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「Be&Po」とは、Beef(牛肉)とPork(豚肉)を合わせた言葉で、アメリカン・ミートがもたらす豊かな食の世界を表現しています。 |
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テキサス州の仲間の牛、BSE陰性が確定
6月下旬にBSE2例目と確認された牛と同じ群れの67頭について、農務省(USDA)が感染の兆候の有無を検査した結果、いずれも陰性と確認された。また全米肉牛生産者・牛肉協会(NCBA)の調査では、米国の肉牛の97%は、飼料規制を開始した1997年以降の生まれと判明している。残り3%の感染の可能性はゼロではないにしても、月齢から判断して食用にまわる可能性は低く、仮に食用にまわっても特定部位の除去で安全は確保される。また食品医薬品局(FDA)は、2例目の牛と同じ牧場で生まれ、他に移動した牛の寿命や与えられた飼料の履歴はもとより、肉骨粉に加工された可能性のある牛と、飼料工場の追跡も徹底的に行うとしている。
※2005年7月12日 Meatingplace.com |
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USDAとNCBA、BSE対策強化
USDA、検査4項目に重点、検査頭数も増加へ
米国農務省(USDA)ジョハンズ農務長官は今回のBSE検査の経過を受けて、検体の確認と保管方法、追加の確認検査に関する手続きの整備、ガイドライン遵守、報告書作成の4項目について、徹底した見直しを行うように指示した。
一方、BSE監視強化プログラムがスタートした昨年6月1日から今年7月3日までの検査総頭数は40万頭を越え、8月3週目までには目標の44万6000頭に達する見込み。これは全米7ヵ所の公認検査所で、週平均7,030件の検査を行っている計算になる。この検査規模からすると、99%の精度でもって、100万頭に1頭の割合でBSE感染牛を発見することができると想定している。8月以降については、ジョハンズ農務長官が5月の段階で「少なくとも数ヵ月は検査を続ける」と表明している。
NCBA、個体識別制度のプロバイダーを選任
全米肉牛生産者・牛肉協会(NCBA)は、個体織別制度の推奨主幹プロバイダーにベアリングポイント社を指名した。今後、マイクロソフト社を含む合計4社が同制度のデータ保管用プラットフォームを提供していく。今年10月までにプラットフォームを試験運用し、2006年1月の全面稼働を目指す。データベースの年間コストには1億ドルを見込んでいる。同制度は、生産者や取引先の要望を受け、米国農務省の個体識別制度に先駆けた業界主導の任意制度としてNCBAが管理運用するが、「生産過程のどの時点においても48時間以内のトレーサビリティー」という米国農務省の目標を満たしている。また、乳牛、豚、羊、馬も対象となる。
※2005年7月4日、7月11日 Cattle Buyers Weekly & 2005年7月8日 Meatingplace.com |
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牛肉市況(7月4日〜8日)
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週間と畜頭数 : 54.8万頭(前年比2.8%増)。
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肥育牛の取引価格 (100ポンド[約45kg]当たり) : 主要5市場では平均80.95ドル(前週比0.69ドル高)。枝肉価格は平均129.00ドル(同1.00ドル高)。
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牛肉価格 : 歩留まり等級3(YG3)のチョイスは135.04ドル(前週比0.42ドル安)。YG2〜3のセレクトは131.59ドル(同1.02ドル安)。
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オクラホマシティーの市場は、祝日(独立記念日)のため休業。しかし国内全体でみると去勢牛の 取引は堅調から弱含みで推移し、南東部の一部で子牛が1〜4ドル安で取り引きされた。2頭目の BSE感染牛による一般消費者の消費への影響は見られない。
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豚肉市況(7月4日〜8日)
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週間と畜頭数 : 162.9万頭(前年比0.5%増)
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成豚の現金取引価格 : 電話取引における取引価格は、前々週比で基本的に変動なし。重量別では40〜50ポンドは98.00ドル。50〜60ポンドは91.00〜101.50ドル。60〜70ポンドは81.00ドル。
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※2005年7月8日 Hog Outlook (Glenn Grimes & Ron Plain)
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2頭目確認にも、市場や消費者は冷静
最初のBSE感染牛が確認された2003年12月の市場は急落したが、2例目の今回は対照的に、市場は冷静に反応している。先物市場の価格は再検査実施から結果発表までの2週間で若干下落したが、その後回復した。6月4週に全米肉牛生産者・牛肉協会(NCBA)が、927名の成人を対象に実施した電話調査でも、92%が「米国産牛肉の安全性を信頼している」と答え、この数字は1頭目の発見以来、平均で91%を維持している。また米国農務省の対策について消費者は、「肉牛のBSE感染予防に努力している」(89%)、「国民の健康を守っている」(90%)と高く評価している。
※2005年7月4日 Cattle Buyers Weekly |
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MLBオールスター戦でオーガニックビーフ製品を販売
全国のスポーツ施設でフードサービス事業を展開しているデラウエア・ノースカンパニーズ・スポーツサービス社は、7月上旬のヤンキース戦でダコタビーフ社のオーガニックビーフの新製品を販売したところ売り上げが好調だったため、翌週のオールスター戦でも販売した。1/3ポンドバーガーやビーフ100%のポーランドソーセージなどで、今後は他のメジャーリーグ球場や施設にも販売を拡大する予定。
※2005年7月12日 Meatingplace.com |
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Impressions −第5回− |
需給曲線って何?
東京も梅雨明けし、暑い夏の始まりである。市況では牛肉価格にさしたる下降は見られないようだが、高値がどれほど短期的需要を抑制するかは不透明だ。
先日、ある総合研究所のエコノミストと、現在の市況と消費者の実需について議論する機会があった。一般的には、BSEによるマイナス・イメージが牛肉需要の冷え込みと高値の最大原因であるとされている。しかしこれは、マスコミと経済のメカニズムを熟知しない者が直感的に作り上げた部分が大きいというのである。むしろ高値の原因は、物によっては30%をはるかに超えるシェアを維持していたアメリカンビーフ・内臓の供給停止そのものにあり、消費者需要の冷え込みによる影響はあまりないと推測されるという。確かにアメリカンビーフは、牛タン・バラ・焼肉商材などにおいて40〜50%のシェアを持っていた。それが一夜にしてゼロになったのである。これだけを取っても、値上がりと品薄感は否定できないだろう。
経済原則では、需要曲線と生産曲線が交差した点で、市場価格と数量が決定される。需要が一定なのに供給が激減すれば、価格は当然上昇する。この原則がほとんど考慮されない一方で、意識調査を引き合いに出し、BSEばかりが需要抑制の原因とされているように思えるのだ。
マスコミ関係者の方々、定量的判断も十分に考慮した対応をお願いしたい。業界の方々、もう一度市況分析に再挑戦し、戦略・戦術を再構築し、いずれ来るだろうアメリカンビーフ輸入再開に備えてはどうだろうか。(差無)
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This project funded by US producers.
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