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TRADER'S Be & Po NEWS CONTENTS
BSE関連ニュース USDA、歩行困難牛の食肉処理を全面的に禁止/カナダ、特定部位の飼料等への使用を完全禁止へ
米国食肉市場ニュース 牛肉(牛肉市況 7/9〜7/13)
豚肉(豚肉市況 7/9〜7/13)
市況ニュース 肉牛頭数は空前の伸び悩み、一方で処理頭数12%増加
再度の底値の可能性
MEFニュース 7月をアメリカン・ミート月間に
USMEF会長、対日輸出は年間4万トンと予想
伝説の大投手 ライアン氏、アメリカン・ビーフ親善大使に就任
BSE関連ニュース
USDA、歩行困難牛の食肉処理を全面的に禁止/カナダ、特定部位の飼料等への使用を完全禁止へ
 

米国農務省(USDA)の食品検査局(FSIS)は7月12日、処理前の検査で歩行困難牛と確認された牛を食用に回すことを、全面的に禁止すると発表した。2003年12月の国内初のBSE感染牛発見以来、これまでは暫定措置として禁止していた。この最終規則は10月1日に発効する。

一方、カナダ食品検査庁(CFIA)も同日、家畜飼料、ペットフード、肥料に特定部位を使用することを全面的に禁止し、飼料規制を強化した。これによりカナダはEUの基準と足並みを揃えたことになる。

※2007年7月13日 Meatingplace.com
米国食肉市場ニュース  
牛肉
牛肉市場
(7月9日〜7月13日)
週間と畜頭数 :
  67.2万頭(前年比3.2%減)。
肥育牛の取引価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  主要5市場では平均89.75ドル(前週比3.25ドル高)。枝肉価格は平均141.85ドル(同5.85ドル高)。
牛肉価格(100ポンド[約45kg]当たり ):
  歩留まり等級3(YG3)のチョイスは143.33ドル(前週比3.73ドル高)。Y2〜3のセレクトは137.25ドル(同3.69ドル高)。
豚肉 豚肉市場
(7月9日〜7月13日)
週間と畜頭数 : 194.5万頭(前年比0.1%増)。
肉豚の現金取引価格 : 前週比で2.00〜3.50ドル安の間で推移。
市況ニュース
肉牛頭数は空前の伸び悩み、一方で処理頭数12%増加
 

米国の牛肉業界は、前例のない肉牛頭数の伸び悩みに直面している。今年は通常10〜12年といわれる肉牛サイクルの拡大期4年目に入るが、その間わずか210万頭しか増加していない。今年の一次集計の数字を見ると、拡大期は止まったことが伺える。7月20日に発表される米国農務省(USDA)の中間報告書では、頭数減少も予想される。

これは過去最高利益を続ける育成農家には朗報だが、肥育業者やパッカーには、生体牛が値上がりし利幅が下がる嫌な状況だ。一方、今年上半期の処理数は、前年比で12%も伸びている。頭数立て直しのため、今後育成農家が雌牛の頭数を抑えると、来年はむしろ、肉牛の供給が減少するかもしれない。

アナリストは、頭数伸び悩みの主要因に干ばつ、トウモロコシの高値、不安定な市場、生産者の慎重さを挙げている。育成農家の現金利益は、一頃は一頭当たり150ドルもあったが、今は50ドルにすぎない。そのため牧場主は頭数拡大には慎重になっている。

※2007年7月16日 Cattle Buyers Weekly
再度の底値の可能性
 

生体牛・ボックスビーフ価格は先頃の安値から回復したが、来月の処理頭数によっては、9月には6月最終週に記録した安値に戻るかもしれない。出荷可能牛の供給の滞りと、5・6月に重量級の牛を多数導入した影響で、出荷数の多い時期が重なる可能性もある。

7月のCattle on Feedレポートでは、6月度の出荷頭数は、前年比8〜10%減少と予想される。これは、昨年同時期が1996年以来2番目に多く、過去5年の平均よりも18%上回っていたためだ。今年も5年平均を少なくとも2%は上回るだろう。それよりも、フィードロット飼育の利益より、牧草飼育の利益のほうが経済的に有利なため、導入牛が重量級に偏っている点が重要だ。

