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TRADER'S Be & Po
NEWS CONTENTS
市況ニュース 今年の牛肉価格は需要が決め手
どこまで上がる、牛肉小売価格
業界ニュース 輸入依存度高まる米牛肉市場
トレンドニュース 2011年重大ニュースは食品安全
堅調なレストラン売り上げ
全米天候/作柄状況 各地の干ばつ監視・天気予報
米国食肉市場ニュース 牛肉(牛肉市況 1/2〜1/6)
豚肉(豚肉市況 1/2〜1/6)
マーケットデータ 先物取引価格(1月6日現在)

年頭所感

米国食肉業界を代表し、旧年中のご愛顧・ご指導に深く感謝申し上げます。

2011年3月11日に発生した東日本大震災は、日本経済を根幹から揺るがし、食肉業界も需要の冷え込みのみならず、経営面において多くの挑戦を強いられることとなりました。弊連合会では災害発生後ただちに支援活動の準備を進め、日本の食肉関連企業をはじめ、地方公共団体、ボランティアの方々のご協力を得て、19万食を超えるアメリカン・ビーフやポークを被災者の方々にお届けいたしました。米国食肉業界の代表として真摯な姿勢を心がけ、被災された方々と交流してまいりました。今後も現地の方々と情報交換をしながら、真に必要とされる支援活動を継続してまいります。

一方、減速状態にある国内景気と食肉需要の早期回復のための支援の一環として、東北のお米、地酒、野菜をプレゼントさせていただいたキャンペーンには、1,500社を超える企業にご参加いただき成功裡に終えることが出来ました。2011年度の輸出実績(1月〜10月累計)は、おかげさまでビーフは約9万9,000トン(前年比40%増)、ポークは約26万6,000トン(前年比6%増)を記録いたしました。短期的には日米の需給動向などにより上下することは予想されますが、今後もアメリカン・ミートの輸入量は着実に増加していくものと推測されます。

本年は震災のダメージからの早期回復を目指し、こだわりの商品としてのアメリカン・ミートを目指し、関係企業と連携してマイクロ・ブランドの訴求にも力を入れてまいります。また、消費者のライフスタイルの変化に合わせた新たな活動や情報チャンネルを開拓し、充実したアメリカの新情報等もご提供いたします。本年もよろしくお願い申し上げます。

2012年1月1日
米国食肉輸出連合会(USMEF)
市況ニュース
 
今年の牛肉価格は需要が決め手
 

今年の牛肉供給量は過去63年で最低レベルに落ち込み、生体牛価格、牛肉卸売・小売価格は過去最高値になると予想される。しかし国内外の牛肉需要が予想を上回らない限り、2011年のような値上がりはないだろう。現時点の全体的な需要は、2010年から急上昇した昨年比で横ばいになる見通しだ。しかし、消費者の牛肉消費量は減少しているので、値上がりによる買い控えはないかもしれない。輸出需要は昨年を多少上回る可能性があるが、アジア各国に高値で買える余裕があるかどうかにかかっている。

牛肉の供給不足が食肉業界と消費者に与える影響は大きい。減少する供給を確保するため、小売りやフードサービスのエンドユーザー間の競争が激化し、値上がりによる追加コストは消費者に転嫁されることになる。需要に対する供給不足の影響は、挽肉部門が最も深刻だ。2008年の不況以来のハンバーガーブームとハンバーガー専門チェーン店の継続的成長を考えると、高脂肪トリミングから赤身のカウ・ビーフに至るまで、価格が過去最高になるのは必至だ。

※2012年1月9日 Cattle Buyers Weekly
 
どこまで上がる、牛肉小売価格
 

米国で生産する牛肉の88%が国内で販売されるため、今年の国内牛肉価格の動向は業界にとって重要だ。牛肉は依然として売場総面積の42%を占め、集客力もあるため、昨年、小売業界は牛肉値上げ幅を最小限に抑える努力をした。それでも小売価格は年始めに過去最高値を更新し、秋には史上最高値を記録して高騰した。

