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TRADER'S Be & Po
NEWS CONTENTS
市況ニュース 10〜11月は昨年を上回るパッカー生産量
フィードロットへの肉牛導入進む
業界ニュース USDA、ブラジル1州に輸出許可
トレンドニュース 感謝祭の食材購入、最良価格を求める消費者
フードサービスの2011年トレンド予測
マーケットデータ 米国産牛肉・豚肉輸出の好調続く
牛肉・牛バラエティーミート対日輸出実績
豚肉・豚バラエティーミート対日輸出実績
先物取引価格(11月19日現在)
全米天候/作柄状況 各地の干ばつ監視・天気予報
米国食肉市場ニュース 牛肉(牛肉市況 11/11〜11/19)
豚肉(豚肉市況 11/11〜11/19)

業界最前線 vol.5 -読者インタビュー-

市況ニュース
 
10〜11月は昨年を上回るパッカー生産量
 

10月上旬から11月中旬にかけての6週間、パッカー生産量は昨年を上回り、11月3週の処理頭数も67万6,000頭と推定される(昨年度は63万5,100頭)。パッカーマージンは書類上は少ないが、相当量の輸出注文、国内需要の回復、過去27ヵ月で最高の副産物価格といった好材料が増産につながった。11月3週前半の副産物平均価格は100ポンド当たり11.82ドルで、前週比で18セント、前年比で2.57ドル値上がりしている。

チョイス・カットアウトは11月18日に158.64ドルに下がったが、前週比では1.56ドル上がっている。一方で、豚肉・鶏肉の供給量が潤沢で、牛肉の小売り高への影響が懸念される。市場調査によると、今年の一般家庭の食費削減率は28%(昨年23%)で、強い倹約志向が続いている。

11月3週の生体牛価格は2週と変わらず、カンザスは86.84ドル、テキサスは98.35ドル、ネブラスカは98ドルで、アイオワ〜ミネソタ南部はネブラスカを若干下回った。

※2010年11月22日 Cattle Buyers Weekly
 
フィードロットへの肉牛導入進む
 

トウモロコシの値上がりと肥育牛の不足にもかかわらず、フィードロットでは多数の肉牛の導入が続いている。トウモロコシと肥育牛の予想以上の高値で肉牛の採算値が上がっているためで、最近の導入では108ドルに達している。11月19日付Cattle On Feedレポートでは、10月の導入頭数を昨年比2〜3%増とする可能性もある。肉牛を飼っておく小麦牧草地が昨年のように十分あるかどうかも問題だ。

11月1日現在のフィードロット内頭数は前年比で2〜3%増加して、2007年以来過去最多が続いており、出荷可能牛の供給量も春まで高い状態が続く見込みだ。そのためフィードロット内頭数は6ヵ月連続で前年を上回り、今後数ヵ月も続くだろう。ここ2〜3ヵ月の肉牛頭数の増加で、肥育牛の供給量は年内から来年初頭まで十分にあるだろう。

※2010年11月15日 Cattle Buyers Weekly
業界ニュース
 
USDA、ブラジル1州に輸出許可
 

米国農務省(USDA)は、ブラジルのサンタカタリナ州からのフレッシュビーフとフレッシュポーク輸入を認める予定だが、すぐに入荷する牛肉製品の量は少ない見込みだ。米国農務省動食物検疫局(APHIS)は当初、口蹄疫感染国を含む地域からの食肉輸入規則の変更を提案していた。3つの肉牛業界団体が地域制に反対したが、国際獣疫事務局(OIE)は、同州を口蹄 疫ワクチン非接種清浄国と認めた。USDAの検査官がまもなく同州の処理施設を査察する予 定で、そのあと個々の工場・輸出業者ごとに出荷許可を発令する。

サンタカタリナ州は、国内最多の処理工場を抱える、ブラジル最大のポーク生産地だ。ブラジル産ポークリブとベーコンは米国市場でも競争力がある。今回の認可で米国向け輸出急増することはないが、JBSやマルフリッグの大手企業への後押しとなるだろう。

ブラジル牛肉輸出業者協会(ABIEC)は、ブラジルの牛肉総輸出額は年末までに50億ドルに達すると予測している。

※2010年11月12日 Meatingplace.com & 2010年11月22日 Cattle Buyers Weekly 
トレンドニュース
 
感謝祭の食材購入、最良価格を求める消費者
 

今年で25回目となる米国農業連合(AFBF)恒例の調査によると、典型的な感謝祭(11月25 日)のディナー10人分の平均食材費は、昨年より約1.3%(56セント)上昇がりして43.47ドルだった。一番高額なターキーは昨年に比べ生産量が若干減少したが、1羽17.66ドルで99セント値下がりし、食材の中で値下がり幅が一番大きかった。

