ」と述べている。
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