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TRADER'S Be & Po
NEWS CONTENTS
市況ニュース 肥育業者、高値狙いで出荷を保留
4月度飼養頭数は横ばい
業界ニュース 第1四半期輸出 : 豚肉増加、牛肉は輸出量減少
2013年食肉生産量予測 : 豚肉増産、牛肉減産
来期トウモロコシ・穀物飼料は増産
USMEFニュース 米国で発生した非定形BSEについてのAPHISの発表(要点)
USMEF、ニューオーリンズで総会と商品展示会を開催
全米天候/作柄状況 各地の干ばつ監視・天気予報
米国食肉市場ニュース 牛肉(牛肉市況 5/14〜5/18)
豚肉(豚肉市況 5/14〜5/18)
マーケットデータ 先物取引価格(5月18日現在)
市況ニュース
 
肥育業者、高値狙いで出荷を保留
 

5月の生体牛現金取引価格は、予想に反して高値で推移している。出荷可能牛頭数が前年比で大幅に増加するという予測のもと、5月1日の6月分生体牛先物相場は、終値で113.52ドルをつけた。しかし、5月1週の生体牛現金取引価格は平均120〜121ドルに上昇し、2週目も高値が続いた。3週の5月17日、6月分先物相場は終値117.92ドルだった。アナリストによると、先物相場が抵抗点を越え、春の最安値には戻らないことを示唆している。

注目が集まる出荷可能牛頭数について、一部のアナリストは、5月1日現在の頭数は昨年に比べて少なくとも60万頭多いと推定している。しかしパッカー側によると、と畜数増加に必要な頭数の確保に苦労しているという。牛は一定の期間内に出荷する必要があるため、肥育業者が頭数を控えめに発表しているせいだとアナリストは述べている。加えて昨年のこの時期と同様にグレードが落ちている。2月最終週は66.09%の牛がチョイスに格付けされたが、4月最終週には62.53%に下がった。

※2012年5月21日 Cattle Buyers Weekly
 
4月度飼養頭数は横ばい
 

5月1日現在の飼養頭数(1,000頭以上のフィードロット対象)は、導入頭数が増加した昨年4月より大幅に減少したことから、前年比でほぼ横ばいとなった。導入頭数減少の原因として、牧場の状態の改善、肥育業者の赤字、肥育牛の供給頭数減少を挙げている。

導入頭数は前年割れが続く見込みだ。5月の導入頭数は、国内に残っている肥育牛の減少により、かなり少ない可能性がある。導入頭数と肥育頭数の減少は、現在の先物相場が示唆する以上に、9月から年末までの肥育牛価格を下支えするかもしれない。これによって、肥育業者の赤字も緩和されるだろうとアナリストは述べている。

※2012年5月14日 Cattle Buyers Weekly
業界ニュース
 
第1四半期輸出 : 豚肉は増加、牛肉は輸出量減少
 

第1四半期の米国の豚肉(バラエティミートを含む)輸出量は、前年同期より8%増の59万8,000トン。輸出額は20%も増加して16億ドルを超えた。

牛肉は、輸出額が4%増の12億5,000万ドルを記録したが、輸出量は10%減の26万6,388トンに落ち込んだ。

米国の豚肉輸出量は、引き続きメキシコ向けが1位、中国/香港も2011年下半期は極めて好調だった。牛肉輸出量でもメキシコ向けは13%減少したが、依然として首位で、カナダ向けも昨年並みの輸出量があった。

BSEの影響により、日本向けの牛肉輸出量は7%減の2万9,695トンにとどまったが、輸出額は10%増の1億9,400万ドルに達した。日本市場では、オーストラリア産牛肉の対日輸出が2012年度14%減少し、米国産のシェア増大が続いている。(%はいずれも前年同期比)

※2012年5月11日 Meatingplace.com
 
2013年食肉生産量予測 : 豚肉増産、牛肉減産
 

米国農務省(USDA)は最新の世界農産物需給推計(WASDE)で2013年の食肉関連の予測を発表した。生産量は、豚肉・鶏肉の増産が牛肉の減産を十分補って、2012年を上回る見込みだ。

飼料費の値下がりと、下降気味とはいえ比較的高い成豚・ブロイラー・ターキー価格が、引き続き豚肉・鶏肉増産の動機づけになると予測している。

【牛肉】

2013年は肥育牛不足やと畜頭数減少の影響で減産になる。牛肉の供給不足と生体牛の高値のため、輸出が制約される。

2012年は枝肉重量やと畜頭数の増加で増産が見込まれる。輸出は第1四半期実績で減退が予想されるため、前月予測値から下がっている。一方、肉牛頭数減少と出荷保留頭数の増加でと畜数が減少するため、輸入は増加する見通しだ。

【豚肉】

2013年は枝肉重量が多少増加し、わずかながら増産となる。

分娩数の増加はわずかだが、1頭当たりの産子数の伸びが続くため、2012年と同じペースでの豚肉増産が期待される。

供給量の増加で成豚価格が下がるため、2013年の輸出は増加し、輸入は横ばいとなる。

2012年の輸出は、第1四半期実績が好調で、予想される下半期の不振を十分補っているため、前回予測を若干上方修正している。

※2012年5月10日 Meatingplace.com
 
来期トウモロコシ・穀物飼料は増産
 

USDAは5月10日、今年のトウモロコシ予想収穫量は昨年より24億ブッシェル多い、過去最高の148億ブッシェルに達すると発表した。近年トウモロコシ価格を引き上げていた供給不足を十分補強する量で、これを受けてトウモロコシ先物価格が下落した。

