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TRADER'S Be & Po
NEWS CONTENTS
市況ニュース 干ばつで、肉牛主要産地の再編
熱波でトウモロコシ価格が大きく変動
業界ニュース 米国産豚肉・牛肉の輸出堅調 - 5月度
6月は過去最多の食肉生産量
セーフティー関連ニュース BPI社 新たな病原性大腸菌検査を導入
全米天候/作柄状況 各地の干ばつ監視・天気予報
米国食肉市場ニュース 牛肉(牛肉市況 7/18〜7/22)
豚肉(豚肉市況 7/18〜7/22)
マーケットデータ 先物取引価格(7月22日現在)
イベント情報 USMEF、「アメリカン・ポークを使った 日本のおかあさんのおかず」レシピコンテストを開催
市況ニュース
 
干ばつで、肉牛主要産地の再編
 

米本土の南西部から南東部が厳しい干ばつに見舞われ、肉牛産地の分布図が変化している。7月22日に米国農務省(USDA)が発表した中間在庫報告書で、7月1日現在の肉牛・子牛総頭数は前年比1%以上の減少と予想された。母牛頭数は約2%、母牛の新規導入頭数は5〜6%の減少するとみられている。未経産牛は今後、肉牛頭数を増やすために保有するどころか、出荷に向け肥育するためフィードロットに送られ、と畜された。母牛に加え子牛も1.5%の頭数減少が予想され、米国の肉牛頭数は150万頭も減って、1958年以来最小頭数になる可能性を示している。

アリゾナからフロリダ/ジョージアにかけては、干ばつで肉牛の頭数調整を余儀なくされている。一方で北部、西部の生産者は牧場のコンディションが良好で、飼育頭数を増やしている。こうした傾向は最初1月度の在庫報告書に見られた。素牛が飛びぬけて多いテキサスは1月1日時点で母牛頭数は前年より11万5,000頭減って502万5,000頭に、オクラホマ、フロリダ、アリゾナ、ニューメキシコといった南部州では軒並み頭数が減少した。加えてミネソタ、アイオワ、ミズーリ、イリノイ、ケンタッキーでも減少が見られ、これらは牧場を作物生産に転用した牧草地不足が原因とみられる。

反対にワシントン、オレゴン、アイダホ、ノースダコタ、カンザス、コロラドはいずれも2010年は母牛頭数が増加している。牧草の状態が良いカリフォルニアも含めて、これらの州では今年も増加が続くとみられる。すでにテキサスの未経産牛、若い雌牛がカリフォルニアに移されている。未経産牛の減少は業界が飼育場の縮小を続けていることを意味し、注目すべき動きだ。干ばつ被害のない州の素牛農家は頭数拡大に対し奨励金が給付されるが、まだ慎重な姿勢をとっている。この先、干ばつと雌牛のと畜がいつまで続くかにもよるが、今年は全体の肉牛頭数が1.5%減少し、1958年の9,117万6,000頭以来最小の9,119万3,000頭に落ち込む恐れもある。

※2011年7月25日 Cattle Buyers Weekly
熱波でトウモロコシ価格が大きく変動
 

今年の夏はトウモロコシの生育で最も重要な「ひげをつける」時期に、中西部コーンベルトが熱波に見舞われた。そのためトウモロコシ価格が高騰し、食肉業界は飼料費の大きな変動に直面している。

今年の最終的な収穫高は7月下旬以降6週間の天候次第で決まるが、7月4週の暑さで主要産地のイリノイや収穫時期が早いテキサスを中心に、既に収穫高に影響が出ているかもしれない。

イリノイでは6割のトウモロコシがひげをつける時期を迎えているが、暑さで1エーカー当たり12〜15ブッシェルの減産、もしくは傾向線を6〜7%下回るかもしれない。他にもインディアナやオハイオ、また以前より干ばつに苦しんでいた南西部も減産の可能性がある。

一方、同じコーンベルト地帯でも、熱波のなか土壌の水分が十分で豊作の地域もあり、状況は一様でない。過去100年間で最悪の干ばつとなったテキサスでは、トウモロコシの65%が「不良」「極めて不良」とランク付けされた。USDAが予想より多い供給量を発表した後トウモロコシ価格は1ドル下落したが、現在はまた値上がりが始まっている。

※2011年7月19日 Meatingplace.com
業界ニュース
 
米国産豚肉・牛肉の輸出堅調 - 5月度
 

5月度の米国産豚肉・牛肉の輸出は前年実績を大幅に上回り、年初来実績も好調なペースを維持した。

豚肉輸出量は前年比11%増の18万1,469トン、輸出額は前年比15%増の4億8,120万ドルだった。

1〜5月期では輸出量は前年比16%増の91万6,763トン、輸出額は前年比22%増の23億5,000万ドルに達した。過去最高を記録した2008年実績を、輸出量で11%、輸出額で26%上回っている。輸出量は米国の豚肉総生産量の28.7%を占めた。

一方、牛肉輸出量は前年比21%増の10万9,741トン、輸出額は前年比30%増の4億5,390万ドルで、過去最高を記録した3月に次いで今年2番目の好成績となった。1〜5月期では輸出量は前年比28%増の50万9,489トン、輸出額は前年比44%増の20億9,000万ドルだった。輸出量は米国の牛肉総生産量の14.8%を占めた。

豚肉輸出は日本、韓国、中国を中心に極めて好調で、北アジアは引き続き活気ある市場となっている。日本は5月までの輸出額は前年比18%増加。韓国は前年比で輸出量が2倍、輸出額は3倍を記録し、すでに昨年1年間の実績を超えている。中国は昨年前半はアクセスが限定されていたが、今年は過去最高だった2008年と同程度の輸出量がある。

