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TRADER'S Be & Po NEWS CONTENTS
BSE関連ニュース 動き鈍い米国産牛肉のアジア向け輸出
米国食肉市場ニュース 牛肉(牛肉市況 10/10〜10/19)
豚肉(豚肉市況 10/10〜10/19)
セーフティ関連ニュース 「韓国産牛肉」の3割は輸入肉と判明
牛肉業界-求められるO-157:H7感染防止の再強化
業界ニュース 2007年度 米国ビーフパッカーランキング上位10社
米国産食肉輸出動向
BSE関連ニュース
動き鈍い米国産牛肉のアジア向け輸出
 

米国産牛肉の対韓輸出再開や対日輸出拡大の動きは、両国との輸入条件の見直し作業が遅々として進まず、2008年初めまでは望めそうにない。韓国は30ヵ月齢以下の制限の継続を主張し、新たな輸入衛生条件で合意するまで輸入検疫の中断を続けるとしているが、12月19日の総選挙前に会談が行われる予定はない。日本も月齢制限の緩和は20ヵ月以下を30ヵ月以下に止める立場を固持しており、政権交代や農務大臣の度重なる交代という政府人事の障害もあって、交渉は膠着状態が続いている。米国は、「リスク管理国」に認定された国際獣疫事務局(OIE)のガイドラインを根拠に、日本、韓国を含む全ての貿易相手国に、月齢制限の全廃を要望している。

※2007年10月22日 Cattle Buyers Weekly
米国食肉市場ニュース  
牛肉
牛肉市場
(10月10日〜10月19日)
週間と畜頭数 :
  67.4万頭(前年比4.8%増)。
肥育牛の取引価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  主要5市場では平均90.50ドル(前週比1.55ドル高)。枝肉価格は平均142.18ドル(同2.43ドル高)。
牛肉価格(100ポンド[約45kg]当たり ):
  歩留まり等級3(YG3)のチョイスは144.73ドル(前週比1.25ドル高)。Y2〜3のセレクトは132.87ドル(同1.06ドル安)。
豚肉 豚肉市場
(10月10日〜10月19日)
週間と畜頭数 : 233.4万頭(前年比6.0%増)。
肉豚の現金取引価格 : 前週比で横這い〜1.00ドル安で推移。
セーフティ関連ニュース
「韓国産牛肉」の3割は輸入肉と判明
 

韓国の飲食店で使われている、「原産地韓国」と表示された牛肉の3割が、実は輸入品であることが分かった。食品医薬品局が牛肉279点をモニターチェックでDNA鑑定した。この結果を受けて国会議員は、「正確な検査を実施して、農場主や消費者への被害を防がなくてはいけない」とチェックの重要性を強調した。

※2007年10月23日 聯合ニュース
牛肉業界 - 求められるO-157:H7感染防止の再強化
 

出血性大腸菌(O-157:H7)感染の疑いのある牛挽肉のリコールが相次ぎ、牛肉業界は感染の減少を目指して、全業種に対して、あらためてO-157:H7への警戒を強化するよう求めている。特に牛肉加工業者は、処理・加工・検査の過程で感染防止の強化が必要だ。米国農務省食品検査局(FSIS)は、対策の一つとして、牛肉処理施設に常駐する検査官用に、食品安全チェックリストを新たに導入し、施設が食品安全プログラムに順守して運営されているかどうか確認する。これは、従来はもっぱら「検査」に専念してきた検査官が「食品安全]にも注目するという、検査官の役割の重大な変更だ。チェックリストは全米約1,500ヵ所の施設に配布され、10〜11月をまたぐ約30日間で回収する予定。この間に各施設のHACCPの見直しも行う。

※2007年10月15日 CattleBuyers Weekly
業界ニュース
2007年度 米国ビーフパッカーランキング上位10社
 

Cattle Buyers Weeklyは、恒例の米国ビーフパッカー上位30社のランキングを発表した。トップ3社合計の日間処理頭数は8万1,700頭で、前年に比べ5.5%増加した。これにはJBSスイフト&カンパニー社コロラド州グリーリー工場の第2シフトのフル稼働が大きく貢献している。JBSスイフト社は約3,000頭増、タイソン・フレッシュミート社も8工場合計で1,300頭増えた。カーギル社は変動はなし。前年比較では伸びているが、3年前の8万5,350頭と比較すると4.3%少ない。

※2007年10月22日 Cattle Buyers Weekly
米国産食肉輸出動向
 

【今年1〜8月期輸出実績】

弊連合会(USMEF)の集計に基づく米国農務省(USDA)の発表によると、豚肉の輸出額は前年同期比で6%増の19億6,000万ドル、牛肉は同28%増の16億7,000万ドルに達した。

牛肉・ビーフバラエティーミートの全輸出量も、16%アップの49万5,829トンに上った。カナダ向け輸出量は31%増の8万1,380トン、輸出額は34%増の3億7,210万ドルを記録した。

豚肉・ポークバラエティーミートの全輸出量は、3%減の80万4,261トンだった。引き続き日本がNo.1市場で、輸出量は8%アップの23万8,803トン、輸出額は13%増の7億6,690万ドルで、2位のメキシコの2倍以上になっている。メキシコ・韓国向け輸出が減少したが、香港・中国向け(量で61%増の8万8,103トン、金額で64%増の1億2,570万ドル)とオーストラリア向け(量で40%増の2万2,170トン、金額で64%増の5,980万ドル)の増加で埋め合わせた。

生体牛が不足気味のため米国内の牛肉価格は年内一杯堅調で、またドル安から牛肉製品の買い得感がしばらく続くだろう。豚肉も低価格とドル安で国際市場で優位性がある。

【日本向け輸出】

在京の米国農務省海外農業サービス局(FAS)の報告書は、現行の輸入政策に変更がなくとも、2008年度に日本は約7万1,400トン(前年比1%増)の米国産牛肉を輸入すると予測している。2007年度は、2006年の約6倍になると見られるが、2001年比では8分の1にすぎない。

【EU向け輸出】

一方、USMEFによると、今年のEU向け牛肉輸出は、年間輸入割当の1万1,500トンを若干上回る見込みで、2008年は1万2,000トン(バラエティーミートを除く)に達する可能性もある。現在EU向け牛肉は、成長ホルモン非利用の肉牛由来のものに限定されている。加えて、加工工程や枝肉の処理方法などの技術的な課題の協議も進んでいる。ヨーロッパ市場は食肉輸入需要の急増、ドル安、ブラジル以外の供給先多様化の要望などから、米国産牛肉の輸出増が期待される。

【ブラジルの牛肉輸出増加】

ブラジル牛肉業界・輸出業者協会によると、今年1〜9月期のブラジルの牛肉輸出額は前年比で18%増加し33億ドル、輸出量は12.5%増加し190万トンに達した。いずれもフレッシュ・チルド・フローズンビーフ、加工牛肉と内臓を含む。年内にEUの家畜保健要件に順守する体制を整備し、部分的なEU輸入禁止措置の延長を回避する。EU委員会は、ブラジルの保健管理体制を審査後、制限強化の可否を決定する。現在は口蹄病が発生した3つの州からの輸入禁止と、その他の地域対象に食品安全措置が課せられている。

※2007年10月19, 22, 23日 Meatingplace.com & 2007年10月15, 19日 Meatpoultry.com
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