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TRADER'S Be & Po

vol.203
 
米国食肉輸出連合会
NEWS CONTENTS
市況ニュース 需要低迷が牛肉価格の更なる値下げ圧力に
輸出減少で豚肉市場は弱気に
飼料関連ニュース 2013年の作付け予想、とうもろこしは拡大
アジアンマーケット 中国の豚肉価格が続落
メニュートレンド イースターに最も人気があるのはハム
インフォメーション 新しいポスター「アメリカン・ビーフが熟しました。」
マーケット・トレンド 生体牛・豚価格、カットアウトバリュ、穀物先物価格
ファクト・シート ポーク(2013年1月)
米国の輸出、と畜頭数・枝肉生産量、飼養動向、
日本のアメリカ産ポークとポーク調整品輸入量
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市況ニュース

需要低迷が牛肉価格の更なる値下げ圧力に

 
 

牛肉の需要低迷はすでに2週間続いており、ボックスビーフと生体牛の価格はさらに値下がりしそうだ。カットアウト価格(枝肉100ポンド当たり)は190ドル割れとなり、肥育牛価格も1〜2ドル下がる可能性がある。3月第3週は生体牛が124〜125ドル(100ポンド当たり)、枝肉は198ドルで取引された。これらの価格は前週の平均よりも2ドル安くなっている。牛肉ならびに生体牛市場は4月第2週には安定し、上昇に転じると期待されている。しかし、一部のアナリストが予想するような記録的な水準にまで値を戻すかどうかは、BBQシーズンの需要と、小売業者がどれだけ積極的に牛肉を販売するかにかかっている。2月初旬までは販促を仕掛けやすい価格だったが、その後は上昇し、値ごろ感がなくなっている。対照的に、豚肉はラクトパミンの規制のためにロシアや中国への輸出が減少し、国内供給が潤沢である。鶏肉も安値になっており、小売業者はBBQシーズンに牛肉よりも豚肉や鶏肉を拡販するかも知れない。

 

※2013年3月25日 CATTLE BUYERS WEEKLY

 
 

輸出減少で豚肉市場は弱気に

 
 

アイオワ州ならびにミネソタ州の豚枝肉価格(100ポンドあたり)は、3月23日の終値が前日比2ドル安の70.57ドルとなった。安値は前日より12ドルも安く、前年同期を15%も下回った。標準的な赤身率の肥育豚の国内卸売市場での価値は低下し続けている。現在の価格は2010年12月以降で最も安い。その要因の一つは、米国産豚肉の輸出が著しく減少していることだ。とくに、中国向けの大幅減少と日本向けが予想以上に伸びていない。輸出統計は2カ月遅れで公表されるが、輸出関係者によると2月と3月の輸出量はかなりスローダウンしたようだ。 当初、第1四半期の輸出量は13億2000万ポンド、前年比8.6%減と予想していたが、最終的には10%以上の減少となるかも知れない。さらに、中国に輸出される予定であった1億1000万ポンドを、他の市場に輸出するか、国内市場で吸収しなければならなくなっている。対日輸出量も第1四半期には10%減少する可能性がある。円安・ドル高がマイナス要因となっている。韓国向け輸出も2〜3月はたぶん落ちているだろう。メキシコは引き続き増加が見込まれるが、モモの価格は急速に下落している。メキシコの増加分は他の市場の減少で相殺される。さらに、ロシアの問題がある。ロシアには昨年の第1四半期に約4500万ポンドを輸出しているが、ラクトパミンフリーの豚肉は一部のパッカーしか対応できず、現在の予測では、ロシア向け輸出は30%減少するとみられる。

 

※2013年3月25日NPB pork merchandiser's Profit Maximizes Retail Edition

 
飼料関連ニュース

2013年の作付け予想、とうもろこしは拡大

 
 

USDAは、2013年のとうもろこしの収穫、作付け予想に関する今年1回目の主要レポートを公表した。それによると、作付面積は2012年に比べとうもろこしはわずかに拡大、大豆はわずかに縮小、小麦類は1%拡大すると予測される。

とうもろこしの生産者は、2013年に9730万エーカーの作付けを目標としている。これは昨年の面積よりわずかに広く、2011年に比べて6%増。もし実現すれば、1億200万エーカーと予測された1936年以来、最も広い作付面積となる。

大豆の2013年の作付面積は7710万エーカーと推定され、昨年に比べやや縮小するが、実現すれば過去4番目に広い規模となる。2012年と比較して、ノースダコタ州を除くグレートプレーンでは縮小する。イリノイ州とノースダコタ州で最も面積が拡大し、ネブラスカ州とミネソタ州では大きく縮小すると予測されている。

小麦の2013年の作付けは、2012年比1%増の5640万エーカーと見込まれる。2013年の冬小麦の作付けは4200万エーカーで同2%増、春小麦は1270万エーカーで同3%増と予測される。デュラム小麦(マカロニ等の原料)は175万エーカーで18%減の予測である。

  とうもろこしと大豆の作付け面積の推移
 
アジアンマーケット

中国の豚肉価格が続落

 
 

中国の生体豚価格が続落している。先週の価格は13.78元(kgあたり)で前年同期に比べ12〜13%安、1月末時点との比較では20%安となった。価格の季節変動は2012年と2010年に似ているが、2010年に比べると、まだ37%も高値にとどまっていることに留意する必要がある。過去の傾向に基づくと、価格は今後数週間で安定する。4月上旬の「清明節」により食肉消費は増えるであろうが、潤沢な豚肉の供給は市場の圧力となろう。豚価対とうもろこしの価格比率は3月第2週に5.5:1近くになり、収益性指標の6:1を下回っている。このため、中国政府は価格安定のために、すぐにでも冷凍豚肉の準備購入を発令する可能性がある。

 

※出展はBoyar

  中国の生体豚の価格推移(kg/元)
 
メニュートレンド

イースターに最も人気があるのはハム

 
 

全米レストラン協会(NRA)のイースター(復活祭)の食事に関する調査によると、イースターの食卓で最も好まれる食品はハムであることがわかった。イースターの外食消費者の半分以上はハムを求めている。これは、アメリカ人の成人の少なくとも14% または3300万人。また37%はイースターエッグも必要としているが、ラムを支持するのは回答者の7%にとどまっている。外食する場所は、イースターの日曜日にディナーレストランで祝うとするのが44%、ランチで選択するとの回答が46%。回答者の51%はビュッフェ形式を求めている。

 

※2013年3月26日 MeatPoultry.com

 
インフォメーション

新しいポスター「アメリカン・ビーフが熟しました。」

 
 

USMEFは、アメリカン・ビーフの輸入条件が改正された今年を重要な年と捉え、新しいメッセージとともに、広告データを新しく用意しました。コピーは「アメリカン・ビーフが熟しました。」。2013年のアメリカン・ビーフの活動では、このデザインを多くの消費者の方に見ていただき、アメリカン・ビーフのおいしさを伝えていきます。さまざまな媒体に掲出する予定です。販促物として使用いただくことも可能です。

  アメリカン・ビーフが熟しました。
 

 

マーケット・データ

 
 
 
 
 
 

 

ポーク・ファクト・シート