USDA(米国農務省)発表の昨年11月の全体牛肉小売価格は、前年比9.5%増の4.50ドル(1ポンド当たり)だった。今年は11月までに同程度の値上がりがあれば平均価格は4.93ドルになるが、昨年の価格は生体牛価格112ドル(100ポンド当たり)で計算しているので、生体牛価格・卸売牛肉価格の値上がりを反映すると5ドルを越える可能性もある。しかし、大幅な景気回復がない中でここまで値上がりすると、消費者のかなりの抵抗にあうかもしれない。そのためアナリストは、小売業が採算がとれる値上げができるかどうか疑問視している。

※2012年1月9日 Cattle Buyers Weekly
業界ニュース
 
輸入依存度高まる米牛肉市場
 

牛肉供給量の激減を緩和するためには、業界は牛肉・肉牛輸入量の増加に頼ることになる。しかし昨年の牛肉輸入量は前年比で11%(2億700万トン)減少した。肉牛輸入はメキシコ産肥育牛が15.5%(18万8,612頭)増えたが、カナダ産が前年比35.3%(36万6,000頭)も減少して埋め合わせにはならなかった。今年の牛肉輸入量は今のところ、昨年の20億5,200万ポンドから微増の20億9,000万ポンドの予想だ。オーストラリアからの輸入増加が鍵となるが、それも牛赤身肉の価格とドルレートの動き次第だろう。肉牛輸入は、昨年メキシコ産が干ばつの影響で増加したが、そのことで現地の頭数が枯渇したため、今年はさらに減少する見込みだ。

牛肉の増産、予想を上回る輸入量、3月開始予定の大腸菌追加検査の影響で、輸入量の抑制という可能性もある。反対に輸出量がUSDA予測より増えるかもしれない。USMEFは、日本の月齢制限30ヵ月への引き上げと中国の下半期輸入解禁を想定して、2012年の輸出量を前年比6%増と推定している。それ以外にも、海外市場の米国産牛肉高値への対応、ドル高などが輸出増の要因になる。実際、昨年度の米国パッカー大手各社の平均輸出価格は前年比16.7%から22.3%の間で上昇している。

こうした値上がりの背景には、日本や韓国の主要市場のGDPプラス成長による牛肉需要の増加、世界的な肉牛頭数の低迷(2012年世界総頭数は前年比0.6%増の10億1,800万頭)による牛肉生産量の停滞(5,680万トン/USDAの2011年10月予測) がある。

中国の肉牛頭数はインド、ブラジルに次いで世界3位だが、2012年には前年の1億480万頭から1億390万頭に減少し、増大する中産階級の消費需要に対応するため輸入量の増加が必要になるが、高額のカットを買う余裕があるかどうかは不明だ。

一方、頼みのカナダは肉牛頭数が横ばいで、米ドルに対するカナダドル高、原産地表示義務制度(MCOOL)のコスト負担などの理由で、2012年はカナダからの牛肉輸入の増加はないだろう。

※2012年1月9日 Cattle Buyers Weekly
トレンドニュース
 
2011年重大ニュースは食品安全
 

食品・飲料のPR会社ハンターが、米国消費者1,000人を対象に実施した「2011年食品関連トップニュース」調査によると、「世界的な食品価格の過去最高値」を抜いて、「食品の安全性」がメディアで大きく扱われ、消費者の注目度も高かった。

■重大ニュース上位3件:

  • マスクメロン食中毒
    リステリア菌に汚染されたメロンで29名が死亡、133人が中毒症状を起こし、米国史上2番目に多い被害者を出した。
  • 「MyPlate」
    USDAがオバマ大統領夫人と共同で、従来の「フードピラミッド」(栄養バランスガイド)に替わる「MyPlate」を発表。
  • 世界的に食品価格が過去最高値を記録
    レストラン、ホテル業界を圧迫。値上がり分を消費者に転嫁する代わりに、飲食業では契約内容の再交渉、安い価格提示のサプライヤー探し、メニューの見直しなどの対応を急いでいる。

