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Volume 054 Jun 12, 2006
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BSE関連ニュース
韓国、米国産牛肉輸入再開延期

韓国政府は、5月初旬から米国へ検査官を派遣し、輸出認証施設の視察を実施した。その結果、6月初旬には輸入再開するものと見られていたが、6月7日、韓国政府は再開延期決定を発表。一部の施設での作業器具、小品の取り扱いなどに改善の余地ありとしており、是正が確認され次第、再開に踏み切るものと予想される。
※2006年6月8日 MEFニュースリリース

クリークストーン社提訴、略式判決に進む

同社は米国カンザス州の牛肉加工会社で、3月に独自の全頭検査の容認を求めて米国農務省(USDA)を提訴している。それに対しUSDAは、「全頭検査は科学的根拠がなく不要」としている。先日裁判所は、同社が6月23日までに略式判決を申請することを認め、両当事者に9月15日までに回答するよう指示した。法定での論争が早期に再開されるのは事実だが判決は未定で、今後の法的論争により判決が下される。
※2006年5月25日 The Wichita Eagle

米国食肉市場ニュース
牛肉市況(5月22日〜26日)
週間と畜頭数 : 69.5万頭(前年比5.8%増)。
肥育牛の取引価格 (100ポンド[約45kg]当たり) :主要5市場では平均79.67ドル(前週比0.67ドル安)。枝肉価格は平均126.19ドル(同0.39ドル高)。
牛肉価格 :卸売価格で、歩留まり等級3(YG3)のチョイスは、セレクトより20ドル高値。
〜豚肉〜豚肉市況(6月6日〜10日)
豚肉市況(5月22日〜26日)
週間と畜頭数 :192.4万頭(前年比0.8%減)。
肉豚の現金取引価格 : 前週比2〜3ドル安で推移。
成豚の重量別取引価格 : 電話取引による重量別取引価格は、前々週比で40〜50ポンドがやや安値で109.50〜113.50ドル、60〜70ポンドは約10ドル高の110.00〜113.00ドル。
 
市況ニュース
チョイス級牛肉の不足が市場価格を維持

チョイスの不足が、卸売牛肉・生体牛の価格維持につながっている。従来チョイスが少ない時期に需要が高まり、供給が追いついていない。生体牛のチョイス等級は5割に留まり、特にカンザス州では、4月最終週にはチョイスはわずか4割で、ほとんどが歩留まり等級YG3と4だった。ここ数年、毎年5月上旬にチョイスとセレクトの価格差が最大になっているが、今年は5月3週に20ドルまで広がった。需給バランスの崩れと出荷可能牛の増加で、夏から秋にかけて価格差は更に広がる可能性もある。昨年は厳しい暑さによりチョイスが減ったが、今年も市場動向は天候に大きく作用されるだろう。
※2006年5月22日 Cattle Buyers Weekly

処理頭数の増加で肥育牛の供給過多を抑制

生体牛市場は需要の伸びによって回復しているが、その状態がいつまで続くかが大きな問題だ。5月3週のネブラスカ市場では、牛肉は前週比2ドル高の126ドル、生体牛は0.75ドル高の79ドル(100ポンド当たり)だった。年間で最大の需要期、パッカーの黒字、処理頭数の増加といった要因で、パッカーは生体牛の買い付けを増やす方向にある。処理頭数は、5月2週目が70万8,000頭、3週目は69万8,000頭とハイペースが続いている。これで夏場の肥育牛のだぶつきが抑えられるとアナリストは見ている。パッカーにとって牛肉価格が維持され、利益が出る値段で販売できる間は、処理頭数の多い状態は続くが、夏から秋にかけて、出荷の滞りは大きくなるかも知れないという予測もある。
※2006年5月22日 Cattle Buyers Weekly

ポーク関連ニュース
米国業界関係者、薬品残留規制改訂で農水省訪問

米国の豚肉業界関係者と米国食肉輸出連合会(USMEF)は、日本の農林水産省を訪問し、5月末発効の新たな薬剤残留規制の詳細を確認した。規制対象の添加物・薬品は、従来の283から799種類に増えた。米国側関係者は、現行のUSDAの休薬期間や残留値基準でほぼ対応できるだろうと述べている。米国産豚肉の日本向け輸出高は10億7,000万ドルで、輸出全体の45%を占めている。
 詳細はNational Pork Board:
http://www.pork.org/の「New Japanese Market Standards」
 または農林水産省動物医薬品検査所:
http://www.nval.go.jp/の「薬剤残留対策改訂」を参照
※2006年5月25日 MEFニュース

NPB、販促スローガン独占使用権を獲得 "Pork, The Other White Meat"

米国の全国豚肉委員会(NPB)は、一般に知られている商標 "Pork, The Other White Meat"(「もう一つのホワイトミート、豚肉」)の独占使用権として、全国豚肉生産者協議会(NPPC)に対し、300万ドルを支払うことになった。USDAも予備費を取得資金に充てることを承認しており、豚肉業界は引き続きこのスローガンが使用可能となる。
※MEAT International Vol.16 No.3 2006

チリ向け豚肉の輸出振興

南米チリの豚肉業界は、処理加工会社アグロスーパーが国内生産の6割を占める独占状態が続き、国内加工業者の価格に悪影響を与えていた。そこでUSMEFが2005年度に様々な販促活動を実施した結果、米国産豚肉の輸出高は前年比で1,200%増加して、ほぼ100万ドルに達した。チリには主に加工用原料と、軽食堂向けベーコン、ポークリブが輸出されている。

※MEAT International Vol.16 No.3 2006
MEFニュース
MEF総会で多彩な調理アイデア発表

USMEFは5月25日にラスベガスで総会を開催した。世界各国から食肉輸出関係者120名が参加したこの総会では、ビーフナックルとポークバットの様々なカッティング技術のデモンストレーションが行われ、有名ホテルのシェフによる調理実演も行われた。通常あまり活用されていないこれらの部位が、値段も手頃で調理もしやすく、各国の味覚に合う多様な料理が展開できるとして輸出の機会をアピールした。
※2006年5月31日 MEFニュース

  米国食肉輸出連合会(USMEF)事務所統合のお知らせ

平素はアメリカンミートへのご支援、ご愛顧を賜り有り難うございます。

この度、幣連合会組織機構の合理化・刷新に伴い、大阪事務所を東京事務所へ統合することとなりました。長きに渡りご愛顧いただきました大阪事務所は2006年6月30日をもちまして閉鎖致し、2006年7月1日より東京事務所にて新しい体制のもと、新たなMEFとしてサービスの向上を目指して行く所存です。皆様方にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解ご協力の程お願い申し上げます。

 
米国食肉輸出連合会:〒107-0052 東京都港区赤坂1-6-19 KY溜池ビル5F Tel.03-3584-3911 Fax.03-3587-0078 URL http://www.americanmeat.jp