牛肉輸出は韓国市場の過熱状態が収まったが、グローバル実績は極めて好調だ。韓国は5月の輸出量は昨年並みで輸出額が約8%減少したとはいえ、輸出量、輸出額ともに昨年の2倍以上のペースで推移している。対日輸出額は昨年比69%増でメキシコ、カナダに次ぐ第3位をほぼ韓国と争う位置につけた。輸出量は前年比63%増のペースで推移している。

※2011年7月18日 USMEFニュース
6月は過去最多の食肉生産量
 

6月度、米国の商業用食肉生産量は、前年比1%増の42億2,000万ポンドに達した。そのうち牛肉生産量は前年比2%増の23億7,000万ポンド、豚肉生産量は前年比1%減の18億2,000万ポンドだった。一方、今年1〜6月期の食肉生産量は前年比で1%伸びて242億ポンドに達した。牛肉は前年比で1%、豚肉は同2%増加した。(国立農業統計局(NASS)調べ)

※2011年7月22日 MeatPoultry.com
セーフティー関連ニュース
 
BPI社 新たな病原性大腸菌検査を導入
 

牛赤身肉パッカーのBPI社では既に、病原菌検査で製品の安全性を確認してから出荷する「ホールド&テスト」を先駆けて実施している。同社は7月中旬、業界では初めて更に6種類の志賀毒素産生性大腸菌、別名「非O157 STEC」の検査を追加し食品安全プログラムを拡充している。

BPI社の各工場では1日60標本、または1生産ロットごとに1標本を検査する。検査対象が増えたので、従来350グラムの標本サイズを2倍に増量した。標本は工場から30分離れたAegis Food Testing Laboに送られ、1標本を2等分し片方で非O157 STECの検査を行う。検査中は2週間生産を止め待機する。同社の牛肉はすべてフローズンなのでこれが可能となっている。

それに対して米国食肉協会(AMI)は先月、非O157 STECの実際の広まりや検査方法の信頼性に疑問を投げかけている。しかしUSDAは、非O157 STECの検査を開始する準備ができていると表明しており、業界でも一部のパッカーが早い段階でBPIに追随して「ホールド&テスト」を実施したり、既に「非O157 STEC」の検査キットを試用しているところもある。

これまで米国内では、欧州で大きな被害が出たO104:H4に関連した疾病の発生はないので、今回追加された検査では、この菌は検査対象になっていない。

※2011年7月18日 Cattle Buyers Weekly
全米天候/作柄状況
 
各地の干ばつ監視・天気予報
 

7月20日から26日にかけて、大気流の影響でグレートプレーンズ北部、ミシシッピ川渓谷中部は相当量の降雨がある。北米のモンスーンに伴う湿気で、アリゾナとコロラドの大半の地域は雨になるだろう。アラバマ中部、ジョージア、フロリダを中心に、南東部の大半の地域は午後激しい雷雨になるだろう。テキサスとオクラホマ全域は、乾燥した天気は和らぐことなく続くだろう。地続きの48州の中心部は平年を上回る気温が続き、太平洋沿岸の気温は例年を下回る予報が出ている。

※2011年7月22日 Market Perspectives
米国食肉市場ニュース  
牛肉

牛肉市況
(7月18日〜22日)

週間と畜頭数 : 65.1万頭(前年比2.3%減)
肥育牛の取引価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  主要5市場では平均108.50ドル(前週比2.37ドル安)、枝肉価格は平均174.31ドル(同4.71ドル安)。
牛肉価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  歩留まり等級3(YG3)のチョイスは175.70ドル(前週比5.45ドル安)。Y2〜3のセレクトは170.30ドル(同5.51ドル安)。
豚肉

豚肉市況
(7月18日〜22日)

週間と畜頭数 : 201.0万頭(前年比2.6%増)
100ポンド(約45kg)当たりのカットアウト価格は、前週比1.07ドル高の99.73ドルだった。豚肉製品ではロイン、ベリーは値上がりしたが、ハム、バットは値下がりした。
※2011年7月22日 Hog Outlook (Ron Plain)
マーケットデータ
 
先物取引価格(7月22日現在)
 
イベント情報

●USMEF、「アメリカン・ポークを使った 日本のおかあさんのおかず」レシピコンテストを開催

豚の角煮、肉じゃが、しょうが焼き・・・・・・。今も昔も、日本の食卓には豚肉を使った「おふくろの味」がたくさん並びます。そんなわが家の思い出の味、自慢の味をもとに、アメリカン・ポークを使ってアレンジレシピを作ってみませんか?

■最優秀賞(1点)
アメリカン・ポーク1年分(約10kg)とさらに人気料理ブロガーの井上かなえさんが最優秀作品をもとにお弁当へのアレンジレシピを考案。
■参加賞
ご応募いただいた中から抽選で50名様に『アメリカン・ポーク レシピブック』をプレゼント。
※優秀作品10点(最優秀1点含む)は、ボンマルシェ・オレンジページ他、各種メディアで紹介予定!
■アメリカ行きのチャンス!
さらに優秀作品投稿者の中から1名様を、USMEFが“アメリカン・ポーク大使”としてアメリカにご招待!(ペア1組2名様)
アメリカ・アリゾナで開催されるUSMEF総会(11月2日〜4日)で、日本代表として作品のデモンストレーションをしていただきます。(通訳がつきますので英語力は必要ありません)

応募方法やコンテストの詳細は、下記弊連合会ホームページをご覧ください。
http://www.americanmeat.jp/csm/event/upcoming/index.html#obento

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