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TRADER'S Be & Po
NEWS CONTENTS
市況ニュース 先物市場の回復と大雪で生体牛値上がり、
シカゴ先物取引所で高値堅持
トウモロコシの値上がり続く
業界ニュース USDA、2011年予想牛肉生産量を上方修正
2010年、米国産牛肉・豚肉の輸出好調
韓国、豚肉の関税割当拡大、米国産牛肉・豚肉輸入が増加
全米天候/作柄状況 各地の干ばつ監視・天気予報
米国食肉市場ニュース 牛肉(牛肉市況 2/7〜2/11)
肥育牛の供給、急減の予想
豚肉(豚肉市況 2/7〜2/11)
マーケットデータ 先物取引価格(2月11日現在)
牛肉・牛バラエティミート対日輸出実績
豚肉・豚バラエティミート対日輸出実績
イベント情報 USMEF、FOODEX JAPAN 2011に出展
市況ニュース
 
先物市場の回復と大雪で生体牛値上がり、
シカゴ先物取引所で高値堅持
 

1月末は米国東部の大半が冬の嵐に見舞われ、31日には先物市場が回復したことから、生体牛現金取引価格が上昇した。大雪や凍結で牛や豚の運搬が滞り、処理頭数が激減して牛肉売り上げに大きく影響した。肉牛先物相場は急騰し、4月、8月、10月、12月分契約で新高値を記録した。

シカゴ先物取引所では2月10日、活発な先物買いで、生体牛現金取引価格の再度値上がりが確実となった。2月分契約終値は108.90ドルで、1月12日の高値110.20ドルをはるかに下回ったが、前週のテキサスの現金取引価格を2ドル近く上回った。8月、10月、12月分契約は前週に続いて新高値を記録した。

※2011年2月7日、14日 Cattle Buyers Weekly
 
トウモロコシの値上がり続く
 

期末在庫が1930年以来、2番目に少ないという厳しい見通しを受けて、トウモロコシ先物相場は2008年7月以来初めて1ブッシェル7ドルを超えた。これは昨年6月から97%の上昇で、肉牛飼育の損益に深刻な影響を与えている。これまでのところ肥育業者は、肉牛を安値で買う、導入頭数を減らすといった対応はしていない。むしろ1月の導入頭数は6ヵ月連続で前年を上回っている。

アナリストは「肥育業者は牛肉需要が最大になる6月の出荷に向けて牛を導入しているようだ。トウモロコシの値上がりで採算点が115ドルを上回る牛が多くなるだろう。昨年8月以来の導入ペース、2月2週の新たなトウモロコシ値上がり、それにフィードロット外の肥育牛の不足を考えると、今後は導入頭数が大幅に減少するだろう」と述べている。

最新の米国農務省(USDA)予測によると、飼料用は52億ブッシェル、エタノール用は当初より5,000万ブッシェル多い49億5,000万ブッシェル(全収穫高の40%)となっているが、エタノール担当アナリストの大半は、現在の数字は控えめで今後数ヵ月でさらに増加すると見ている。

※2011年 2月9日 Meatingplace.com & 2月14日 Cattle Buyers Weekly 
業界ニュース
 
USDA、2011年予想牛肉生産量を上方修正
 

USDAは2011年度の商業用牛肉生産量を、1月度予測より2億5,500万ポンド/約11万5,700トン多い259億1,500万ポンド/約1,175万5,000トンに修正した。この数字は2010年度生産量263億1,600万ポンド(推定)/約1,193万6,900トンより1.5%少ない。複数のアナリストは、枝肉重量が重いので生産量はもっと多いと指摘し、261億9,900万ポンド/約1,188万3,300トンという予測もある。

生産量の増加に伴い、1人当たりの供給量も58.1ポンドから58.5ポンドに増えている。一方で輸入は6,000万ポンド/約2万7,200トン減の23億8,500万ポンド/約108万1,800トン、輸出は4,500万ポンド/約2万400トン増の23億4,500万ポンド/約106万3,700トン(前年比1.8%増)と予測している。

※2011年2月14日 Cattle Buyers Weekly
 
2010年、米国産牛肉・豚肉の輸出好調
 

昨年の米国産牛肉の総輸出額は、最終的に40億8,000万ドルに達し、2003年のBSE発生前の38億6,000万ドルを5%以上、2009年実績をほぼ10億ドル上回った。総輸出量は100万トンを少し超えて2009年比で19%増加した。メキシコのみ前年を下回ったが、それでも同市場は回復している。

豚肉総輸出額は、これまでで2番目に多い47億8,000万ドルで、最多の2008年にわずか2%及ばなかったが、2009年の実績を10%以上上回った。総輸出量は191万8,000トンで2009年比で約3%増加した。メキシコ向けの輸出は過去最高の9億8,670万トンで、それまでの最高記録だった前年をほぼ30%上回った。もう一つの主力市場である日本へは、16億5,000万ドル相当の豚肉を輸出した。

※2011年2月14日 USMEFニュースリリース
 
韓国、豚肉の関税割当拡大、米国産牛肉・豚肉輸入が増加
 

聯合ニュースによると、口蹄疫の影響による畜産物関連品の物価急騰を防ぐため、政府は価格が不安定な豚肉と粉ミルクの関税割当適用量を増やす方針を固めた。また、今後も消費財の市場価格の動向を注視して、現行の67品目の中から新たな品目を追加する。

