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「Be&Po」とは、Beef(牛肉)とPork(豚肉)を合わせた言葉で、アメリカン・ミートがもたらす豊かな食の世界を表現しています。 |
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2007年年頭所感
"すべては、日本の食卓のために。"
米国食肉輸出連合会 会長/CEO フィリップ・セング
2007月1月1日
新年明けましておめでとうございます。
私たちは、日本への輸入が再開されたアメリカン・ビーフとともに新年を迎えられましたことを心からうれしく思っております。昨年は、一旦再開されたアメリカン・ビーフの対日輸出がストップという予想もしない出来事で始まりました。その後、日本の業界関係各位のご協力も賜り、昨年7月には、再度皆様にアメリカン・ビーフをお届けできることとなり、業界関係者の皆様には深くお礼を申し上げます。
私共では、昨年より「We Care.-すべては、日本の食卓のために。」とのスローガンの下、アメリカン・ビーフの信頼回復に向け全力を傾けております。挑戦すべきものも残されていますが、私共業界の固い決意と皆様方のご支援を頂戴しながら、消費者の動向を見極め、皆様に提案も含め積極的にお手伝いさせていただく所存です
また、アメリカン・ポークにつきましては、その品質・美味しさに引き続き高い評価をいただいております。私共では、業界の皆様のセールス・サポートに数々のメニュー提案を実施中で、特にアメリカン・チルド・ポークの定番化促進を目指し様々なマーケティング活動を行ってまいります。
2007年は、引き続き、日本の業界の皆様との更なる共同作業が必要とされる年になると考えております。私ども米国食肉輸出連合会では、皆様の「生の声」に耳を傾け、活動に活かしていきたいと考えております。本年も、アメリカン・ミートをよろしくお願いいたします。
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USDA−待望の30ヵ月齢規則を発表 |
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米国農務省(USDA)動植物検疫局(APHIS)は1月4日、BSE最小リスク国からの肉牛及び牛肉製品の輸入に関する提案書を発表した。それによると、30ヵ月齢以上の肉牛、及び全月齢の牛由来のボンレス・ボンインビーフ、一定条件下で採取された血液・血液製品、ケーシング、腸の一部が輸入可能となる。今回、米国が最小リスク国に指定しているのはカナダのみで、輸出牛の月齢認定はカナダ政府側が行い、原産地を示す焼き印か入れ墨と「カナダ産」の耳標がつけられる。今後60日間に渡って意見公募し、必要な修正を行った後、発効する。同省は時期については明言していないが、観測筋は早くても今年夏か秋頃と推測している。ジョハンズ農務長官は「今後も米国内でのBSE発生を防ぎ、BSE予防の適切な対策を敷いている国々と、科学的な根拠に基づいた貿易関係を進める一歩となる」と述べている。
※2007年1月4日 USDAリリース & ※2007年1月5日 Meatingplace.com & ※2007年1月8日 Cattle Buyers Weekly |
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牛肉市況(1月1日〜5日)
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週間と畜頭数 : 51.7万頭(前年比1.5%減)。 |
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肥育牛の取引価格 (100ポンド[約45kg]当たり) : 主要5市場では平均87.95ドル(前週比2.64ドル高)。枝肉価格は平均139.40ドル(同4.45ドル高)。 |
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牛肉価格 : 歩留まり等級3(YG3)のチョイスは147.63ドル(前週比4.13ドル高)。Y2〜3のセレクトは133.45ドル(同4.70ドル高)。
※2007年1月5日 Cattle Outlook (Glenn Grimes & Ron Plain) |
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豚肉市況(1月1日〜5日)
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週間と畜頭数:184.2万頭(前年比0.7%増)。 |
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肉豚の現金取引価格:前週比で3.25〜5.00ドル安で推移。 |
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成豚の重量別取引価格:電話取引による重量別取引価格は、前々週比で横這いから若干高値で推移。50〜60ポンドは82.50〜100.50ドル、60〜70ポンドは82.50ドルだった。 |
