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TRADER'S Be & Po
お知らせ

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NEWS CONTENTS
米国食肉市場ニュース 牛肉(牛肉市況 5/17〜21)
豚肉(豚肉市況 5/17〜21)
市況ニュース フィードロットの導入頭数、低調続く
生体牛・牛肉価格、経済環境の影響で下落
枝肉重量が減少
業界ニュース 4月度食肉生産量減少、牛肉は増加
第1四半期米国産牛肉輸出、アジア市場が牽引
口蹄疫発生で和牛肉価格が急騰
ポーク関連ニュース 中国、米国産豚肉の輸入再開
全米天候/作柄状況 各地の干ばつ監視・天気予報
マーケットデータ 先物取引価格(5月21日現在)
米国食肉市場ニュース  
牛肉

牛肉市況
(5月17日〜21日)

週間と畜頭数 : 68.1万頭(前年比0.6%減)。
肥育牛の取引価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  主要5市場では平均97.05ドル(前週比2.93ドル安)、枝肉価格は平均154.70ドル(同7.60ドル安)。
牛肉価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  歩留まり等級3(YG3)のチョイスは167.48ドル(前週比2.45ドル安)。Y2〜3のセレクトは161.12ドル(同3.48ドル安)。
豚肉

豚肉市況
(5月17日〜21日)

週間と畜頭数 : 201.6万頭(前年比2.4%減)。
100ポンド(約45kg)当たりのカットアウト価格は87.76ドルで前週比3.05ドル安だったが、前年同日比では27.88ドル高になっている。
※2010年5月21日 Hog Outlook(Glenn Grimes & Ron Plain)
市況ニュース
 
フィードロットの導入頭数、低調続く
 

4月のフィードロット稼働率は全国で62%と低めだったが、導入頭数は少ない状態が続いた。それでも5月4週のCattle on Feedレポートでは、前3月には前年比で2.7%増えたことを受けて、4月導入頭数は前年より若干上がっていると予想している。それ以前の4ヵ月は前年を下回っていた。4月の出荷頭数は前年を上回っているため、5月1日時点のフィードロット内頭数は前年比で3.5%減少の見込みで、これは2004年以来最低レベルになる。肥育牛供給数の低下、肥育牛の高値、加えて肉牛肥育業者と牧草地経営者の間の肥育牛確保の争いで、導入頭数が比較的少なくなっているとアナリストは述べている。フィードロットからの出荷で新旧の牛の入れ替えは極めて順調で、今後2ヵ月は出荷可能牛の供給量は予想しているほど伸びないだろう。

※2010年5月17日 Cattle Buyers Weekly
 
生体牛・牛肉価格、経済環境の影響で下落
 

メモリアル・デ−の連休に向けた仕入れが終わる良いタイミングで、生体牛・牛肉価格が下がっている。しかしヨーロッパの金融危機と米国市場への影響で、生体牛価格は予想よりも落ち込んでいる。こうした動きが生体牛先物相場に波及し、肥育業者は生体牛で前週比2ドル安、枝肉で7〜8ドル安の価格を受け入れ、またベースが確実で利益も出ているので、早めに売る意向だ。

生体牛が積極的に出荷されているため、新旧の生体牛の入れ替えは極めて順調だとアナリストは述べている。最新のCOFレポートで、4月の出荷頭数は前年比5%増と予想された。フィードロットで120日以上肥育された肉牛は、5月1日時点で前年比9%減だった。そのため生体牛価格は、夏に向かい平年よりは落ち込みが少ない可能性もあるとアナリストは述べている。

しかし、価格下落の度合いは出荷可能牛の供給量より、他の経済要因で決まるだろう。「価格に対する最大のリスクは金融市場の動向だ」とアナリストは指摘する。実際、5月24日は先物市場に影響が出て、6月契約分は前週金曜の232ポイント急落に続いて75ポイント下がった。

※2010年5月24日 Cattle Buyers Weekly
 
枝肉重量が減少
 

季節的に春は枝肉重量が減るが、さらに前年を大幅に下回っている。5月8日で終わった週の全体平均は754ポンドで(前年比14ポンド減)、去勢雄牛は平均806ポンド(同16ポンド減)、未経産牛は742ポンド(同13ポンド減)といずれも下がっている。

過去5年間の平均を見ると、枝肉重量は5月上旬に最も軽くなり、9月下旬から10月上旬にかけては季節的に増加する。昨年は8月中旬から平年に比べ大幅に急増した後、全体では10月3日に終了した週に、去勢雄牛と未経産牛はその1週間後に過去最高を記録した。7月に昨年レベルに達する可能性はあるが、秋に記録を更新することはないだろうとアナリストは述べている。