食材の買い出しでは、消費者はクーポンや購入条件付きのキャンペーンを利用せず、自分にとって最も有利な価格を求める傾向が見られた。

※2010年11月15日 FB News
 
フードサービスの2011年トレンド予測
 

フードサービスの調査・コンサルティング会社、テクノミックは、回復の兆しがあるフードサービス業界の来年のトレンドとして以下を挙げている。

  • カクテルの復活: カジュアルレストランが、限定サービスレストランとの差別化のためメニューに追加。
  • ケータリングカー(移動販売車)でモバイルダイニング: 有力店がブランド展開のため出店。都市部や中小地域で急増。
  • 農家がセレブに: メニュー解説で取り上げられ、フードサービス関連ブログでコメントや記事を求められる。
  • ソーシャルメディアとテクノロジーの発達: ウェブクーポンやソーシャルメディアキャンペーンが普及し、社内テクノロジーへの投資ニーズが高まる。
  • 韓国料理: 韓国と韓国料理に注目が集まる。
  • 「高級レストランでぜいたく」の増加: 長引く不況による倹約生活への反動。
  • お得な価格の追求: たまには贅沢をするために、外食は常に割安なところを選ぶ。
  • 新たな投資スタイルで事業拡大: カジュアルブランドの展開、超ニッチでハイコンセプト導入、既存店のリモデルで売上げアップ、新店は小型/持続可能設計/高効率なレイアウト/従来にない立地。
  • ほっとする料理: 家族向けの店舗形態と大皿盛りの料理。
  • 新たな競合相手の登場: フードサービスの充実を進めるコンビニ。
※2010年11月18日 Meatingplace.com
マーケットデータ
 
米国産牛肉・豚肉輸出の好調続く
 

米国産食肉の輸出は9月も順調で、今年1〜9月期で堅調を維持した。

【牛肉】

9月度の輸出額は30.2%増加して3億3,930万ドル、輸出量は16.6%伸びて8万6,182トンに達した。輸出先上位5ヵ国には、カナダ、メキシコ、日本、韓国、中東が並んだ。1〜9月期の輸出額は27.0%増加して29億ドル、輸出量は16.0%伸びて76万6,791トンだった。

【豚肉】

9月度の輸出額は10.0%増加して3億8,260万ドル、輸出量は3.6%減少して14万8,416トンだった。上位輸出先は、日本、メキシコ、カナダ、香港/中国、ロシアの5ヵ国が上位を占めた。1〜9月期の輸出額は9.0%増加して35億ドル、輸出量は2.0%伸びて139万2,754トンだった。

注) %はいずれも前年比

※2010年11月15日 USMEF Export Statistics
 
牛肉・牛バラエティミート対日輸出実績
 
 
豚肉・豚バラエティミート対日輸出実績
 
 
先物取引価格(11月19日現在)
 
全米天候/作柄状況
 
各地の干ばつ監視・天気予報
 

11月18〜22日の前半、南東部から北上してオハイオ渓谷、北東部、プレーンズ諸州北部は雨になるだろう。後半は、北西部と太平洋沿岸で降水確率が最も高くなる。本土中央部の大半〜南部、南東部、中西部、プレーンズ諸州中央部、南西部で気温は平年を上回るだろう。太平洋沿岸、北西部、プレーンズ諸州北部の気温は平年を下回るだろう。

11月23〜27日は、中西部北部、太平洋沿岸北西部、南西部は平年より寒いだろう。反対にメキシコ沿岸諸州、中部大西洋では平年より暖かくなる。南西部から中西部北部、五大湖周辺では平年を上回る降雨がある見込みだ。プレーンズ諸州南部、メキシコ湾沿岸、南東部の雨量は平年を下回るだろう。

※2010年11月19日 Market Perspectives
米国食肉市場ニュース  
牛肉

牛肉市況
(11月15日〜19日)

週間と畜頭数 : 67.6万頭(前年比6.5%増)
肥育牛の取引価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  主要5市場では平均97.98ドル(前週比0.31ドル高)、枝肉価格は平均156.48ドル(同0.71ドル高)。
牛肉価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  歩留まり等級3(YG3)のチョイスは159.01ドル(前週比2.62ドル高)。Y2〜3のセレクトは150.00ドル(同1.78ドル高)。
豚肉

豚肉市況
(11月15日〜19日)

週間と畜頭数 : 232.6万頭(前年比0.2%増)
100ポンド(約45kg)当たりのカットアウト価格は、前週比0.43ドル高の76.60ドルだった。豚肉製品ではロイン、ボストン・バット、ベリーは値上がりしたが、ハムは値下がりした。
※2010年11月19日 Hog Outlook(Ron Plain)
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