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TRADER'S Be & Po
NEWS CONTENTS
市況ニュース 明るさ増す生体牛市況
市況好材料が先物市場を後押し
業界ニュース 米国、牛肉輸出世界1位に
フローズンポーク・コールドストレージ現況-USDA
トウモロコシのオールドストック在庫増加
全米天候/作柄状況 各地の干ばつ監視・天気予報
米国食肉市場ニュース 牛肉(牛肉市況 9/26〜9/30)
豚肉(豚肉市況 9/26〜9/30)
マーケットデータ 先物取引価格(9月30日現在)
イベント情報 USMEF、冊子「現場で役立つ衛生管理のポイント」を作成
市況ニュース
 
明るさ増す生体牛市況
 

8月の出荷頭数が予測を上回り、枝肉重量は扱い易いレベルであったことから、第4四半期の生体牛市場は予想以上の好況が期待される。今後月が進むにつれて、肉牛出荷頭数は前年比で急増すると見込まれる。そのため、肥育業者はできるだけ積極的な出荷を続ける必要があるとアナリストは指摘しているが、干ばつの影響もあって、出荷される飼養期間120日以上の牛は軽量級が多くなっている。

枝肉重量は季節がら増加が続き、10月中旬にはピークに達すると思われる。去勢雄牛と未経産牛の重量は前年を若干上回る状態が続くが、2009年10月に記録された最高値を大幅に下回るだろう。アナリストは、第4四半期の生体牛価格は100ポンド当たり110ドルから120ドルの値幅になると見ている。

※2011年10月3日 Cattle Buyers Weekly
市況好材料が先物市場を後押し
 

9月23日(金)付のCattle On Feedレポートで市況の上昇傾向が報じられ、生体牛価格を大きく押し上げている。週明けの月曜には、ほとんどの先物価格が日間の上限かそれに近い値幅で上昇し、週後半の現金価格の値上がりにつながった。8月はフィードロットへの導入頭数が予想より少なく軽量級の牛に偏った。一方で出荷頭数が予測より多かったため、9月1日時点の総飼養頭数は予測を2.6%下回った。こうした動きが先物市場を刺激して、10月分契約は前週の100ポンド当たり116.82ドルから120.40ドルに上昇した。

9月1日時点の総飼養頭数は前年比では5.3%増の1,072万1,000頭で、同期日では過去5年で最多となった。前年を2〜3%下回った州もあったが、7つの州で11〜14%増加した。トウモロコシ高値の影響で、コーンベルト地帯のフィードロットでは肥育牛頭数が減少した。8月の総出荷頭数は204万8,000頭で、前年比で6.5%増加した。

8月の導入頭数は前年比で0.8%減少したが、テキサスの15%をはじめ5つの州が前年比で増加した。干ばつの影響は牛頭数重量別内訳にも見られ、600ポンド以下の軽量級のみ前年比で44.4%増加した。しかし軽量級の牛は干ばつ地帯から既に移動、あるいは体重が増加しているため、今後は減少するとみられる。

牛の供給頭数が1月に3.3%、7月に2.5%減少したにもかかわらず、導入頭数は年初来で3.5%増加している。本来は秋に導入分の約50万頭が7、8月に前倒しされたためだ。今後9、10月は前年を下回り、それ以降年末から来年にかけて、フィードロットでは在庫維持がますます難しくなるだろう。

※2011年10月3日 Cattle Buyers Weekly
業界ニュース
 
米国、牛肉輸出世界1位に
 

ブラジルの新聞フォラ・デ・サンパウロは、米国は今やブラジルを抜いて世界1位の牛肉輸出国になったと報じている。ブラジル食肉輸出業者協会(ABIEC)によると、米国の牛肉輸出額は今年の1〜7月期で30億6,000万ドルに達し、ブラジルの30億1,000万ドルを1.7%上回った。輸出量は米国が74万1,300トンで、ブラジルの62万7,600トンを18%上回った。

首位交代の理由として、ブラジルでは生産コスト上昇で儲からないため大手パッカーが輸出意欲を喪失した、国内経済の問題で米国産牛肉のほうが安い、米国がヨーロッパ、エジプトなど新たな市場向け輸出を始めたことが挙げられている。

