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TRADER'S Be & Po NEWS CONTENTS
米国食肉市場ニュース 牛肉(牛肉市況 6/23〜27)
豚肉(豚肉市況 6/23〜27)
市況ニュース 生体牛とボックスビーフ市場の値上がり続く
業界ニュース 韓国、米国産牛肉の輸入再開
トウモロコシ、発育の遅れ続く
EU、南米産食肉の輸入条件を緩和
ポーク関連ニュース 豚肉動向
トレンドニュース 機能性食品-市場の将来性、規制、消費者の反応
イベント情報 USMEF、「ビーフで元気!We Care.キャラバン」店頭イベントを実施
米国食肉市場ニュース  
牛肉
牛肉市況
(6月23日〜27日)
週間と畜頭数 :70.9万頭(前年比1.4%増)。 オクラホマシティーにおける去勢牛の体重別100ポンド当たりの価格
牛肉価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  歩留まり等級3(YG3)のチョイスは166.78ドル(前週比7.66ドル高)。Y2〜3のセレクトは160.31ドル(同6.65ドル高)。
豚肉 豚肉市況
(6月23日〜27日)
週間と畜頭数 : 213.0万頭(前年比9.5%増)。
肉豚の現金取引価格 : 前週比で横這い〜0.75ドル高で推移。
 
 
市況ニュース
生体牛とボックスビーフ市場の値上がり続く
 

通常この時期、生体牛・ボックスビーフ価格は春の高値から夏の安値に向かう中間にあたるが、今年は例年とは反対の値動きを見せている。6月26日の生体牛価格は、カンザスでは98ドル(前年比3〜4ドル高)、テキサスでは99ドル(同3ドル高)だった。一方ボックスビーフは2週に渡り、ほぼ連日値上がりが続いた。同じく6月26日に、チョイスは昨年5月中旬以来最高の164.83ドルをつけた(前年同日比18%高)。

市場の次の動きは、7月4日の連休中の牛肉売上高と肉牛処理頭数次第だろう。パッカー各社はここ2年間で最高の営業利益を上げているが、独立記念日の祝日を考慮して、6月1〜3週の処理頭数は比較的抑えた。今回の異常な値上がりは、据え置きの生体牛先物市場の大幅なプレミアムや、好調な国内の牛肉売り上げ、輸出の急増が原因のようだ。牛肉輸入量の減少もあいまって、年初来の牛肉生産量は2%増加しているが、全体の供給量は厳しい。先物市場のプレミアム幅を考えると、パッカーが高値の生体牛のコストを転嫁するにつけ、牛肉は今後値上がりする一方だろう。

※2008年6月30日 Cattle Buyers Weekly
業界ニュース
韓国、米国産牛肉の輸入再開
 

韓国政府は6月30日、85.6トン分の米国産牛肉の検疫が完了して、昨年10月以来中断していた輸入が再開したことを発表した。同日には更に270.5トン分の検疫の申請があった。訪韓した米国ライス国務長官は、「公的機関が保証している米国産牛肉の安全性を信頼してほしい」と強く要請した。

※2008年7月1日 meatingplace.com
トウモロコシ、発育の遅れ続く
 

米国農務省(USDA)によると、6月29日までにヒゲをつけたトウモロコシはわずか3%で、昨年同期の11%、過去5年平均の9%を下回った。発育状況「優」と「秀」の評価は61%(昨年同期73%)だった。

しかし、同省の「作付面積・穀物在庫報告書」では、予想を上回るトウモロコシ作付面積(3月より131万エーカー増加)と在庫量が報告された。その分の大豆へのしわ寄せもなく、6月中旬の中西部の洪水以来、飼料費の値上がりも予測されたマイナス材料を乗り切ってきた食肉業界にとっては朗報だ。

一方大豆も発育が遅れ、開花はわずか4%で、昨年同時期の15%、過去5年平均の11%を下回った。出芽率は90%で、昨年同時期の97%、過去5年平均の96%を下回った。