※2010年5月24日 Cattle Buyers Weekly
業界ニュース
 
4月度食肉生産量減少、牛肉は増加
 

米国農務省(USDA)発行のMonthly Livestock Slaughter Reportによると、4月度の商業用食肉生産量は前年比で2%減少したが、牛肉は前年比で若干増加し、豚肉は減少した。

今年1〜4月期でも同様の傾向が見られ、前年比で食肉全体では2%減、豚肉は減少したが、牛肉は若干増加している。

※2009年5月21日 Meatingplace.com
 
第1四半期米国産牛肉輸出、アジア市場が牽引
 

USDA経済調査局(ERS)発行の最新レポートによると、第1四半期の牛肉輸出は、アジア市場の売り上げ増加に助けられ前年比25%増加した。

特に日本、韓国、台湾、香港の売り上げが好調で、前年比で日本は30%、韓国は9%伸びた。オーストラリア・ニュージーランドドル高や米国のキャンペーン強化で、米国産牛肉のマーケットシェアは日本で54%、韓国で31%拡大し、香港向け輸出は143%急増した。

USDAでは、2010年の米国産牛肉輸出は全体で前年比10%以上伸びると予測している。しかし報告書は「2011年には世界の需要は全面回復するだろうが、米国内供給力の低下で大量の輸出が妨げられ、比較的に値段が高い米国産牛肉は、オセアニア、南米諸国との競争力が制限されるかもしれない」と述べている。

※2009年5月21日 Meatingplace.com
 
口蹄疫発生で和牛肉価格が急騰
 

日本で近年最大規模の口蹄疫が発生した影響で、オーストラリアでは和牛肉の価格が急上昇している。日本一と評価される和牛肉の産地、宮崎県を直撃した口蹄疫の影響は日本の国内外に波及している。今のところ、日本では牛肉消費量に影響は出ていないが、国内では和牛肉の供給量の減少、国外では日本産牛肉の禁輸で供給減が心配される。

これにより世界最大の和牛肉生産国であるオーストラリアが最も恩恵を受けるだろう。最大手のオーストラリアン・アグリカルチュラル・カンパニー社(AACo)は既に、日本からの輸入の穴を埋めようとする米国からの問い合わせに対応しているという。同社の社長は「5月4週で和牛価格は18%上がった」と述べている。

※2010年5月24日 Cattle Buyers Weekly
ポーク関連ニュース
 
中国、米国産豚肉の輸入再開
 

中国政府は5月14日、米国で発生したH1N1型インフルエンザを理由に禁輸が続いていた米国産ポークの輸入を、ほぼ1年ぶりに再開することを正式に通達した。これにより今年5月1日以降に生産された豚肉の中国向け輸出が可能となった。

2008年度、米国は中国/香港向けに約40万トン、金額で6億9,000万ドル相当の豚肉を輸出し、世界第3位の市場になっていたが、昨年度は38%減少し、わずか4億2,700万ドル弱に落ち込んでいた。今回の輸出解禁は朗報だが、全国豚肉生産者協議会(NPPC)は、ラクトパミンの使用、中国国内生産者助成金、付加価値税課税などの貿易関連の課題解決に取り組み、中国に改善を強く求めるよう、引き続きオバマ政権に要請していく。

※2009年5月17日 Meatingplace.com
全米天候/作柄状況
 
各地の干ばつ監視・天気予報
 

米国中部全域では、暴風の大気がゆっくり移動して局部的に豪雨をもたらすが、雨は中西部北方の干ばつ地域は迂回する。この大気によるにわか雨は週末には東部海岸州に達するが、南東部とデルタ地帯南部では概して小雨になる。一方、ジェット気流のはっきりしたくぼみの影響で、西部の大半は寒い不安定な天気になり、ハイプレーンズ北部から西に向かってロッキー山脈北部と本土北西部では豪雨と雪になる可能性がある。

5月25〜29日の予想気温は、米本土中部・東部の大半の地域で平年より高く、ロッキー山脈から西の地域は平年を下回る。大平原地帯北部、ロッキー山脈、太平洋沿岸州各地では例年より雨が多く、本土北東部と大平原地帯南部にかけては例年より乾燥した天候になる。

※2010年5月21日 Market Perspectives
マーケットデータ
 
先物取引価格(5月21日現在)
 
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