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豪雪が市場高値招く |
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昨年暮れからの大雪の影響で、年初から生体牛・牛肉が値上がりしている。年末の生体牛価格は3ドル高で、主要市場で88〜89ドル、牛肉は140ドルで取引された。特にコロラド州南東部、ネブラスカ州南西部、カンザス州北西・南西部で被害が大きく、牧場では肉牛の死亡、フィードロットでは体重減(30〜40ポンド)が発生している。コロラド州では積雪が4フィート(約1.2メートル)に達し、カンザス州の一部は凍結も見られる。牛の死亡頭数が最も多いコロラド州南東部では、3万頭が死亡した1995年10月の猛吹雪を上回る被害も予想されている。しかし肉牛の在庫に影響は出ていない。
吹雪の被害が大きいのはフィードロットで、死亡頭数は少ないが米国全体の半数で、多数の牛が体重減少になる恐れもある。雪による停電で、飼料の混合や水やりに影響が出たところもある。今後の天候の回復が待たれるが、急な雪解けで地面が緩くなり、フィードロットの営業成績や今後2〜3週間の導入頭数に影響が出てくるかもしれない。
被害状況を受けて、全米肉牛生産者・牛肉協会(NCBA)は、ブッシュ大統領に書簡を送り、被害地の災害指定地域認定と、生産者に対する早急かつ適切な連邦政府の支援を要請した。またUSDAには、被害を受けた生産者に、家畜損失補償制度(LIP)と緊急保全制度(ECP)から支援金を供給するよう求めている。雪害の唯一の救いは雪解けで7年振りの干ばつで乾燥した土壌が水分で潤うことだろう。
※2007年1月4日 Meatnews.com & ※2007年1月8日 Cattle Buyers Weekly |
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FDA−「クローン動物安全性報告書」発表 |
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米国食品医薬局(FDA)は昨年12月28日、クローン動物(牛、豚、山羊)の肉・乳は「人が食べても安全」とする報告書原案を発表した。「リスク評価」では「専門家の協力を得て入手可能な大量のデータを検討した結果、食用としての危険性や、通常の繁殖で生まれた動物との比較で危険の増加は認められない」と結論づけた。FDAは今後3ヵ月間にパブリックコメントを募り最終決定する。それまでは自主規制の継続を業界に求めるという。
「リスク管理」は家畜の保健面のリスクや、クローン動物・子孫由来の飼料・食品関連の不安への対応策、「業界向け指針」は、クローン動物生産者、家畜肥育業者及びクローン動物を購入する農場・牧場経営者を対象に、クローン動物・その子孫を食品・飼料に使用することへのFDAの見解を説明している。クローン動物は耐病性や良質肉などの望ましい自然発生的な特性を活かし、主に繁殖に利用される。そのため、食品はクローン動物から直接由来というより、有性生殖で生まれた子孫由来するとFDAは考えている。
しかし出荷が解禁されても、関連業界では慎重な姿勢が強く、クローン動物由来の製品が実際に市場に流通するかどうか、見通しは明らかでない。
※2006年12月28日 FDA ニュース
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2006年度、米国産牛肉・豚肉の輸出拡大 |
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米国食肉輸出連合会(USMEF)が発表した、2006年度1〜10月の米国産食肉の輸出実績(前年比)で、牛肉は輸出量で44%増、輸出高で58%増加した。カナダとメキシコの米国産牛肉消費量は、各々136%、62%増加した。両国ともにボンインビーフの規制が緩やかで大きな市場となっている。一方豚肉輸出も好調で、同期間中の輸出量は1,026キロトン、輸出額はほぼ23億1,600万ドルを記録。通年では1,225キロトンに達すると予測している。豚肉は輸出志向が強まっており、業界でも海外市場への注目が高まっている。
※2007年1月4日 Meatingplace.com
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USDA、プリオンの存在しない牛の研究進める |
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USDA農業調査局(ARS)は、「遺伝子操作でプリオンがない牛の、健康上の有害性は見られない」と研究プロジェクトの初期結果を発表した。担当者は、「研究によってプリオンの働きやBSE誘発との関連性の解明、プリオン増殖への耐性の実験ができる」と述べている。報告書全文はNature Biotechnologyの最新号に掲載されている。www.nature.com/nbt.
