会員制ホールセールで全米1位のCOSTOCO(以下コストコ)がポークロインの拡販で4ドル・クーポン付きの強力なプロモーションを展開し、豚肉の需要拡大に貢献している。コストコは、小売市場で全米2位の規模をもつ巨大チェーンで、世界各国で622店 (米国内449店)を展開。合計 6,910万のカード会員を有する。
同社のポークバイヤーであるスコット・オルガ―氏は「われわれのキャンペーンは冷凍ではなく、高品質の新鮮な豚肉で実施。ポーク・チェックオフとのパートナーシップにより、われわれの会員にサンプルとともに、お買い得情報や料理提案などを組み合わせた総合的な提案を行った。1月の販売では、ボンレスポークのロインチョップとロースト用について4回も販促を実施した」という。
同社が毎月発行している会員向け情報誌「コストコ・コネクション」の1月号ではポークロインの特集記事を見開き2ページで掲載した。「コストコ・コネクション」は860万部以上が発行され、会員に毎月郵送される。店頭やオンライン(Costco.com)で入手することもできるため、広範な消費者に情報が発信された。店頭では1週間にわたる試食販売も行われ、大きな反響を集めた。
ポーク・チェックオフの国際リテール・マーケティング マネージャーのメリッサ・ラーシュ氏は「コストコはキャンペーン期間中にポークのクーポンを4回提供した。同社のクーポン利用率は他の小売チェーンよりも高く、消費者に強いインパクトを与えることができた。豚肉の需要が停滞しているこの時期に、コストコの食肉部門で歴史的にも最大のプロモーションが展開されたことは意義深い」とし、今後も同社と連携したプロモーションを展開していく予定である。
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