2012/2013事業年度の初回予測として、USDAは更に500万エーカー分の収穫を見込んでいる。過去16年で最低の在庫量にもかかわらず、今年度の収穫終了後、トウモロコシ供給量は過去最高の157億ブッシェルになる。USDAは季節平均農場渡し価格を、2011/2012年度の1ブッシェル5.95〜6.25ドルから大幅安の4.20〜5.00ドルと推定している。

また米国農務省経済調査局(ERS)は、2012/2013年度のトウモロコシを含む穀物飼料生産量が、2011/2012年度の3億2,400万トンから3億9,000万トンに増加すると予想している。4種類の穀物飼料の作付面積は560万エーカー増え、収穫面積は前期の9,110万エーカーから増えて9,830万エーカーが見込まれる。

※2012年5月10日 Meatingplace.com & 2012年 5月14日 MeatPoultry.com
USMEFニュース
 
米国で発生した非定型BSE についてのAPHISの発表(要点)
 
  1. カリフォルニア州トゥーレアリ郡にある酪農場で飼育されていた10歳7ヵ月のホルスタイン雌が横臥するようになったため、通常のサーベイランスに沿って安楽死させたうえで検査したところ、非定型BSE陽性であることが確認された。カナダと英国にあるOIE指定検査所で追加検査した結果、非定型BSEのL型と確認された。
  2. 牛の月齢は、当該酪農場の焼印と農場記録の調査によって確定された。
  3. 当該牛が過去2年間で出産した2頭の牛のうち、1頭は死産。
  4. 残る1頭は他州の酪農場で生存していたため、安楽死させた後、BSE検査を実施。結果は陰性であった。
  5. 併せて当該雌牛が10年前に飼育されていた子牛飼育場での調査が継続されている。
  6. これまでに、10ヵ所の飼料会社が、該当する期間中に当該農場に飼料を供給していたことが確認されている。
  7. レンダリング施設については、肉骨粉の米国内での流通はすべて、連邦表示規則要件を満たしていたことが確認された。
  8. 当該牛を飼育していたカリフォルニアの酪農場および当該農場と提携していた酪農場の全頭が強制指示により移動、隔離されている。
  9. 上記2つの酪農場への立ち入り検査を実施したが、現在までに書類精査などで問題となる点は確認されていない。
  10. 他にリスクのあった牛がいなかったかどうかを明らかにするために、記録の付け合せおよび検証が行われており、疫学調査は継続中である。続報の提供が予定されている。
  11. 当該レンダリング工場では、死亡牛は反芻動物以外の飼料および肥料の製造に使用される。
  12. 異常プリオンの蓄積量は、米国で採用されているテストの検出レベルを超えていた。このテストはOIE基準と一致している。

2012年5月24日現在

※2012年5月24日 USMEF、USDA
 
USMEF、ニューオーリンズで総会と商品展示会を開催
 

総会と商品展示会米国食肉輸出連合会(USMEF)は年二回の総会を開催し、メンバーや海外市場関係者の交流の場を提供することで、より円滑な輸出と市場拡大を図っている。今年はルイジアナ州ニューオーリンズで5月23〜25日、日本などの主要企業の購買・販促担当者約100名を招いて開催された。セング会長は冒頭の全体会議で、「米国畜産業の拡大は輸出を軸にして展開することが重要」だと強調。 部会では、日本の業界・消費者向け活動の報告や市場の継続的多様化、輸入制度の見直しによるアメリカンビーフの市場拡大の可能性について、日本からのゲストを交えて意見交換が行われた。 また、SNS等を活用した新しい消費者向け活動も注目を集め、アメリカンポークの日本でのシェア拡大も含め、今後の活動に期待が寄せられた。

※2012年5月30日 USMEF
全米天候/作柄状況
 
各地の干ばつ監視・天気予報
 

5月17日から21日にかけて、フロリダ半島を中心に南部の大西洋沿岸州は雨が続き、干ばつによる乾燥状態が緩和される。フロリダでは5日間の降雨量が1〜3インチに達し、一部地域ではそれより多くなるだろう。一方で大平原州北部・中央部、中西部北方は、総雨量は1インチ未満だが、概ね軽いにわか雨からやや激しいにわか雨が降る。それ以外の地域は、南カリフォルニアからサザン・プレーンズ、及び南部中央からオハイオ渓谷にかけて、5月21日までは主に乾燥した天気になるだろう。

国立測候所(CPC)発表の5月22日から26日までの予報によると、平年より涼しいフロリダと北西部を除き、全国的に気温は平年を上回る。北東部、及びカリフォルニアから大平原州中央部・南部の降雨量は平年を下回る。対照的に大西洋沿岸南部と本土北方の太平洋北西部からミネソタまでは、平年より雨が多くなる。

※2012年5月4日 Market Perspectives
米国食肉市場ニュース  
牛肉

牛肉市況
(5月14日〜18日)

週間と畜頭数 : 64.1万頭(前年比3.2%減)
肥育牛の取引価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  主要5市場では平均121.43ドル(前週比0.55ドル高)、枝肉価格は平均193.66(同1.53ドル高)。
牛肉価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  歩留まり等級3 (YG3)のチョイスは192.51ドル(前週比3.58ドル高)。Y2〜3のセレクトは187.29ドル(同4.25ドル高)。
豚肉総生産量に占める輸出比率
豚肉

豚肉市況
(5月14日〜18日)

週間と畜頭数 : :211.6万頭(前年比4.2%増)
100ポンド(約45kg)当たりのカットアウト価格は、前週比2.56ドル高の82.68ドルだった。豚肉製品ではロイン、ベリー、バットは値上がりしたが、ハムは値下がりした。
※2012年5月18日 Hog Outlook(Ron Plain&Scott Brown)
マーケットデータ
 
先物取引価格(5月18日現在)
 
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