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Volume 064 Dec 18, 2006
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「Be&Po」とは、Beef(牛肉)とPork(豚肉)を合わせた言葉で、アメリカン・ミートがもたらす豊かな食の世界を表現しています。
BSE関連ニュース
米国、対韓国牛肉貿易正常化に向け努力
 

12月上旬、米韓の第5回自由貿易協定(FTA)会議が、牛肉主要産地のモンタナ州で開催され、両国間の多様な「難題」が検討された。特に牛肉貿易では、クリークストーン社が空輸した牛肉9トンが輸入不許可になった問題に注目が集まった。会議に出席した有力な上院議員は、韓国記者達を前にモンタナ産のT-ボーンステーキを食べて、米国産牛肉の安全性をアピールし、全牛肉製品の全面市場開放を求めた。前進がなければ、年明けには経済制裁提案の動きも予想されている。
  一方、韓国の貿易相もワシントンを訪れ、FTA推進のため国会議員や通商代表と会談した。米国は韓国に対し、商業的に実行可能な輸出標準規格の設定や、国際獣疫事務局(OIE)の国際基準の受け入れを、引き続き働きかけていく意向だ。
※2006年12月4日 Cattle Buyers Weekly & 2006年12月5日 Washington Trade Daily

米国食肉市場ニュース
〜牛肉〜
牛肉市況(11月29日〜12月1日)
週間と畜頭数 :63.6万頭(前年比5.1%増)。
肥育牛の取引価格(100ポンド[約45kg]当たり) :主要5市場では平均85.60ドル(前週比0.77ドル安)。
枝肉価格は平均135.25ドル(前々週比3.15ドル安)。
〜豚肉〜
豚肉市況(11月29日〜12月1日)
週間と畜頭数 :215.6万頭(前年比0.6%減)。
成豚の重量別取引価格:電話取引による重量別取引価格は、前週比で横這いから10ドル高だった。50〜60ポンドは81.97ドル、60〜70ポンドは81.00〜84.50ドル、70〜80ポンドは66.50だった。
市況ニュース
混乱が続く牛肉卸売市場
 

需要に比べ処理頭数が多すぎるため、感謝祭翌週も市場は大きく戻っていない。パッカーや物流業者はかなりの量の在庫を抱えている模様だが、現在の価格では買い手は動かないので値下げが必要とアナリストはみている。その証拠に、11月5週前半、チョイスは100ポンド当たり1.53ドル、セレクトは1.97ドル下がった。しかし取引量はというと、感謝祭の11月4週の741荷(load)と比べ766荷と控えめに終わった。営業損失が出て、パッカーはついに処理頭数を抑え始めた。アナリストは、牛肉価格を安定し肉牛を安く買い付けるには、週間処理頭数を64万頭以下に減らす必要があると指摘している。
  生体牛取引で、パッカーは84〜86(牛肉で135〜136)ドルの値を付けたが、肥育業者は90〜91(同143)ドルを提示した。生体牛先物市場は大幅に下がり、牛肉市場の後退や12月度の売上低迷に懸念が高まっている。牛肉価格は、サーロインは下がり気味、リブは辛うじて持ちこたえ、挽肉は行き詰まっている。現在、生体牛は先物市場で高値が付いているので、パッカーは来年に向けては高値を提示しているが、購入側は来年の第1、2四半期は前年より増産になるとみて買い付けを思いとどまっている。
※2006年12月4日 Cattle Buyers Weekly

枝肉重量増加に悩む販売サイド
 

枝肉重量が記録的に増加し、フードサービスや一部の小売業がマーチャンダイジングで苦労している。レストランのメニュー・小売価格を維持するために、アイテムによっては薄くカットして対応しているが、それにより外見や品質に影響が出ているカットもある。パッカーを含め、この1年半の牛肉需要低迷はこのことが原因と考える向きもある。
   枝肉の大型化で、ディスカウントの分岐点が枝肉で100ポンド以上高くなった。枝肉重量は、この10年間(1997〜2006)で去勢牛は68ポンド、未経産牛は61ポンド、乳牛は81ボンド増加している。20年前のCBW創刊時、理想的な枝肉重量は650〜800ポンドの間だったが、今年の平均重量は800ポンドをはるかに超えている。さらには、950ポンド以上の枝肉の割合も増えていて、ある大手パッカーでは1990年の0.83%から、今年は6.1%になるという。またYG4/5(表面脂肪が多い)比率も同じように4.29%から9.6%に増えている。しかしチョイス等級以上の割合は(59.8%〜56.8)減少している。
※2006年12月4日 Cattle Buyers Weekly

