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Volume 062 Oct 2, 2006
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BSE関連ニュース
韓国、米国産牛肉輸入再開へ
 

韓国農務省は9月7日、「米国内牛肉処理施設36ヵ所の査察を完了し、1ヵ月以内に米国産牛肉の輸入を再開する」と発表した。しかし、これは29ヵ月齢の牛由来のボンレスビーフ限定で、禁輸前には米国産牛肉輸入の45%を占めたボンインビーフは対象外だ。パッカー側は、「微量の骨片混入は避けられないが、安全上問題はない」としている。しかし韓国が規則の厳格な適用を主張していることもあり、再開後にも個々の処理施設、もしくは全面的な出荷停止になる可能性も否定できない。そのため米国農務省(USDA)は、「重要な技術的問題を解決する必要があり、引き続き韓国と話し合いを続けていく」と述べている。カナダ産肉牛を導入している施設では、対韓輸出向けにはカナダ牛の枝肉を除外し、29ヵ月齢以下と30ヵ月齢以上で処理設備を分離することが義務づけられるため、再開が遅れていた。
※2006年9月8日 Meatingplace.com & 2006年9月18日 Cattle Buyers Weekly

米国食肉市場ニュース
牛肉市況(9月11日〜15日)
週間と畜頭数 : 66.1万頭(前年比1.2%増)。
肥育牛の取引価格 (100ポンド[約45kg]当たり) :主要5市場では平均88.00ドル(前週比1.65ドル安)。枝肉価格は平均38.20ドル(同2.95ドル安)。
牛肉価格 :歩留まり等級3(YG3)のチョイスは145.58ドル(前週比3.52ドル安)。YG2〜3のセレクトは135.82ドル(同2.30ドル安)。

〜豚肉〜豚肉市況(6月6日〜10日)
豚肉市況(9月11日〜15日)
週間と畜頭数 :212.3万頭(前年比4.9%増)。
肉豚の現金取引価格 : 前週比で3.00ドル安〜0.50ドル高で推移。
成豚の重量取引価格 : 電話取引の量は比較的少なめで、価格は前々週比で横這いから5.00ドル安で推移。40〜50ポンドは85.00ドル、50〜60ポンドは78.50〜86.50だった。
 
市況ニュース
9月、過去最高のフィードロット内頭数
 

9月1日現在のフィードロット内頭数は、過去最高の1,100万頭で、昨年より10%、過去5年平均より7%増えている。この3ヵ月は、干ばつの影響で軽量の牛が前倒しでフィードロットに送られ、フィードロット内頭数が膨らんでいる。700ポンド以下の牛が多いため、フィードロットでの肥育が120日を超える牛の数も、昨年より23%増加している。しかし体重や等級別の割合の数字を見ると、出荷可能牛の不足はないようだ。
※2006年9月18日 Cattle Buyers Weekly

パッカー、価格維持に努める
 

9月に入り、牛肉業界では市場の動向に注目が集まっている。昨年は、レイバーデイの祝日以降ボックスビーフ価格が回復し、9月いっぱいは比較的よく持ちこたえた。今年は、チョイスのカットアウトベースで昨年より10ドル(100ポンド当たり)高いが、生体牛価格も6〜7ドル(100ポンド当たり)値上がりしている。パッカーの営業利益は採算水準かやや赤字なので、現在の処理頭数とボックスビーフ価格が維持できるかどうかは、連休中の売上にかかっている。8月後半と連休前は処理頭数が多かったため、ボックスビーフ価格の上昇幅はアナリストの予想を下回った。
※2006年9月4日 Cattle Buyers Weekly