6月1日現在のトウモロコシ推定在庫量は40.3億ブッシェルで、市場予測を約1億ブッシェル上回った。過去最高の高値で需要が減少したからだろう。

※2008年6月30日、7月1日 meatingplace.com
EU、南米産食肉の輸入条件を緩和
 

EUは、手足口病など家畜疾病の蔓延を防ぐ基準を満たしたと判断し、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイからのフレッシュミート輸入基準を緩和した。これにより、より多くの地域からの輸入が可能になる。

※2008年7月1日 meatingplace.com
ポーク関連ニュース
豚肉動向
 

【成豚の在庫豊富で値下がりの可能性】

USDA発行の四半期レポート"Hogs and Pigs"によると、成豚の在庫が市場予測より多く、今後の値下がりと処理頭数増加につながりそうだ。

報告書の主要ポイント
・6月1日時点の豚の在庫は、前年比6%、今年3月比1%増加
・繁殖中の豚は、前年比/前四半期比ともに1%減少
・出荷済み成豚の在庫は、前年比7%、前四半期比1%増加
・今年3〜5月期に生まれた子豚数は、前年比4%増加
・雌豚の分娩回数は前年比2%増加
・分娩1回当たりの子豚生産数は、昨年の9.20頭に対し今年3〜5月は9.38頭

【豚肉輸出、10年間で200%増加】

1998年度の米国産豚肉輸出量は11億1,600万ポンドだったが、2008年度は1〜4月期だけで13億8,900万ポンドが輸出されている。米国食肉輸出連合会(USMEF)は、今年の総輸出量を10年前の200%増にあたる33億4,000万ポンドと予測している。1〜4月期のペースが続くと想定すると控えめな数字だ。日本、中国/香港、韓国圏とロシア向け輸出量の増加が、過去最高の輸出量に繋がった。輸出量は16年連続で過去最高を更新中で、今のところ豚肉全生産量の22%(昨年16.5%)を占めている。ドル安が近年の農業製品輸出急増の要因だ。

※2008年6月27日 MEATPOULTRY.com & 2008年6月30日 meatingplace.com
トレンドニュース
機能性食品-市場の将来性、規制、消費者の反応
 

多くの先進国で機能性食品分野が急速に伸びており、関連企業にとって大きなビジネスチャンスになっている。しかし一方で、消費者保護を目的とした国内外の規制による制約もある。

【機能性食品成長の背景には食生活が原因の健康問題】

肥満もしくは太りすぎの人は100万人を超え、それに伴う疾病の医療費は、米国では年間930億ドルに達している。肥満は食品企業にとって重要課題だが、同時に消費者の意識や健康食品の購入意向も高まっている。

【表示基準】

ヨーロッパでは、栄養・健康増進効能の表示にあたり基準となる栄養素プロフィールの規定を、2009年1月までに完成させる作業が進んでいる。規定づくりでは、バランスのとれた食事にマイナス効果がないことが最重要ポイントになっている。

【表示の分かりやすさ】

消費者調査では、「標準的な栄養表示は分かりにくい」という結果が出ている。長い難解な科学用語は敬遠され、シンプルで読みやすい情報が好まれる。これまでの調査は表示の理解、好意度、信憑性が中心で、実際の活用度、購入行動の研究はこれからだ。

※2008年4月 AMEFT
イベント情報

●USMEF、「ビーフで元気!We Care.キャラバン」店頭イベントを実施

米国食肉輸出連合会は2008年7月に、首都圏及び福島県をキャラバンカーで巡回する「アメリカン・ビーフ We Care.キャラバン」を実施いたします。イベント会場では無料試食会を行い、アメリカン・ビーフの美味しさやヘルシーさを体感して頂き、さらにアメリカン・ビーフの情報提供やクイズ、ゲーム等のアトラクションなども行います。

 

詳しくは下記、弊連合会HPをご覧ください。

http://www.americanmeat.jp/event/upcoming/index.html

米国食肉輸出連合会:〒107-0052 東京都港区赤坂1-6-19 KY溜池ビル5F Tel.03-3584-3911 Fax.03-3587-0078 URL http://www.americanmeat.jp