業界ニュース
乾燥蒸留かす飼料の利用拡がる
 

カンザス州立大学の調査部は、トウモロコシやモロコシの乾燥蒸留かす(DDGS)を評価分析した結果、未経産牛の代用飼料の貴重な蛋白質補助源と結論づけた。最近はエタノ−ル増産で、DDGSのような蒸留副産物が多量に利用可能となっている。2006年度DDGS予想生産量は800万メートルトンで、トウモロコシ・モロコシの値上がり(9月先物市場は5割高)も相まって、肉牛肥育業者のDDGS利用は増えるだろう。分析では、トウモロコシ+大豆、トウモロコシDDGS50%配合、モロコシDDGS31%配合の3タイプを77頭に与えた。飼料消化性や体重増加で差は無かったが、乾物摂取量の体重比はDDGSを与えた牛のほうが少なく、トウモロコシDDGSを食べた牛はテスト初期段階で、増幅率で数的優位を示した。粗蛋白質が20%になるようDDGSを配合した飼料を体重の約1%の割合で毎日与えれば、どの穀物のDDGSでも同じ様な成長効果がある。
※2006年12月4日 Cattle Buyers Weekly

NMA初代CEOにカーペンター氏(現在USDA-AMS次長)就任
 

長年米国農務省(USDA)に勤務したバリー・カーペンター農業マーケティング局(AMS)次長が、同省退任後の来年2月に、全米食肉協会(NMA)の初代CEO(事務局長兼務)に就任する。在職中、同氏は牛肉輸出証明(BEV)プログラムの最高責任者を務め、牛肉貿易に精通している。中小パッカーを会員にかかえるNMAでの活躍が期待される。
※2006年12月4日 Cattle Buyers Weekly

トレンドニュース
感謝祭のごちそうも値上がり
 

今年で21回目となる米国農業会連合(AFBF)の調査によると、ターキーディナーを囲んで親戚が集まる感謝祭関連の費用は、ガソリン代、食料費とも前年比で増加している。それでも米国農家の努力のお陰で、伝統的な感謝祭の食事はお買い得だという。今年は10人分で平均38.10ドル(1.32ドル増)、メインの16ポンドのターキーは15.70ドル(1羽当たり59セント増)だった。付け合わせ野菜、ディナーロール、デザートも前年よりコストアップしている。これには生産段階の需給バランスの厳しい状況や、加工・輸送に関わるガソリン価格高騰が影響している。調査には32州で98名の調査ボランティアが参加し、整合性確保のため、初回の1986年以来一貫して同じメニューアイテムで比較している。AFBFは、数字自体よりトレンドを参考にしてほしいと述べている。
※2006年11月20日 FB News

イベント情報
USMEF、「アメリカン・ビーフ ハッピーホリデー」キャンペーン開催

米国食肉輸出連合会(USMEF)は、年末年始のビーフの需要が増えるこの季節に向け、12月1日より「ハッピーホリ デーキャンペーン」をスタートしました。これに伴い、下記のウェブサイトで「We Care.」クイズに参加して正解された 方の中から抽選で、旅行券やアメリカン・ビーフのオリジナルTシャツをプレゼントするキャンペーンを開催中です。奮っ てご参加ください。

「We Care.」クイズ:http://wecare.jp/quiz/cp.html


「American Beef Gourmet Fair」開催

12月9日(土)〜22日(金)の期間中、お台場デックス東京ビーチのレストラン14店舗に、アメリカン・ビーフを使用 した期間限定メニューが登場! 人気レストランが考案したメニューを是非ともご賞味ください。

「American Beef Gourmet Fair」:http://www.wecare.jp/holiday/restaurant/campaign/decks.html


アメリカン・ビーフ スペシャルメニュー登場

12月21(木)〜25日(月)まで、ホテルアソシア静岡ターミナルのレストラン「ルミエール」でアメリカン・ビーフを使 用した期間限定メニューが登場します。ホテルのシェフが考案したスペシャルメニューの美味しさをお楽しみください。


次号(vol.65)の発行日は2007年1月22日(月)になります

 
米国食肉輸出連合会:〒107-0052 東京都港区赤坂1-6-19 KY溜池ビル5F Tel.03-3584-3911 Fax.03-3587-0078 URL http://www.americanmeat.jp