生体牛価格の安値は、サザン・プレーンズ(オクラホマ部〜キサス北部)より、6月最終週に83ドル弱に下がったネブラスカのほうが可能性が高い。カンザスとテキサスは87ドルで下げ止まっている。

7月2週のボックスビーフ価格は、前週が独立記念日の祝日で生産日数が少なかった分、3日間反発した後、木曜には横這いになった。チョイスのカットアウトは第1週金曜から2週木曜で3.34ドル値上がりした。祝日で短縮した週だったが、取引量は1,319コンテナに止まった。それに加えてパッカーは赤字も出したことから、週末の処理頭数は67万5,000頭と予想される。

※2007年7月16日 Cattle Buyers Weekly
MEFニュース
7月をアメリカン・ミート月間に
 

米国食肉輸出連合会(USMEF)が日本事務所を開設して30周年を迎えた。これに合わせ7月17日に記者会見を開き、7月を「アメリカン・ミート月間」と位置づけ、夏の需要期に向けてキャンペーンを強化していくことを発表した。

記者会見で同連合会のデニス・アーペルディリング会頭は、「日本の消費者が我々の製品に対して寄せる信頼は大切なものであり、食卓に良い製品を届けたいと考えている。日本はとても重要な市場だ」と日本市場の重要性を強調した。ジャパンディレクターのグレゴリー・ヘインズ氏も「アメリカン・ビーフ、ポークを楽しんで食べてもらうことに着目し、ビーフでは“ビーフで元気!キャンペーン”を、ポークでは“毎日おいしい!キャンペーン”をそれぞれ実施。アメリカン・ミートに対する需要向上が感じられ、日本の顧客とともにプロモーション活動を実施することで消費者、小売と外食といった業界を支えていきたい」と述べ、日本市場での意欲的な取り組みの推進を示した。

キャンペーンの詳細は下記USMEFホームページをご覧ください。

「ビーフで元気!キャンペーン」 http://wecare.jp/genki/

「毎日おいしい!キャンペーン」 http://www.americanmeat.jp/campaign/pork.html

※2007年7月25日 MEFニュース
USMEF会長、対日輸出は年間4万トンと予想
 

フィリップ・セング会長はアメリカン・ビーフの対日輸出が拡大基調にあることを受け「2007年の対日輸出量は4万トンに達するだろう」という見通しを示した。6月の対日輸出量は4,300トンで、5月と比べて倍増している。夏の需要期に向けてさらに増加する見通しで、7月・8月にはそれぞれ4,500〜5,000トン規模を見込んでいる。

また対日輸出について、「全箱確認検査が撤廃され米国のビーフ業界はこれを喜んでいる。日本政府が輸入制限を緩和したのではなく、手続きを合理化したと捉えたい。アメリカン・ビーフの安全性は確認されており、これからも注意しながら対日輸出を進める。6月は5月と比べて、対日輸出量が2倍となった。これは日本の需要が高まっていることを示すものである。日本政府に我々の製造・管理が信頼できるものである事を示し、納得してもらいたい。輸入条件がOIE(国際獣疫事務所)の指針を考慮しながら、理にかなった精度になることで、アメリカン・ビーフの対日輸出量を拡大できるだろう」と語った。

※2007年7月25日 MEFニュース
伝説の大投手 ライアン氏、アメリカン・ビーフ親善大使に就任
 

ノーラン・ライアン氏は元メジャーリーガーで、7回のノーヒット・ノーランをはじめ、奪三振の世界記録保持者である。同時に生産者として牧場を経営している。来日したライアン氏は千葉マリンスタジアムで開かれた「アメリカン・ミートマッチデー」で始球式を務め、「自信と誇りのあるビーフを提供している。日本市場には我々が楽しんでいるビーフを提供しており、日本の消費者の方々にも同じようにアメリカン・ビーフを楽しんで欲しい」とアピールした。

※2007年7月25日 MEFニュース
米国食肉輸出連合会:〒107-0052 東京都港区赤坂1-6-19 KY溜池ビル5F Tel.03-3584-3911 Fax.03-3587-0078 URL http://www.americanmeat.jp