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Volume043 Dec 19, 2005
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「Be&Po」とは、Beef(牛肉)とPork(豚肉)を合わせた言葉で、アメリカン・ミートがもたらす豊かな食の世界を表現しています。
★米国産牛肉輸入再開については、3ページ目の米国食肉輸出連合会(USMEF)セング会長のステートメントをご覧ください。
BSE関連ニュース
USDA リスクベースの検査確立へ

米国農務省(USDA)は、食肉・家禽肉加工工場を対象としたリスクベースの検査制度を、3年以内に制定すると発表した。同省は数年来、優先課題として、検査官による全枝肉の検査を義務づけた現行制度を改める方法を模索してきた。しかしIBPなどのパッカー、連邦議会議員、消費者団体の反対もありそのままになっていた。新制度では、工場のコンプライアンス(法令順守)履歴、加工する家畜の種類、公衆衛生に与えるリスクの可能性を検討し、その後は継続的に食品安全体制もチェックしていく。しかし制度変更には、1906年に制定された連邦食肉検査法の修正が必要で、困難も予想される。

※2005年11月21日 Cattle Buyers Weekly
ニューメキシコ州で網膜による肉牛識別をテスト

米国のニューメキシコ州立大学では、肉牛のトレーサビリティ強化プログラムにおいて、オプティブランド社(コロラド州)が開発した網膜による肉牛識別システムを試験運用している。牧場主が利用する最良のトレーサビリティシステムを選定し、2008年発効、翌年に義務化されるUSDAの全国個体識別制度(NAIS)を順守するため、現在このほかにも複数の追跡方法をテスト中。同州では、マーケティングや疾病予防の観点から、最も効果的なシステムを決定する意向だ。同大学の担当者は、データ検索に数時間から数日かかる番号方式に比べ、網膜スキャン方式はわずか10秒というスピードが魅力だと説明している。

※2005年11月25日 Meatingplace.com
米国食肉市場ニュース
〜牛肉〜
牛肉市況(11月28日〜12月2日)
週間と畜頭数 : 60.2万頭(前年比2.4%増)。
肥育牛の取引価格 (100ポンド[約45kg]当たり):主要5市場では平均92.76ドル(前週比1.80ドル高)。
枝肉価格は平均148.13ドル(同4.70ドル高)。
牛肉価格 : 歩留まり等級3(YG3)のチョイスは151.38ドル(前週比0.36ドル高)。YG2〜3のセレクトは140.28ドル(同0.10ドル安)。
〜豚肉〜豚肉市況(6月6日〜10日)
〜豚肉〜
豚肉市況(11月28日〜12月2日)
週間と畜頭数:216.9万頭(前年比3.5%増)。
肉豚の現金取引価格:前週比で2〜4ドル高で推移。
 

 

市況ニュース
生体牛価格、再度の上昇

生体牛の現金および先物取引価格は、この冬初の悪天候が影響し、2週連続で上昇した。11月30日、ネブラスカとカンザス北中部の牛肉取引価格は150ドルで、その後高値は他の州にも広がり、活発な取引があった前週より3〜4ドル高の148ドルを記録。一方、肉牛はネブラスカとコロラドで前週比2〜3ドル高の94ドルで取引された。11月3週に予想を上回る54.5万頭を処理したパッカーは、4週の前半3日の処理頭数を前週より2万9,000頭減の34.8万頭と大幅にカットしたが、ボックスビーフ価格は150.64ドルと低迷した。4週にわたる処理頭数の大幅削減にもかかわらず、牛肉価格は横ばいで推移している。12月2週目は年末に向けた駆け込み発注が多少あるとしても、その後2週間、牛肉市場は不活発になる可能性もあり、牛肉価格安定のため、パッカーは処理頭数を60万頭台に抑える必要があるだろう。

※2005年12月5日 Cattle Buyers Weekly
肉牛肥育業者上位10社(2005年度ランキング)
 
※2005年12月5日 Cattle Buyers Weekly
業界ニュース
2005年度、米国の朝食・昼食用食肉売上げは98億ドル

アイルランドの調査会社、リサーチ&マーケット社は、2005年度の米国の朝食、昼食向けミート類の売上高は、98億ドルを上回ると予測している。ベーコン、ランチミート、冷蔵・冷凍ホットドッグ、ブラットワースト等のディナーソーセージ、朝食用ソーセージ、ハム、冷凍ソーセージが対象で、ハンバーガーパティ、挽肉、デリ用ミート、冷凍朝食サンドイッチ、ランチキットは含まれていない。同社は「売上増のプラス要因は加熱済みベーコン、オーガニックミート、カップ容器に入ったミートなどで、一方で高炭水化物食の衰退や消費者の健康意識がマイナスに影響した」と述べている。

※2005年12月6日 Meatingplace.com
 
報道関係各位
2005年12月12日
  「アメリカン・ビーフ輸入再開に当たって」
 
米国食肉輸出連合会(USMEF) 会長 兼 CEO
フィリップ・M・セング
 
米国食肉輸出連合会(USMEF、本部:コロラド州デンバー、http://www.americanmeat.jp)の会長兼CEOフィリップ・M・セングは12日、日本政府のアメリカン・ビーフ輸入再開の発表を受け、以下のようにコメントいたしました。
  * * *

 

アメリカン・ビーフを再び日本に輸出できることを、我々は大変喜ばしく思います。輸入禁止が続いたこの間、我々にとって試練の時期でしたが、それ以上に、過去30年にわたり、アメリカン・ビーフをご愛顧頂いた業界の方々にとっても困難な期間でした。

 

日本政府は、食品安全委員会、農林水産省、厚生労働省を通じて、アメリカン・ビーフの徹底的な検証を行い、一定の条件の下では安全に問題はないとの結論に達しました。本日の日本政府の輸入再開に関する発表は、日本の消費者の皆さまに、我々の商品を安心して召し上がっていただけるということを意味していると考えております。

 

米国政府および業界は、脳や脊髄などの特定危険部位を、米国で生産される食肉から、完全に除去する方針を打ち出し、その確認作業にも徹底を図っています。また、すべての生産者は、両国政府で同意された輸出証明書(EV)取得に必要な条件を満たさなければ、製品を日本に輸出することはできません。これらの措置に加えて、生後20ヶ月以下の牛しか供給しないとの条件は、すべて米国政府が厳しく監査し、遵守します。

 

今回の輸出再開により、日本の消費者の皆さまに安心してお召し上がりいただけるよう、米国食肉業界が一丸となり努力して参る所存でおります。今後ともアメリカン・ビーフをよろしくお願いいたします。

 

本件に関するお問い合わせ先:
米国食肉輸出連合会(USMEF)
電  話:03-3584-3911
ファクス:03-3587-0078
次号(vol.44)の発行は2006年1月16日(月)になります。
米国食肉輸出連合会:〒107-0052 東京都港区赤坂1-6-19 KY溜池ビル5階 Tel.03-3584-3911 Fax.03-3587-0078 URL http://www.americanmeat.jp