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TRADER'S Be & Po
NEWS CONTENTS
市況ニュース 生体牛・ボックスビーフ価格の回復続く
秋まで十分な出荷可能牛頭数
第2四半期、肥育豚飼養頭数は微増
業界ニュース 米牛肉・豚肉生産者、韓国の市場機会狙う−非関税枠拡大か
韓国、カナダ産牛肉の輸入解禁へ
全米天候/作柄状況 各地の干ばつ監視・天気予報
米国食肉市場ニュース 牛肉(牛肉市況 6/20〜6/24)
豚肉(豚肉市況 6/20〜6/24)
マーケットデータ 先物取引価格(6月24日現在)
イベント情報 USMEF、東北地方応援“東北うまいもの”プレゼントキャンペーンを展開
市況ニュース
 
生体牛・ボックスビーフ価格の回復続く
 

生体牛・ボックスビーフは6月において価格回復が続いている。生体牛市場は、先物相場が不安定だったにもかかわらず、6月3週の大幅な値上がりが定着している。コーンベルト地域での生体牛価格は前週比で横ばいから1ドル高、サザン・プレーンズ(オクラホマ南部〜テキサス北部)では2ドル高だった。

一方、現金取引市場のボックスビーフ価格は6月4週に急騰したが、取引量は3週よりずっと少なく、6月21日午後には価格回復の勢いはなくなった。価格回復の大半は季節柄上昇の動きが鈍かったミドルミートのカットから来ている。7月1週は独立記念日の祝日で減産となるため、6月5週の市場は生体牛・ボックスビーフともに安定するだろう。

※2011年6月27日 Cattle Buyers Weekly
 
秋まで十分な出荷可能牛頭数
 

5月はフィードロット飼養頭数が減少した。その一方で出荷頭数は予想を上回ったが、秋に入っても出荷可能牛頭数は十分ある見通しだ。最新の「Cattle on Feedレポート」によると、市場は短期的には上昇傾向だが、出荷可能牛の滞りを除く効果はなかった。今後7月から10月の1日時点の出荷可能牛頭数は、いずれも前年比で9%、11%、19%、11%増加する。

こうした増加した出荷可能牛を出荷するためには、国内外の牛肉需要の継続した回復が頼りだ。そうなればパッカーは増え続ける牛を毎週と畜できる。しかし米国の経済成長は年内減速が予想されている。一方で5月の牛肉・豚肉小売価格は前年同月比で各々10.8%と14.5%値上がりして過去最高に達し、反対に鶏肉は前年比3.4%下がっている。そのため消費者は好みではなく経済性を理由に鶏肉を選ぶ傾向が強まっている。

牛出荷頭数は9月1日時点で前年比19%増で、その後10月1日まで11%増加して過去最高レベルになる可能性もある。夏場の先物プレミアムや導入頭数の減少傾向の影響で第4四半期に牛が集まるだろう。HedgerEdge.comのアナリストはこのように予測している。

※2011年6月27日 Cattle Buyers Weekly
 
第2四半期、肥育豚飼養頭数は微増
 

米国農務省(USDA)発行による最新のHogs and Pigs Report(季刊)によると、3〜5月期の繁殖豚頭数は前年比0.3%増で、増産を始めた生産者が少ないことが分かる。

しかし最近の飼料先物価格の下落や、2008、2009年と頭数削減が続いて飼育スペースが空いていること、また今後今年のトウモロコシ収穫高が十分あると分かれば、生産者を頭数拡大に誘導するかもしれない。

USDAのデータによると、6月1日現在の豚総飼養頭数は前年比1%増の6,500万頭、出荷頭数も同じく前年比1%増の5,920万頭だった。

3月〜5月期の子豚生産頭数は、前年比微増の2,890万頭、母豚分娩頭数は前年比2%減の288万頭、また1腹当たりの平均産子数は、昨年の9.81頭から過去最多の10.03頭に増えた。

※2011年6月27日 Meatingplace.com
業界ニュース
 
米牛肉・豚肉生産者、韓国の市場機会狙う−非関税枠拡大か
 

韓国を訪れたアイオア州の農業視察団は、最近の韓国向け米国産豚肉・牛肉輸出の増加に驚き、FTA批准後はビジネスチャンスが更に拡大すると期待を寄せている。

視察に参加した業界団体リーダー達は「昨年の口蹄疫発生の影響で、現在韓国は少なくとも食肉総供給量の3割を輸入に頼っている。今から家畜を輸入しても、供給を埋め合わせるには1年半かかる」とし、「引き続き順調に牛肉輸出を進めるには、韓国消費者に米国産牛肉の最高の安全性を確信してもらうことが決め手」と述べている。

