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7月度米国産豚肉・牛肉輸出実績 |
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USDAは9月11日、牛肉・豚肉を含む農産物の7月の輸出実績を発表した。
そのうち豚肉全体(生鮮、冷凍、調理済み、バラエティーミートを含む)の輸出量は9万1,432トン(前年比1.5%増)で、今年1月以来初めて前年を上回った。生鮮・冷凍の部分肉・くず肉は6万8,621トン(前年比3.2%増)だった。日本とメキシコ向け生鮮・冷凍豚肉の輸出は、各々2.7%と12.1%減少したが、中国、香港および2〜3の小規模市場向けの輸出が引き続き伸びて、十分埋め合わせできている。バラエティーミートは1万7,237トン(前年比10.8%増)で6月から堅調な伸びが続いている。中国向け輸出は6〜7月で、前年の約3,000トンから1万トン近くまで増加した。
牛肉は、日本と韓国市場の規制緩和も手伝って、生鮮・冷凍牛肉合計で5万1,226トン(前年比60.9%増)と大幅に増加した。メキシコ向け輸出は10.4%減少したが、カナダ(同45%増)、韓国(0から1万1,039トン)をはじめ、他市場向けは大きく伸びた。日本向けも増えているが、以前の輸出量の20%に止まっている。
一方、今年1〜7月期の海外市場全体では、牛肉・牛肉バラエティーミートの輸出額は27%増の14億2,000万ドル、輸出量は16%増の42万5,394トンに達した。豚肉・豚肉バラエティーミートの輸出額は5%増の17億万ドル、輸出量は5%減の70万4,138トンだった。
※2007年9月14日 Meatingplace.com & 9月17日 Profit Maximizer
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ブラジル、中国と牛肉輸出の契約進める |
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ブラジル農務省によると、ブラジルと中国両国は9月末の中国代表団の来訪時に、中国にブラジル産牛肉を輸出する契約を結ぶ予定だ。滞在中にリオグランデドスル州の処理・加工施設の視察も行う。同州の農務局長は、豚肉輸出契約のとりまとめも目指していると述べている。
※2007年9月14日 Meatingplace.com |
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USDA予測:トウモロコシの収穫量増加、エタノール用消費減少 |
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USDAは、今年のトウモロコシ収穫量は過去最高の133億ブッシェルになるという予測を発表した。これは8月に発表した予測値より2%増、昨年実績の26%増となる。最近、米国北部および中部のグレート・プレーンズと北西部のコーンベルト全域に待望の大雨が降り、収穫量の増加が見込まれるためだ。
一方、9月1日に始まった営業年度中にエタノール生産に使われるトウモロコシの量を、8月予測値の34億ブッシェルから33億ブッシェルに下方修正した。工場稼働率の低下や新規事業の予想より遅い操業開始ペースを理由に挙げている。8月31日期末の営業年度のエタノール用トウモロコシ消費量は21億ブッシェルと推定される。前年は16億ブッシェッルだった。
※2007年8月16日 Meatingplace.com |