韓国では口蹄疫の発生が確認された2010年11月以来、これまで350万頭を超える豚、牛、山羊、鹿を処分している。そのうち牛は15万頭、豚は国内総頭数の約3割を占める300万頭にのぼり、損害額は18億ドルと推定されている。また政府各部内では、FTA(自由貿易協定)の日程の先延ばしも検討されている。

そうした中、韓国の2010年度の米国産牛肉輸入量はほぼ8万5,000トン(前年比43%増)に達して、輸入牛肉全体の33%を占め、オーストラリア産(53%)との差を縮めている。(弊連合会調べ)

※2011年2月11、15日 Meatingplace.com
全米天候/作柄状況
 
各地の干ばつ監視・天気予報
 

2月9〜14日にかけて、活発な天候パターンが太平洋岸北西部、五大湖周辺、南東部にかなりの雨量をもたらすだろう。残りの前線境界地域は、向こう3日間は南東部全体、特にフロリダ全域を中心に雨となる。その後、活発な天候パターンは隣接する州の北方に限定される。その次の週に入ると、大型の天候パターンの影響で、西海岸沿い全域とミネソタのカナダ国境地帯からオハイオ川渓谷まで、平年を上回る降雨があるだろう。ロッキー山脈州中部からメキシコ湾沿岸地域、及び東海岸沿いは乾燥した天気が続く。

※2011年2月11日 Market Perspectives
米国食肉市場ニュース  
牛肉

牛肉市況
(2月7日〜11日)

週間と畜頭数 : 63.7万頭(前年比5.5%増)
肥育牛の取引価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  主要5市場では平均105.30ドル(前週比0.47ドル安)、枝肉価格は平均169.54ドル(同0.54ドル安)。
牛肉価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  歩留まり等級3(YG3)のチョイスは168.13ドル(前週比3.29ドル安)。Y2〜3のセレクトは167.95ドル(同1.98ドル安)。
肥育牛の供給、急減の予想
 

USDA発行(1月)のキャトルレポートによると、1月1日付のフィードロット外の供給頭数は前年比3.4%減の2,667万7,000頭で、近年では最低レベルに落ち込んだ。米国内の飼養頭数(肉牛と酪農牛)は1958年以来最少で、2010年度の未経産牛の保持頭数と肉牛の入れ替え頭数が不足している。それに加えて子牛頭数の減少で、2012年1月1日付の総飼養頭数の減少は避けられないとアナリストは述べている。

レポートはまた、この1年間の肉牛頭数の地理的増減を明らかにしている。主に干ばつの影響でサザン・プレーンズ(オクラホマ南部〜テキサス北部)と南東部で減少し、反対に北部、ロッキー山脈地帯で増えている。一方でコーンベルトの主力地域での減少が目立っている。これは、トウモロコシや大豆の値上がりに伴い、これら穀物の生産に転用される牧草地の増加を反映している。

※2011年2月7日 Cattle Buyers Weekly
豚肉

豚肉市況
(2月7日〜11日)

週間と畜頭数 : 215.6万頭(前年比0.2%増)
100ポンド(約45kg)当たりのカットアウト価格は、前週比0.53ドル安の88.95ドルだった。豚肉製品ではロイン、ハムが値下がり、バットは値上がり、ベリーは横ばいだった。
※2011年2月11日 Hog Outlook(Ron Plain)
マーケットデータ
 
先物取引価格(2月11日現在)
 
 
牛肉・牛バラエティミート対日輸出実績
 
 
豚肉・豚バラエティミート対日輸出実績
 
イベント情報

●USMEF、「FOODEX JAPAN 2011」に出展

米国食肉輸出連合会(USMEF)は、3月1日(火)〜4日(金)の4日間、国内最大級の国際食品・飲料展「FOODEX JAPAN 2011」に出展いたします。

今回の出展では “〜Why U.S meat?(なぜ今選ばれるのか?)〜”をテーマに、アメリカン・ミートの優位性・独自性を改めてご紹介するとともに、皆様のビジネスに役立つご提案をさせていただきます。

■アメリカン・ビーフ
食味と使い易さに優れるアメリカン・ビーフの特長を生かし、様々な業態に向けに、推奨部位の活用方法(MDアイディア、メニュー提案など)、プロモーション展開例をご紹介いたします。仕入先の開拓としてメンバーパッカーのご紹介もいたします。
■アメリカン・ポーク
汎用性に優れたアメリカン・ポークならではの新しい調理法や、新規メニュー向けの提案を中心に、マーケットのトレンドに合わせたアメリカン・ポークの活用方法をご提案いたします。メンバーパッカーを通じてさまざまな加工品のご紹介もいたします。

弊連合会のメンバー企業6社も同ブース内に出展しますので、原料から加工品まで各メンバーの特長ある商品を一度にご覧いただけます。

【USMEF出展概要】

■日時:
2011年3月1日(火)〜4日(金)10:00〜17:00(最終日のみ16:30まで)
■会場:
幕張メッセ(1ホール)USAパビリオン内、USMEFブース 小間番号:135
■連合会メンバー参加企業:
・Agri-West International, Inc. : ポーク加工品
・National Beef Packing Company : ビーフ製品
・Nature's SunGrown Foods : ポーク製品とその加工品
・SIG International : 米国産黒豚を中心としたポーク製品とその加工品
・Sugardale : ポーク加工品
・Tyson Foods : ビーフ製品、ポーク製品とその加工品
※アルファベット順
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