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上半期、米国の牛肉・豚肉需要は上向く |
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ミズーリ大学の報告書によると、今年上半期の食肉需要は、牛肉が0.6%、豚肉は0.3%増加した。また1〜6月期の処理頭数の需要指数も、前年比で生体牛は3.5%、成豚は2.9%増えている。牛肉の伸びは輸出と国内需要の両方の増加によるもので、一方豚肉は、輸出は前年比で減少したものの、国内需要の増加が後押しした。同大学は、USDA発表の在庫、輸出入、生産データを基に需要を算出している。
※2007年7月26日 Meatingplace.com |
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韓国で米国産牛肉の販売進む |
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韓国の大手リテール、E-Martや三星テスコ・ホームプラスのスーパーセンターは、米国産牛肉の販売を開始した。国内最大のE-Martは、「107のチェーン店のうち78店の合計で、26日一日で15トンの販売を見込んでいる。品質と手頃な価格で、出足は好調」と述べている。一方、業界3位のホームプラスでは7月26日、米国産を含む輸入牛肉の販売を250%増やした。同社は54店中20店で米国産牛肉を販売し、8トン、金額にして1億8,580万ドルの売上を期待している。
※2007年7月27日 Meatingplace.com |
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JBSスイフト社グリーリー工場、フル稼働へ |
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JBSスイフト&カンパニー社は、コロラド州グリーリー工場を早急にフル操業に戻し、1日の処理頭数を現行の3,700頭から5,900頭に増やす予定だ。それには、現在よりさらに肉牛約2,000頭と従業員1,000名の確保が必要で、すでに来年1月までにフル稼働体制を整える準備を進めている。これによりボックスビーフの生産は40%増となる。これまでの生産縮小からの方向転換は、地元関係者やコロラド州北東部・ネブラスカ州西部の肥育業者にとって朗報だ。また9月4日には、これまでの1シフト拡張体制から、2シフトでの処理・加工を開始する。今後2〜3ヵ月は出荷頭数の増加が予想されるため、よいタイミングかもしれない。ローコスト生産を推進して競争力と効率を高めるのが目的で、合わせて経営陣のスリム化等、社内再編も実施している。
7月1日付のCattle on Feedレポートによると、フィードロット内頭数は前年の98.8%の1,073万7,000頭で、コーンベルト(ネブラスカ・アイオワ - 前年比4.5%増)と、サザン・プレーンズ(オクラホマ南部〜テキサス北部 - 前年比4.8%減)のCOF頭数の差は、主に、低価なトウモロコシや蒸留かすの供給力の差によるものとみられる。
※2007年7月23日、30日 Cattle Buyers Weekly |