この冬、USMEFでは、「アメリカン・ビーフ 2009 Xmas キャンペーン」と「アメリカン・ポーク バックリブ プロモーション」を実施しています。皆様の販促活動にお役立て下さい。
牛肉市況(11月16日〜20日)
豚肉市況(11月16日〜20日)
生体牛価格は11月に入り2週続けて下落し、その後3週にはサザン・プレーンズ市場で10月中旬のレベルに戻った。100ポンド当たりの価格はカンザスで87ドルから83ドルへ、テキサスは88ドルから84ドルに下がったが、取引量は少なかった。在庫を増やさないために、フィードロットではさらに販売頭数を増やす必要があるとアナリストは述べている。
米国農務省(USDA)は11月2週に、今年のトウモロコシ総生産量を129億2,100万ブッシェルと発表した。これは10月予測値より約1%下がっているが、昨年実績より7%、通算では2007年に次いで多い収穫高になる。また雨天で収穫が遅れていて、最新の予測はこれまで収穫済みの25%分をベースに出された数字なので、この先130億ブッシェルを超える可能性はある(アナリスト予測)。
11月1日時点の作況に基づいたUSDA予想収穫高は1エーカー当たり平均162.9ブッシェルで、前月予測値より1.3ブッシェル少ない。しかし前年比では9ブッシェル多く、予測通りになると過去最高となる。
米国食肉輸出連合会(USMEF)によると、9月の豚肉輸出(バラエティーミートを含む)は、今年4月以来最高の3億4,000万ポンド、3億4,800万ドルに達した。メキシコ・日本の2大市場が推進力となって、第3四半期の輸出は明るい気運で終わった。
過去最高の実績を挙げた昨年のペースを6%下回るものの、ここ数週間は好ましい兆候が見られる。ただし年初来実績では136万トン、32億ドルで11%減少している。
1〜9月実績でみると、成長率・輸出量でトップのメキシコ向けが38%増加、輸出額で1位の日本向けは前年比3%増ですでに16億ドルに達している。
9月度はカナダ向けも回復して、月間では最高の1万7,000トンを超え、年初来実績も前年比2%減に縮まった。ロシア、中国/香港も回復傾向で、全体で4月以来最高の月間輸出実績に繋がった。
今年の豚肉輸出量は、どの月も米国の豚肉生産量全体の20%以上を占めている。昨年の25%を下回ってはいるが、従来のレベルを優に上回っている。
プレミアム・プロテイン・プロダクト(PPP)社は、5ヵ月前にネブラスカの2工場の操業を一時中断し、従業員310名を解雇していた。その後も解雇をさらに広げ、会社の買い手を探しているが、今のところ見つかっていない。操業停止中の工場のうち一つは1日当たり600頭の処理能力があり、もう一方は加工工場。
これまでPPP社はオーガニック・ナチュラルビーフを、自社及び「ローラズ リーンビーフ」や「ネブラスカ コーンフェッドビーフ」のブランドで取り扱っていた。
米国の全国レストラン協会は、売上高、客数、人件費、設備投資を基に、飲食店の現況と今後の見通しを示す総合指標、RPI(レストラン・パーフォマンス・インデックス)を毎月算出している。RPIは8、9月と続いて下がり、23ヵ月連続で100を割り込んだ。短期間上向き傾向も見られたが、9月も既存店の売上高、客数が減少し、全面的な回復はまだこれからだ。ただし、営業成績は悪いながらも「既存店売り上げが前年比で増加」と回答した企業は8月はわずか17%だったが、9月は22%に増えている。一方「既存店売り上げが前年比で減少」は68%から65%に減っている。また、客数も25ヵ月連続で減少はしているが、9月は若干持ち直している。
ナショナル・パーチェス・ダイアリー(NPD)グループが実施した最新の消費者調査「米国の食事パターン」によると、これまで20年間横ばい状態が続いていた電子レンジの利用率が増加していることがわかった。
夕食の調理に電子レンジを利用する比率は1990年以来20%台が続き、最近は2007年20%、2008年22%、2009年23%と上昇傾向にある。また「夕食は家で準備して食べる」は65%で、このうち「できたて」と「自家製」は49%で2005年以来変動はない。
消費者は料理を一から作るのではなく、買ってきた食品を電子レンジで温めたり再加熱することで、外食せずに家で食事する方法を見つけている。調理に使う器具はガスコンロが依然として1位だが、その割合も1985年の52%から2009年は33%に下がっている。
不況が国民の食習慣にどう影響するか様々な憶測が出たが、好・不況期にかかわらず「アメリカ人は自分の食事を作るのは嫌」という結果が出た。
11月23日までは、オハイオ川渓谷は上層気流の低気圧の影響で降雨、中部大西洋と北東部では寒冷前線に伴うにわか雨があるだろう。さらに南部に下ると、メキシコ湾岸で発達中の暴風が北東に進み、テキサス南部から南東部にかけて中程度の降雨か豪雨をもたらすだろう。11月4週初めにコーンベルト地帯中部と北部で一部にわか雨もあるが、グレートプレーンズと中西部北方地域はおおむね暖かい乾燥した天気が予想される。
その後11月24〜28日にかけて、ニューイングランド、太平洋岸から大平原地帯北部の気温は例年を上回る予報が出ている。米本土の東3分の1の降雨量は例年を上回り、ミシシッピ以西は例年より乾燥した天気で、ロッキー山脈中部・北部地域から大平原州西部の降雨は例年を下回る可能性が高い。
この冬、USMEFでは、「アメリカン・ビーフ 2009 Xmas キャンペーン」と「アメリカン・ポーク バックリブ プロモーション」を実施しています。皆様の販促活動にお役立て下さい。