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Volume032 Jul 11, 2005
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BSE関連ニュース
USDA、BSE検査結果と新たなBSE確認手続きを発表

6月24日、米国農務省(USDA)のジョハンズ農務長官は記者会見し、BSE感染が疑われていた牛について、検査を依頼していた英国の獣医学研究所が、最終検査で陽性と確認したと発表した。2004年11月に処理されたこの牛の枝肉は焼却され、食用・飼料用にも流通していない。DNA検査の結果、この牛はテキサス州で生まれて飼育され、ほぼ12歳と判明した。国際獣疫事務局(OIE)のガイドラインに従い、この牛が属する群れは現在出荷が停止され、感染牛と同年、前年、翌年生まれの牛にBSE検査が実施される。感染牛の年齢が確定できない場合は、この群れの中で、飼料規制を開始した1997年以前に生まれたすべての牛と最近2年間に生まれた牛にも検査対象を広げる。さらに食品薬品局(FDA)と協力して、この群れに与えられた飼料の履歴も確認中。

また農務省は新たに、今後BSE迅速検査で未確定となった場合には、免疫組織化学検査(IHC)とウエスタンブロット検査の両方を行い、どちらかで陽性が出た場合は、検体をBSE陽性と見なすというBSE確認手続を即時導入すると発表した。

ジョハンズ農務長官は「昨年6月に開始したBSE強化監視プログラムの一環として、毎日約1,000頭の牛を検査しており、合計検査件数は38万8000件を超えるが、今回の結果はこの検査体制で確認された初のケース。連動的な安全対策が計画通りに機能しており、米国民は引き続き米国産牛肉の安全性を信頼することができる」と述べた。

ジョハンズ農務長官の声明と、確認検査の詳細は以下を参照:
米国大使館 http://japan.usembassy.gov/tj-main.html
米国農務省 http://www.usda.gov/wps/portal/usdahome
※2005年6月24日 米国大使館&6月29日 米国農務省リリース
米国食肉市場ニュース
〜牛肉〜
牛肉市況(6月20日〜24日)
週間と畜頭数 : 64.3万頭(前年比3.7%減)。
肥育牛の取引価格 (100ポンド[約45kg]当たり) : 主要5市場では平均81.58ドル(前週比1.49ドル安)。枝肉価格は平均129.15ドル (同2.94ドル安) 。
牛肉価格 : 歩留まり等級3(YG3)のチョイスは134.40ドル(前週比2.90ドル安)。YG2〜3のセレクトは131.15ドル(同1.81ドル安)。
※2005年6月24日 Cattle Outlook(Glenn Grimes & Ron Plain)
〜豚肉〜
豚肉市況(6月20日〜24日)
週間と畜頭数 : 187.9万頭(前年比0.5%増)
肉豚の現金取引価格 : 主要市場の価格は、ほぼ前週の値上がり前に戻り、最高価格では前週比で2〜3ドル下がった。
成豚の現金取引価格 : 電話取引における取引価格は、前々週に比べ10〜20ドル安で推移。重量別では40〜50ポンドはダイレクトが100ドル、混合が76ドル。50〜60ポンドはダイレクトが87〜88ドル、混合が85ドル。60〜70ポンドは混合で73.50〜86.50。
※2005年6月24日 Hog Outlook (Glenn Grimes & Ron Plain)
市況ニュース
夏場の売上げは出足が鍵

5月から30ドル近く急落したボックスビーフ価格につられて牛肉全体の価格も下がり、6月4週は小売からの予約発注が急増したとアナリストは指摘している。7月には、予想を上まわる小売業者が、特にサーロインを目玉商品にする模様。しかし価格の安定と十分な供給量を2ヵ月間保証できるかどうかを見定めるため、8月まで小売りは動かないという見方もある。今後の動向はパッカーが利益を確保できるかどうかにもかかっている。パッカーはボックスビーフ価格を上げるか、生体牛価格の押し下げを図るために営業マージンがプラスに転じるまで生産量を抑制するだろう。6月4週は赤字で、と畜頭数は64万3,000頭にとどまった。

※2005年6月27日 Cattle Buyers Weekly
セーフティ関連ニュース
USDA、個体識別制度の施設登録予算に1,430万ドル

米国農務省(USDA)は、昨年スタートした全国個体識別制度の推進のため、各州からの費用申請の受付開始を発表した。約1,430万ドルが当てられる。同制度の第1ステップである施設登録は順調に進んでおり、既に47の州と5つの居留地で8万ヵ所の施設が登録済み。食品安全検査局(APHIS)は、7月までに全50州に広がると予想している。これまで家畜の疾病は牧場の記録、州間移動証明書、飼育登録書等を使って疫学的な調査をしてきたが、記録がペーパで管理されていたり、州間で標準化されていないため、数日から数週間を要していた。同制度の整備により、トレーサビリティーが迅速化、効率化される。