6月末に韓国の農林水産食品部が発表した非関税枠(TRQ)に、フローズン・チルドのポークベリー7万トンと、ピクニック、ハム、ボストンバット、カラー、テンダーロイン、ロインなどの6万トンが含まれる見込みだ。

※2011年6月22日 Meatingplace.com
韓国、カナダ産牛肉の輸入解禁へ
 

カナダのリッツ農相は6月27日、「韓国向けカナダ産牛肉は8年間禁輸が続いたが、韓国とカナダ両国は牛肉貿易に関わる技術的な問題を解決した」と発表した。これによりカナダは月齢30ヵ月以下の牛由来の牛肉を韓国に輸出可能となる。韓国議会は6月28日に立法承認手続きを開始する。2003年のカナダでのBSE感染牛発見以来、韓国は主要海外市場としては唯一カナダ産牛肉の禁輸を続けていた。

輸入解禁により、韓国市場の規模は2015年までで3,000万カナダドルになると推定される。禁輸前、韓国は4番目に大きいカナダ産牛肉輸入国だった。

※2011年6月27日 Meatingplace.com
全米天候/作柄状況
 
各地の干ばつ監視・天気予報
 

6月22日から26日にかけて、南西部では気圧の尾根が発達し、一方東部にある気圧の尾根は弱まる。気温は南西部が平年を6〜9度(華氏)、南東部は平年を3〜6度(華氏)上回る。中西部北方、ニューイングランド、西海岸では例年を3〜6度下回り涼しくなる。ミズーリ川流域から北東にかけては降雨の可能性が最も高く、2〜3インチの降雨が予想される。メキシコ湾沿岸からフロリダにかけては雨が続き、周辺地域は干ばつの心配が緩和されるだろう。

気象予報センター発表の6月27日から7月1日にかけての予報によると、米本土のほぼ全域で気温は平年を上回り、特に中西部とニューイングランドでその可能性が高い。反対にアラスカの沿岸沿いからカリフォルニアまでは平年より涼しくなる。五大湖地域からニューイングランドまでと南西部は乾燥した天気になる。南東部、太平洋岸北西部、アラスカの降雨量は平年より多くなる可能性が最も高い。

※2011年6月24日 Market Perspectives
米国食肉市場ニュース  
牛肉

牛肉市況
(6月20日〜24日)

週間と畜頭数 : 68.4万頭(前年比2.4%増)
肥育牛の取引価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  主要5市場では平均112.17ドル(前週比2.86ドル高)、枝肉価格は平均178.86ドル(同1.28ドル高)。
牛肉価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  歩留まり等級3(YG3)のチョイスは178.93ドル(前週比6.01ドル高)。Y2〜3のセレクトは173.83ドル(同5.39ドル高)。
豚肉

豚肉市況
(6月20日〜24日)

週間と畜頭数 : 193.6万頭(前年比0.6%減)
100ポンド(約45 kg)当たりのカットアウト価格は、前週比6.46ドル高の99.27ドルだった。豚肉製品ではロイン、ハム、ベリー、バットはいずれも値上がりした。
※2011年6月24日 Hog Outlook(Ron Plain)
マーケットデータ
 
先物取引価格(6月24日現在)
 
イベント情報

●USMEF、東北地方応援“東北うまいもの”プレゼントキャンペーンを展開

米国食肉輸出連合会(USMEF)は、2011年7月1日(金)から8月31日(水)までの期間「東北地方応援キャンペーン」と題したプレゼントキャンペーンを実施します。

アメリカン・ミートと一緒に味わっていただきたい東北(岩手・宮城・福島のいずれか)の名産品とアメリカン・ビーフまたはポークのセットを合計6コースご用意いたしました。キャンペーンはどなたでも応募が可能なオープン懸賞で、抽選で各コース300名ずつ、合計1,800名にプレゼントいたします。また応募者からは、被災地を応援するメッセージもあわせて募集しています。

■応募期間
2011年7月1日(金)〜8月31日(水)
■当選者数
総計1,800名
・アメリカン・ビーフと東北の名産品セット・・・各コース300名(合計900名)
・アメリカン・ポークと東北の名産品セット・・・各コース300名(合計900名)
応募方法やプレゼントの内容は、下記、米国食肉輸出連合会の東北応援キャンペーンページをご覧ください。
■東北応援キャンペーンページURL
http://www.americanmeat.jp/csm/present/110701/beef/index.html

このキャンペーンは、復興支援の取り組みの一環として、消費者の「お肉を食べたい」という意欲を喚起することで業界全体を活気づけるとともに、被災地の特産品をプレゼントすることで業界、消費者が一丸となって被災地の復興を応援することを目的に企画いたしました。USMEFでは、“食“を通して被災地を応援する活動を引き続き展開してまいります。

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