|
● |
2011年牛肉・豚肉輸出高予想を上方修正−USDA |
|
米国農務省(USDA)は最新の「Outlook for U.S. Agriculture Tradeレポート」(季刊)で、前回8月に発表した2011年9月30日事業年度の牛肉・豚肉輸出高予想を上方修正した。牛肉生産量は減少しているが、アジア市場の需要高による出荷増を期待して、5億ドル増加の37億ドル、豚肉は主要市場で堅調が続くことから、1億ドル増の46億ドルと予測している。
※2010年12月1日 Meatingplace.com
|
|
● |
2010 パッカー上位30社ランキング−寡占化進む |
|
上位3社は2009年に、対2008年比で、特に去勢雄牛と未経産牛の処理頭数でマーケット・シェアを広げた。シェア増大は、元スミスフィールド・ビーフグループがJBS USAに統合された影響が大きい。JBS社は米国とオーストラリア合計の数字を報告しているので、同社の処理頭数はいずれも推定値になっている。
2009年の3社合計のシェアは、商業用肉牛処理で62.2%(2008年58.7%)、去勢雄牛・未経産牛処理頭数では72.5%(同68.6%)になった。上位5社では、各々78.6%、89.5%を占めた。
2010パッカー上位30社ランキングのpdfはこちら
2010 パッカーランキング上位30社ランキング(上位10社まで抜粋)
順位 |
会社名 |
処理能力 (頭数/1日) |
工場数 (ヵ所) |
牛肉売上高 2009年(百万ドル) |
処理頭数 2009年(千頭) |
1 |
カーギル・ミートソリューションズ (カンザス州/ウィチタ) |
29,000 |
8 |
11,000 (C) |
8,557 (C) |
2 |
タイソンフーズ (アーカンソー州/スプリングデール) |
28,700 |
7 |
10,937 (C) |
7249 |
3 |
JBS USA (コロラド州/グリーリー) |
28,600 |
8 |
11,232 (C) |
6,600* |
4 |
ナショナル・ビーフパッキング (ミズーリ州/カンザスシティー) |
14,000 |
3 |
5,449 |
3,700 |
5 |
アメリカンフーズグループ (ミネソタ州/アレキサンドリア) |
7,000 |
5 |
2,200 |
1,758 |
6 |
グレイターオマハ・パッキング (ネブラスカ州/オマハ) |
2,900 |
1 |
1,100 |
785 |
7 |
ネブラスカビーフ (ネブラスカ州/オマハ) |
2,600 |
1 |
800 |
650 |
8 |
XLフォースタービーフ (ネブラスカ州/オマハ) |
2,300 |
2 |
600* |
600 |
9 |
ABフーズ (アイダホ州/ボイシ) |
1,600 |
1 |
非公開 |
非公開 |
9 |
サムケイン・ビーフプロセッサーズ (テキサス州/コーパスクリスティ) |
1,600 |
1 |
560 |
415 |
注1:CBWビーフパッカー上位30社ランキングは、共有所有/経営権のもとに運営される米国内施設での最大日間処理能力に基づく。工場数は処理施設のみ。特にことわりがない限り、牛肉売上高は米国内事業によるもの。※印はCBWの推定値。
注2:JBS 2009年処理頭数は、米国・オーストラリア合計801万3,000頭からCBWが推定した。
注3:ニコラス・ミートパッキングはつい最近処理・加工施設の操業を再開。2005年に火災で工場が壊滅後、操業を停止していた。
注4:(C)はカナダを含むの意味。
※2010年12月6日 Cattle Buyers Weekly
|
|
● |
米韓FTA合意を歓迎−USMEF |
|
本日オバマ大統領より、米国と韓国が自由貿易協定で合意したと発表があった。これは米国の食肉生産者、加工業者、輸入業者にとって歓迎すべきニュースで、業界はFTAに基づく段階的な関税撤廃により、大きな恩恵を受けるだろう。
幣連合会のセング会長兼CEOは、交渉担当者の熱意と取り組みを讃え、また2008年の対韓国向け牛肉輸出再開における、モンタナ州選出M.ボーカス上院議員の指導力に感謝の意を示した。
USMEFは、韓国の業界関係者とも消費者とも密接に連携して、高品質の米国製品を提供できるよう期待している。今回の合意は、米国の農業にビジネスの機会を与え、韓国の消費者には朗報となるものだ。
※2010年12月3日 USMEF ニュースリリース
|