業界ニュース
CAB、肉牛の基準見直しへ
 

各国のアンガス牛肥育業者を代表する販売会社、サーティファイド・アンガス・ビーフ(CAB)は、急速に進む肉牛の重量化に対抗して、規格の厳格化に取り組んでいる。肉牛の体重は年を追って増加しており、リブロースなどの主要なカットが分厚くなったため、ステーキ用にカットしづらく、製品の均一性が失われている。今回の規格見直しで、今後は枝肉重量の上限を1,000ポンドとし、厚さ10インチ以下、16インチ以上のリブロースは規格外になる。CABは、米国牛が大型化し、これまでのイールド等級スコアでは、アンガス牛の枝肉を正しく等級づけができないとして、イールド等級のスペックを変更する。また規格変更に先立ち、USDA、肥育業者、パッカーと、体の外側や背部分の脂肪の問題について検討中。新規格が適用されると、現在同社が認証している肉牛の少なくとも6%は規格外になる模様だ。
※2006年9月13日 Meatingplace.com

スミスフィールド、プレミアム・スタンダード・ファームズを買収
 

スミスフィールドは、プレミアム・スタンダード・ファームズを、現金、株式、1億1,700万ドルの負債引き受けを含めて、約8億1,000万ドルで買収するため、13%のプレミアムを支払っている。スミスフィールド側は、「2007年前半に買収手続きを完了し、プレミアム・スタンダード社の工場閉鎖や大幅な人員削減の予定はない」と述べている。総収益約10億ドル、養豚業界2位の同社を傘下におさめることで、スミスフィールドの豚肉業界での優位が一層強まることになる。
※2006年9月18日 Meatingplace.com

セーフティ関連ニュース
紫外線を使った殺菌技術の研究進む
 

これまでの研究で、紫外線を使って酸化反応を触媒するフォトハイドロイオン化というプロセスに、空気や接触で運ばれるリステリア菌、大腸菌、連鎖球菌等の殺菌効果があることが証明されている。リステリア菌は冷蔵状態でも増殖し、食肉関連の製品回収や疾病の主な原因であるため、業界や科学者は、菌の広がりを防ぐ複数の成長防止剤の効果の検証も進めている。USDAでは、中小の加工業者がHACCP(危害分析と重要管理システム)のCCP(重要管理点)を特定するだけでなく、それらが正しいか検証するよう徹底しており、その結果、外部の「HACCPアドバイサー」に助言を求めるケースが増えているという。
※2006年9月18日 Meatingplace.com

USMEF、「中之島 MUSIC CARNIVAL'06-大阪ニューオーリンズカーニバル」にキッチンカーを出展

米国食肉輸出連合会(USMEF)は、2006年10月7日(土)、8(日)、9日(月・祝)の3日間、大阪市中之島公園エリアを中心に開催される「中之島 MUSIC CARNIVAL'06-大阪ニューオーリンズカーニバル」のレストランブースに、“We Care.”キッチンカーを出展します。会場では、キッチンカーでアメリカン・ビーフ スペシャルメニューの調理・販売や、輪投げゲーム、クイズ大会、“We Care.”キャンペーンツールの配布などを実施します。

また、売上は全額、2005年のハリケーン・カトリーナで被害を受けた米ニューオーリンズ市の教育施設復興や難病の子供達の夢をかなえる「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」の活動に寄付されます。


概要
開催日時/ 2006年10月7日(土)、8(日)、9日(月・祝) 11:00〜20:00
開催場所/ 大阪中之島公園「中之島 MUSIC CARNIVAL'06-大阪ニューオーリンズカーニバル」会場 
お祭り広場 レストランブースコーナー


USMEF、「カントリーゴールド2006」にバーベキューレストランを出店

USMEFは、2006年10月15日(日)に熊本県で開催されるカントリーミュージック・フェスティバル「カントリーゴールド2006」にバーベキューレストランを出店します。テキサスから運んだ本場のバーベキューピットでじっくり焼き上げた、アメリカン・ビーフの“プライムリブステーキ”を会場でお試しください。


概要
開催日時/ 2006年10月15日(日) 開場9:00 開演12:00 終演18:30
開催場所/ 熊本県野外劇場「アスペクタ」

次号(vol.63号)は、都合により発行日を延期いたします。ご了承ください。

 
米国食肉輸出連合会:〒107-0052 東京都港区赤坂1-6-19 KY溜池ビル5F Tel.03-3584-3911 Fax.03-3587-0078 URL http://www.americanmeat.jp