※2005年6月22日 meatnews.com
業界ニュース
米国食肉業界、カナダ牛輸入停止で失業者7,800人

米国食肉協会(AMI)は、カナダ産生体牛の輸入が禁止となった2003年5月以来、米国の食肉加工業界の失業者は7,800人に及ぶと指摘している(米国労働統計局による)。2003年5月には15万3,100人いた雇用者が、2005年4月には14万3,300人に減少している。同協会のボイル会長は、「つい先週もネブラスカ州の工場閉鎖で200人が解雇されたが、それは4月の数字には含まれていない。こうしたことは今後も繰り返されるだろう」と述べている。特にカナダとの国境沿いにある処理・加工工場は、頼りにしていた生体牛輸入がストップして、従業員の解雇、操業時間の短縮、工場閉鎖のいずれかを迫られている。一方カナダでは労働者を雇い、処理・加工工場の能力を拡大している。

※2005年6月21日 meatnews.com
スイフト社、食品会社へ転向に重点

米国3位のフレッシュミート加工会社であるスイフト社は、最近は食品会社としての事業展開を強めている。コロラド工場第二処理シフトの加工への転用や、2年半の月日と810万ドルを投じて本社に新設した研究開発施設などがその例だ。広い窓からロッキー山脈が一望できる同施設は、業務用のステンレスキッチンではなく、御影石のカウンタートップや木、レザーを用いた内装で、美しさと実用性を備えている。各業態からのシェフは備えつけの厨房機器を使わず、自前の機器を持ち込んで新製品のテストや開発作業ができる。顧客のあらゆるニーズに対応することを目指し、現在スタッフ6名(将来的には30名)体制で、常時55のビーフ・ポーク関連プロジェクトが進行している。

※2005年6月27日 Cattle Buyers Weekly
消費者ニーズに合わせたミートスナックが有望

消費者の低炭水化物ブームは下火になったが、栄養への関心は薄れていない。忙しいライフスタイルで食事時間が減り、2008年までにスナックの160億食の増加が予想されている。スナック業界に追い風が吹く中、開拓者の栄養源であったジャーキーが注目されている。最近ではバラエティーに富んだフレーバーに加え、従来のようにしっかりかまなくても満腹感が得られるタイプやオーガニック製品が増え、メーカーは原材料や製法を改良している。ジャーキー以外にも、ティーンエージャーの間では以前パブで売られていたソーセージスティックが人気であり、カリカリする豚の皮はイスパニック層の消費が多いため、メキシコ風ソースやチリソース味にして販売されている。

※2005年6月21日 meatnews.com
イベント情報
●USMEF、『アメリカン・ポーク presents スタジアムパーティー』を実施NFL TOKYO 2005
 

米国食肉輸出連合会(USMEF)は、2005年8月6日(土)東京ドームで行われるアメリカンフットボールのプレシーズンゲーム「NFL TOKYO 2005」に協賛し、当日15時〜21時頃までVIP席のチケット購入者を対象に、3塁側ジュニアスイートエリアにて『アメリカン・ポーク presents スタジアムパーティー』を実施いたします。パーティーでは、アメリカン・ポークの栄養素やレシピの紹介、試食会などを行います。また、7月31日(日)〜8月6日(土)まで東京ドームビジョン(22番ゲート前)にて、アメリカン・ポークのCMを放映いたします。

米国食肉輸出連合会(USMEF)では、「NFL TOKYO 2005」のチケット(S席・2枚1組)を5名様にプレゼントいたします。ご希望の方は、下記に必要事項をご記入頂きUSMEF NFLチケットプレゼント係までFAXでお送りください(締切:7月25日)。ご応募が多数の場合は厳選な抽選のうえ、当選者を決定させていただきます。また、当選者は発送をもって発表にかえさせていただきます。


「NFL TOKYO 2005」概要 日時 2005年8月6日(土)18時キックオフ(開場15時)
対戦 アトランタ・ファルコンズVSインディアナポリス・コルツ
会場 東京ドーム
「NFL TOKYO 2005」チケットプレゼント申込書
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USMEF NFLチケットプレゼント係
FAX:03-3587-0078
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