※2007年1月3日Meatnews.com
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鳥インフルエンザDNAワクチン、人で臨床試験開始 |
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昨年12月21日、米国メリーランド州にある国立衛生研究所(NIH)で、H5N1型鳥インフルエンザを予防するDNAワクチンの人に対する治験が始まった。このワクチンには、インフルエンザウイルスの伝染性のある物質は含まれていない。従来型のインフルエンザワクチンは、鶏の卵の中で培養したインフルエンザウイルスを弱めるか殺した状態で投与されるが、DNAワクチンの場合は、インフルエンザウイルスの遺伝物質の一部のみが含まれているのが特徴。人体に投与された後、ウイルスに対抗するワクチンの働きを持つタンパク質を形成するよう、人の細胞に指示を出す仕組みだという。
※2007年1月2日 米国国立衛生研究所 |
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マコーミック社−今年の人気フレーバー予測 |
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食肉・鶏肉加工業者は、日頃から最新の味覚を調査しているが、同社はこの程、「2007年マコーミック社フレーバー予測」を発表した。今年人気が出ると予想される、以下のフレーバーの組み合わせ上位10組を紹介している:
・クローブ+グリーンアップル |
・タイム+タンジェリン |
・テリチェリ−ブラックペッパー+ベリ− |
・海塩+スモークドティー |
・ラベンダー+ハニー |
・砂糖漬けジンジャー+塩味ビスタチオ |
・クミン+アプリコット |
・トースティッドマスタード+フェンネルシード |
・ワサビ+メープル |
・カラメライズド・ガーリック+リースリングヴィネガー |
※2007年1月3日 Meatnews.com |
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「アメリカン・ビーフ“We Care.”試食イベント」終了
USMEFは、2006年8月末〜12月にかけ、輸入再開後いち早くアメリカン・ビーフの取り扱いを始めていただいた店舗の店頭や全国各地のイベントスペースで、「“We Care.”キッチンカー」で調理したアメリカン・ビーフの試食イベントを実施いたしました。今回のイベントでは、実際に食べていただく機会を設けることを主眼にプロモーションを行った結果、ご試食いただいた皆様からアメリカン・ビーフの特長であるジューシーさ、ヘルシーさに満足の声を多数いただきました。また、試食後のアンケート調査では、アメリカン・ビーフを外食店で食べることについて約5割以上の方から「是非食べたい」「まぁ食べたい」とお答えいただきました。今後も消費者の皆様にアメリカン・ビーフの美味しさを再確認していただき、安全性を理解して、安心してお召し上がりいただけるよう、積極的なプロモーションを展開していく予定です。
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Impressions
−第21回− |
余計な心配
最近、九州で鳥インフルエンザが発生した。高病原性だけに、鳥にとっては災難である。当局は、鶏肉を介しては人間には感染しないことを再三公表し、不安の払拭に努めている。しかし一部の食品販売業者は、発生地区の商品は取り扱っていない旨を告知することで、鶏肉が危ないかのような印象を植え付けている。また老舗製菓メーカーの不祥事では、これまで同様、商品撤去で企業も安心している傾向がある。我々はBSEで風評被害を嘆き、一部の心無いマスコミへの対応に苦慮してきた。その際に指摘されたのが、適切なリスクミュニケーションや自主検査等、顧客の信頼確保につながる手段の業界全体への導入だった。今回の動きを見るにつけ、再度危機管理とコミュニケーションのあり方を業界に定着させねばならないと痛感する。(差無)
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米国食肉輸出連合会:〒107-0052 東京都港区赤坂1-6-19 KY溜池ビル5F Tel.03-3584-3911 Fax.03-3587-0078 URL http://www.americanmeat.jp