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TRADER'S Be & Po NEWS CONTENTS
米国食肉市場ニュース 牛肉(牛肉市況 1/26〜30)
豚肉(豚肉市況 1/26〜30)
市況ニュース 畜牛頭数、昨年を下回る
業界ニュース 2月度-状況厳しい牛肉業界
米国の景気回復遅れる
パッカー工場の土曜操業時間、通常ペースに戻る
工業化が進む米国の畜産農業
トレンドニュース 高級レストラン低調、ファーストフード好調
米国消費者、内食増加で挽肉需要が増加
米国食肉市場ニュース  
牛肉
牛肉市況
(1月26日〜30日)
週間と畜頭数 : 63.1万頭(前年比3.1%増)。 オクラホマシティーにおける去勢牛の体重別100ポンド当たりの価格
肥育牛の取引価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  主要5市場では平均80.03ドル(前週比1.88ドル安)。 枝肉価格は平均129.62ドル(同2.19ドル安)。
牛肉価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  歩留まり等級3(YG3)のチョイスは142.15ドル(前週比6.04ドル安)。Y2〜3のセレクトは139.27ドル(同4.59ドル安)。
豚肉 豚肉市況
(1月26日〜30日)
週間と畜頭数 : 226.7万頭(前年比0.3%減)。
肉豚の現金取引価格 : 前週比で横這いから1.75ドル安。

 

市況ニュース
畜牛頭数、昨年を下回る
 

米国農務省(USDA)が半年毎に実施する畜牛頭数調査によると、2009年1月1日現在の牛・子牛は2.2%(前年比)、肉牛は2.4%(同)減少した。そのため、シカゴマーカンタイル取引所畜産日報は「今後も頭数調整が続くと、2009年末には総頭数が更に減少し、向こう2〜3年間の牛肉生産量は大幅に低下するだろう」と指摘している。

※2009年2月2日 Meatingplace.com
業界ニュース
2月度-状況厳しい牛肉業界
 

景気の見通しが暗い中、年間で最も需要薄の2月が巡ってきた。1月下旬、米下院はオバマ大統領が提案した8,190億ドルの景気対策法案を可決した。しかし、これまでの経済政策同様、短期的には景気の後押しや雇用削減の歯止めにはならず、この先も経済悪化のニュースが続くとアナリスト達は述べている。昨年第4四半期GDPは、1982年以来最大の5.5%の下落が予想されている。

現在の経済状況は、牛肉需要が大幅に落ち込んだ1982年よりずっと悪い。今回は信用規制も加わり消費の上向きもすぐには期待できないため、牛肉需要はよくても1982年同様の傾向をたどる見通しだ。今のところ牛肉の純供給は、人口一人当たり0.3ポンド減少と予測されている。

最新のCattle on Feed レポートを見ると、12月度の出荷頭数の増加と導入頭数の減少を受けて、1月1日時点のフィードロット内頭数は予想を下回った。導入頭数は12月で5ヵ月連続減少し、牧場では空きスペースが増えているが、大幅赤字が続くため肥育業者は導入頭数を抑えている。

※2009年2月2日 Cattle Buyers Weekly
米国の景気回復遅れる
 

オバマ政権は、各分野で景気回復策に迅速に取り組む姿勢を見せているが、経済再生には少なくともあと1年はかかる可能性があると警告している。このため牛肉業界では、今年1年を通して需要は下がり気味で、市場は不安定になるだろう。

そうした厳しい経済状況を裏付けるかのように、大統領が就任した1月20日、株式市場が下落した。ダウ平均終値は8,000ドルを割り込んで昨年11月以来の最安値となり、就任式当日の終値としては、株式市場113年の歴史でも最低の数字を記録した。それを受けて生体牛先物相場は急落し、2月契約分は190ドル安で、100ポンド当たりにして82.62ドルだった。

さらに肉牛肥育業者の現金取引も、パッカーマージンが昨年7月以来最大という好材料にもかかわらず、コーンベルトでは牛肉価格が3ドル安、サザーンプレーンズでは生体牛価格が2〜2.50ドル安と極めて不調に終わった。

※2009年1月26日 Cattle Buyers Weekly
パッカー工場の土曜操業時間、通常ペースに戻る
 

北米の肉牛頭数の減少に伴い、パッカー工場の土曜操業時間が本来の短縮型に戻る見通しだ。土曜の処理頭数は通常、第1・4四半期は少なく、バーベキューの機会が増える第2四半期に増加し、その後第3四半期に入り徐々に減少する。この年間の流れの中で、2008年第4四半期の土曜処理頭数は例年を下回り、その後も減少傾向が続いた。2009年1月年初から3週間の土曜処理頭数は、推計で6万7,000頭(前年同期8万8,542頭)だった。

※2009年1月26日 Cattle Buyers Weekly
工業化が進む米国の畜産農業
 

米国農務省経済調査局(ERS)発行のレポートは、「米国畜産農業は、ここ20年間の急速な工業化により著しく変化している」と指摘している。工業化が低コスト・高利益につながり、畜産事業への集中で、大気・水質汚染、抗生物質の使用が広がっている。

1987〜2002年の間に、農場規模は肉牛肥育で100%、成豚肥育で2,000%も拡大し、現在も拡大傾向が続いている。また垂直統合型経営(業務範囲を拡げて効率化を目指す)によって、農場と加工業者との関連性がより密になり、経済リスク抑制や技術革新の普及が加速すると説明している。

※2009年1月26日 Meatingplace.com
トレンドニュース
高級レストラン低調、ファーストフード好調
 

不況の影響で、高級レストランの今年の売上高は、昨年の約70億ドルから12〜15%落ち込む見通しだ(レストラン業界コンサルタント、テクノミック社)。ここ数週間で、米国主要都市の定評ある高級レストランやステーキハウス数店が閉店し、他の店は大幅値下げで来店を促進して持ちこたえている。米国のレストラン総数は57万店で、年間1〜2%のペースで増えてきたが、今年は1万2,000〜1万8,000店が閉店すると見られる(テクノミック社)。消費者は値段の高い店から低価格の店へ切り替えている。今年のインフレ調節済み売上高はフルサービスレストランで2.5%減、一方ファーストフード店は0.4%増加すると予想している(全米レストラン協会)。低価格のファーストフードチェーンは、中価格帯のレストランから流れた顧客を吸収し、昨年第4四半期の利益、既存店売り上げも好調で、新店舗の出店も続けている。

※2009年2月2日 Cattle Buyers Weekly
米国消費者、内食増加で挽肉需要が増加
 

USDA発行のLivestock、Dairy、Poultry Outlook Reportによると、消費者の外食ばなれでハンバーガーミートの需要は伸びたがステーキ需要は減少し、その結果チョイスとセレクトの価格差が縮まった。しかしチョイスの卸売価格は下がったものの、小売価格にはすぐ反映されていない。2008年のチョイス価格は当初4.10ドル(1ポンド当たり)から次第に上昇して、8月には過去最高の4.53ドルに達した。チョイスカットアウト価格は7〜11月で14%下がったが、チョイス小売価格は12月に4.38ドルに下がるまで、9・10月は4.51ドルをとどめていた。

※2009年1月22日 Meatingplace.com
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