印刷する
Volume 048 Mar 13, 2006
Trader's Be&Poはメールでもお届けします。ご希望の方は、下記にご記入の上、FAX返送してください。
お名前               様  メールアドレス            @
FAX番号 03-3587-0078
「Trader's Be&Po」はインターネットでもご覧いただけます。
ご希望の方は、下記URLからダウンロードしてください。
http://www.americanmeat.jp/publications/tnf.html
「Be&Po」とは、Beef(牛肉)とPork(豚肉)を合わせた言葉で、アメリカン・ミートがもたらす豊かな食の世界を表現しています。
セーフティ関連ニュース
FSIS、サルモネラ対策を発表

米国農務省食品安全検査局(FSIS)は、生肉・鶏肉製品のサルモネラ菌削除を目的とした包括的な施策を発表した。サルモネラ菌が多い施設を重点に、検査結果報告や検査後の対応方法を改善する。今回の対策は、以前人間の発病率を40%低下させて(疾病管理センターのデータによる)大きな効果を上げた、挽肉対象のO157:H7対策を手本にしている。前回は「食品安全の確保にはあらゆるシステムを動員して取り組むべき」という業界全体の意識が成功につながった。これまでは、施設が提出した全検体の検査終了を待って結果を通知していたが、新対策では検体ごとに速報するため、施設側は処理から加工の過程で迅速な改善ができる。また陽性反応が出た検体のサルモネラの血清型を直ちに確定して施設に通知し、その後の経過を監視する。血清型の早期確定で大規模な発生の予防にも役立つ。さらにFSISは、集計した全国の検査結果を四半期ベースでウェブサイトに掲載し、最新の状況を消費者に知らせることにしている。

※2006年2月24日 Meatingplace.com
米国食肉市場ニュース
〜牛肉〜
牛肉市況(2月20日〜24日)
週間と畜頭数: 56.8万頭(前年比0.5%減)。
肥育牛の取引価格 (100ポンド[約45kg]当たり):
主要5市場では平均89.70ドル(前週比1.70ドル高)。
枝肉価格は平均142.70ドル(同2.07ドル高)。
牛肉価格:
歩留まり等級3(YG3)のチョイスは154.44ドル(前週比4.93ドル高)。
Y2〜3のセレクトは143.85ドル(同3.69ドル高)。
 
 
〜豚肉〜豚肉市況(6月6日〜10日)
〜豚肉〜
豚肉市況(2月20日〜24日)
週間と畜頭数:194.7万頭(前年比1.2%減)。
肉豚の現金取引価格:前週比1ドル高〜0.75ドル安の間で推移。
業界ニュース
FDA、食肉包装の一酸化炭素封入を検証

食肉包装への一酸化炭素(CO)封入は以前から行われており、食品医薬品局(FDA)は1980年に安全性を認めている。しかし「消費者は肉の赤い色で鮮度を判断する」という調査データも多く、「COは古い肉を新鮮に見せかける」として、昨年末以来、天然食品エキスメーカーと米国消費者連盟が相次いでFDAに使用禁止を申請している。またFDAが安全宣言を撤回しなければ、CO使用禁止の法案提出を予定している下院議員もいる。それを受けてFDAは、COの使用について検討を進めるが、改めて安全を容認する意向を示している。鮮度期間延長のMAP(modified atmosphere packaging)にCOを封入するパッカーは増えているが、まだ少数だ。既に使用している大手パッカーでもMAP製品の1割以下あるいはテスト段階で、COはパッケージ内空気の0.5%以下とごく少量だ。食肉の包装には消費期限も表示されており、食肉業界側は「COの使用が肉の劣化に伴う臭いや食感の変化を遅らすことはない」と説明している。

※2006年2月27日 Cattle Buyers Weekly & 2006年2月23日 Meatingplace.com
肉の柔らかさ判定に新技術

米国農務省産業動物研究所は、器具などを挿入せず(非観血的)に牛肉の軟らかさを推測する新技術を開発した。枝肉に赤外線に似た光線をあててロース芯をスキャンし、3秒で12〜13日後の熟成度を推定して枝肉の軟らかさを判定する。過去に肉をスライスして処理14日後の熟成度を正確に予測する方法が開発され、2〜3社が実際に利用していたが、コスト高のため非観血的で精度の高い判定方法が研究されていた。

テスト工場で硬いと推定されていたセレクトの枝肉を、新システムで測定したところ、硬いと判定されたのは4件に1件だった。一方、軟らかいとされていた枝肉は7%に硬いという判定が出た。テスト段階で1,900件の枝肉を判定し確信を得てから機械メーカーの協力で実用化した。判定器は1台5〜6万ドルで、あらゆる処理ラインの速度に対応可能。研究には全米肉牛生産者・牛肉協会(NCBA)の研究者も関わった。この研究は12年前に始まり、最近5年間に活動を強化し、昨年秋に完成した結果を6ヵ所の処理施設でテストした。枝肉の格付台に取り付けて軟らかさを判定し、データをコンピューターシステムに保存することもできる。