※2011年9月26日 Meatingplace.com
フローズンポーク・コールドストレージ現況-USDA
 

8月末時点のポーク総在庫量は4億4,070万ポンドで、前年比13.5%増、5年平均比4%減だった。過去5年間の平均では、7月から8月にかけてのポーク在庫は1%減少している。しかし今年は3%減で、国内および輸出需要の好調が続いていることを示している。今年のポーク総在庫量は昨年より多いが、輸出の大きな伸びですぐに出荷可能な在庫が多量に必要になっているためだ。輸出量と在庫水準は強い関連性がある。総在庫量はハムが1億4,880万ポンドで前年比4.7%増、5年平均比7.6%増だった。ベリーは9月に入り季節的に落ち込み、前月比で48.7%減少した。ロインは2,250万ポンドで前年比46%増だったが、一部は輸出の回復に後押しされたと推測する。国内のロイン価格は好調が続いている。

ビーフ在庫量は4億2,920万ポンドで前年比で10.8%増加したが、5年平均より約3%低い。前月比では例年の傾向だが3.4%増加した。季節的にビーフ在庫は秋に向かい増加するので、現在の在庫量は全く負担になっていない。第4四半期は小売りやフードサービスが年末商戦に向けて備蓄するので、ビーフ在庫量の増加は今後も続くだろう。

※2011年9月26日 NPB Pork Maximzer
トウモロコシのオールドストック在庫増加
 

米国農務省(USDA)は、9月1日時点のトウモロコシ・オールドストック在庫量は11億3,000万ブッシェルで前年より34%減少したが、アナリスト予測値を上回ったため、トウモロコシ先物価格は急落したと報じた。アナリストはオールドストック在庫量を平均で9億6,200万ブッシェルと予想していた。

USDAの穀類在庫季刊報告書を受け、12月渡しの先物価格は、シカゴ商品取引所で1ブッシェル当たり36セント安の5.93ドルで取引された。

※2011年9月30日 Meatingplace.com
全米天候/作柄状況
 
各地の干ばつ監視・天気予報
 

9月28日から10月3日までの前半は、北東・北西部と南西部端の地域に限定して雨になる可能性が高い。その後は西部の大半の地域で平年以上の降雨が予想されるが、北東部は対象外だ。同じ頃、米本土東部の気温は平年を下回るが、その後は平年並みになるだろう。西部と本土中央部の気温は上記期間を通じて平年より高くなると思われる。

その後10月4日から8日まで、南東部の大半と西海岸沿いでは例年より涼しくなる。西部全域からプレーンズ、中部大西洋、北東部にかけて天気は例年より暖かくなる。西部および主に北西部に限って降雨量は平年より多くなるだろう。南西部全域、本土中央部、東海岸沿いの雨量は平年を下回る見込みだ。

※2011年9月30日 Market Perspectives
米国食肉市場ニュース  
牛肉

牛肉市況
(9月26日〜30日)

週間と畜頭数 : 67.7万頭(前年比3.0%増)
肥育牛の取引価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  主要5市場では平均116.23ドル(前週比0.36ドル高)、枝肉価格は平均185.00ドル(同1.89ドル高)。
牛肉価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  歩留まり等級3(YG3)のチョイスは182.41ドル(前週比1.37ドル安)。Y2〜3のセレクトは169.51ドル(同0.02ドル高)。
豚肉

豚肉市況
(9月26日〜30日)

週間と畜頭数 : 225万頭(前年比4.7%増)
100ポンド(約45kg)当たりのカットアウト価格は、前週比0.57ドル高の98.08ドルだった。豚肉製品ではロイン、バットは値下がりしたが、ハム、ベリーは値上がりした。
※2011年9月30日 Cattle Outlook(Ron Plain)
マーケットデータ
 
先物取引価格(9月30日現在)
 
イベント情報

●USMEF、冊子「現場で役立つ衛生管理のポイント」を作成

米国食肉輸出連合会(USMEF)では、食品業界の皆様に、作業現場での日頃の衛生・安全性管理の再確認の際にご参照いただくことを目的に、冊子「現場で役立つ衛生管理のポイント―牛肉の取り扱いを中心に―」を作成いたしました。

実務上のポイントを考慮した衛生管理の基礎編となっておりますので、皆様のより信頼できる商品づくりにお役立ていただければ幸いです。

冊子は下記弊連合会ホームページで全文をご覧いただけるとともにダウンロードしご活用いただけます。「現場で役立つ衛生管理のポイント―牛肉の取り扱いを中心に―」

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