■その他の調査結果:

  • 2012年も食肉消費を減らす。(18才以上の米国人約3,300万人の14%)
  • 上記報道を受けて食習慣を見直した。(同61%)
  • 最も多い変化は「食事にもっと気を遣うようになった」(同47%)
※2011年12月30日 Meatingplace.com
 
堅調なレストラン売り上げ
 

牛肉業界、特に高価格帯のミドルミートにとって、飲食店の景気回復が続くことは極めて重要だ。2008年以降、消費者の外食が全業態の飲食店で減った影響もあり、ミドルミートはエンドミートに後れを取った。牛肉料理専門店では、一人前の分量を減らす、小さいサイズのお皿に変更する、スペシャル料理の増加で来店促進を図るなどの対応をしたが、十分な効果は得られなかった。

しかし、消費者の旅行関連消費額と外食頻度には増加の兆候が見られる。全米レストラン協会(NRA)の最新のレストラン業績指標(RPI)は、昨年11月にそれまで5ヵ月で最高の数字を記録した。これは、既存店舗売上がプラスで、レストラン経営者の間で明るい見通しが広がっていることを示している。年末年始のディズニーワールドの賑わいなどが、消費者の節減モードから標準的な消費への回帰を示唆している。牛肉ミドルミート価格は昨年第4四半期に著しく回復した。

今年は旅行関連消費、特に外国人旅行者が落とす旅行・観光消費の増加がレストラン売り上げを後押しすると見られる。米国商務省によると、2011年第3四半期、外国人旅行者は旅行・観光関連で約1,260億ドル(前年比14%増)を米国内で使っている。一般的に、飲食売り上げ3ドルのうち1ドルは旅行・観光がもたらすため、飲食と観光は年間の売り上げ動向で直接的な相関関係にある。目下のところ、今年の飲食業界は確実に好調になりそうだ。

※2012年1月5日 Meatingplace.com & 2012年1月9日 Cattle Buyers Weekly
全米天候/作柄状況
 
各地の干ばつ監視・天気予報
 

1月5日から9日にかけて、暖かい大気が西部・中部地域から東方向に広がり、徐々に東部の冷気をおしのけるだろう。南東部全域と、五大湖地域からニューイングランド北部では小雨が予想される。それ以外の地域では、太平洋岸北西部とロッキー山脈北部でかなりの雨量がある。この期間後半には、グレートベースンと南西部で小雨が降る可能性がある。

気象予報センター発表の1月10日から14日にかけた気温の予報によると、大西洋地域南部で平年より低くなる以外は、米本土全域は平年並みか平年を上回るだろう。一方、雨量はカリフォルニアからプレーンズ中部・南部では平年より少なく、対照的に南東部の一部と本土北部地域全域で例年より多くなる。

※2012年1月6日 Market Perspectives
米国食肉市場ニュース  
牛肉

牛肉市況
(1月2日〜6日)

週間と畜頭数 : 64.0万頭(前年比12.5%減)
肥育牛の取引価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  主要5市場の平均121.00ドル(前週比3.00ドル安)、枝肉ベースの相場価格は取引量が少ないため報告なし。
牛肉価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  歩留まり等級3(YG3)のチョイスは190.34ドル(前週比4.26ドル安)。Y2〜3のセレクトは179.28 ドル(同0.43ドル安)。
豚肉

豚肉市況
(1月2日〜6日)

週間と畜頭数 : :206.3万頭(前年比5.1%減)
100ポンド(約45kg)当たりのカットアウト価格は、前週比1.70ドル安の84.33ドルだった。豚肉製品ではロイン、ハム、バットは値下がりしたが、ベリーは若干値上がりした。
※2012年1月6日 Cattle Outlook(Ron Plain)
マーケットデータ
 
先物取引価格(1月6日現在)
 
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