※2006年2月20日 Cattle Buyers Weekly
タイソン、2工場閉鎖で効率アップめざす

タイソンフーズは、ネブラスカ州の処理工場と加工工場の2ヵ所を閉鎖する。その分の生産は、主に新たに牛肉加工ラインを増設したダコタシティー工場でまかなう。工場統合により生産施設稼働率は約6%上がり、運営コスト削減と合わせ、約4,000万ドルのコスト節約になる。アイオワやアイダホの処理工場も昨年一時休業したが、いずれも他の加工工場にとっては重要な原料供給源であり、肉牛の供給は向こう4〜5年は増加が見込まれることから、閉鎖は2工場にとどまるとアナリストは予測している。

ダコタシティー工場の面積は84,500平方フィートで、一日当たり処理で5,000頭、加工では7,000頭以上の能力がある。新設ラインの加工能力は15〜20%上がっているが、より少数の作業員で操業可能。今回の閉鎖で同社の処理施設9ヵ所合計の処理頭数は34,000頭/1日に下がるが、2位のカーギル・ミートソルーションズ(28,700頭)を大きく上回る1位の座は変わらない。

※2006年2月20日 Cattle Buyers Weekly
トレンドニュース
ファームランドフーズ、ポーク製品2タイプ新発売

カンザスシティーのファームランドフーズ社は、新しい2種のポーク製品を発表した。

スティームシップ・レッグオブポークは特別な日のご馳走向き。スネ肉を取り除き、骨にホイルを巻いたネット入りのロースト。15ポンドのランダムウエイトで20食以上とれ、各種香辛料、ソースに合う。

スティームシップ・ピクニックローストは普段の食事用で、こちらもスネ肉を取り除き骨にホイルを巻いたネット入り。6〜7ポンドのランダムウエイト。

2製品ともジュシーさを出すために「エキストラ・テンダー」の汁がたっぷりかかっている。また、簡単に剥がせるラベルに、調理方法の説明があり便利。

※2006年3月3日 Meatingplace.com
USMEF、FoodEx Japan 2006に出展

米国食肉輸出連合会(USMEF)は、3月14日(火)から17日(金)までの4日間、幕張メッセで開催される『FoodEx Japan 2006』に出展します。

会場では、アメリカン・ビーフの安全対策の最新情報をご提供し、「Farm to Table」として映像や資料を通してアメリカン・ビーフが食卓に届くまでの過程をご紹介します。また、アメリカン・ポーク春のリテールキャンペーンのご案内もあり、メニュー提案、販促提案と併せて提案メニューの試食もご用意します。

USMEFブース内では、以下のように会員企業も出展し、アメリカン・ビーフの情報提供、アメリカン・ポークおよびポーク加工品の商品展示、試食、情報提供を行います。


出展企業一覧(順不同)      
・ Cypress International Trading ・ Farmland Foods ・ Hasting Foods / Bull Boy
・ Iowa State University ・ Johnsonville Sausage ・ Midamar
・ Premium Standard Farms ・ SIG International ・ Smithfield / Smithfield Beef Group
・ Sugardale    
USMEF、アメリカン・ポーク オリジナルレシピ コンテストを開催

USMEFは、5月12日(金)までの期間、アメリカン・ポークを素材にしたオリジナルレシピを競う「アメリカン・ポーク オリジナルレシピ コンテスト」の作品を募集します。

コンテストは、素材の組み合わせや出来上がりの味、盛り付けなどを親子で楽しみながら考える「ハッピーファミリー部門」と、健康維持には一定量の肉を摂る必要があるとのデータを背景に「ヘルシーライフ部門」の2部門で募集します。寄せられたレシピは書類による一次選考を経て、予選を通過した方々が審査員の前で実際に調理し試食するイベントを開催し、グランプリを決定します。

■主  催: 米国食肉輸出連合会
■後  援: 米国大使館 農務部
■協  賛: ジョンソンビル・インターナショナルLLC日本支社、ホーメル・ジャパン、マスコットフーズ
■実施部門: 1. ハッピーファミリー部門(お子様は小学6年生まで)
2. ヘルシーライフ部門(どなたでもご応募いただけます)
■応募規定: アメリカン・ポークのロース、ヒレ、ばら、かたロース、スペアリブ、いずれかの部位を使用したオリジナル・未発表のレシピ。
ハム・ソーセージ等の加工品は対象外となります。

※詳しくは米国食肉輸出連合会ホームページ(http://www.americanmeat.jp)をご覧下さい。

 
米国食肉輸出連合会:〒107-0052 東京都港区赤坂1-6-19 KY溜池ビル5階 Tel.03-3584-3911 Fax.03-3587-0078 URL http://www.americanmeat.jp