公認スポーツ栄養士 田澤さんの栄養アドバイスとともに
ステーキ肉を使ったいろいろなレシピを紹介!
“アメリカンビーフと
食生活・食習慣”
生活習慣病や認知症の予防の最前線は、人々の健康的な日常生活です。
日常生活の基盤として下記3つがあげられます。
栄養の中心は、栄養素ではなく、食生活・食習慣です。常日頃より生活を活性させることを意識しましょう。
運動とは厚生労働省の「健康づくりのための身体活動基準2013」によると、18歳から64歳は「息が弾み、汗をかく程度の運動」を毎週60分することを推奨されています。今より10分多くからだを動かしてみましょう。
休養は、体を休めることのほか、「養う」という側面もあります。趣味やスポーツ、ボランティア活動などで、休暇に積極的に体を動かすことも休養につながります。よい食生活・食習慣をつくるためにはまずは食事を楽しみ、定刻に食事をとる、「食事の基本の形」を基に、何をどれだけ食べるかを習慣的に把握するなどがあります。
栄養については、アメリカンビーフの摂取をおすすめします。
アメリカンビーフを使った料理は、主菜となり良質なたんぱく質と鉄が豊富に含まれます。そのほかに主食となるごはん・パン、副菜となる煮物やサラダ、あえ物などおかずを組み合わせ、ビタミンやミネラルを十分にとれるようにしましょう。
さらにカルシウム源となる牛乳・乳製品とビタミン補給に果物を加えることにより、丈夫な体づくりを支える「食事の基本の形」になります。
“たんぱく質を補給できる
食事を食べるタイミングは”
スポーツ・運動されている方が、アメリカンビーフなど、たんぱく質を補給できる食事を食べるタイミングは運動後2時間以内・約3時間ごとに1日中とされています。3食ともにたんぱく質を含む食品を摂るもしくは、夕方から夜にスポーツ・運動をされる場合、運動後なるべくはやく夕食時にアメリカンビーフを食べるのがおすすめです。 たんぱく質を多く含む食品のなかでもアメリカンビーフは鉄を多く含みます。鉄は酸素を運ぶ役割をするため、スポーツ・運動を日常的にする場合、欠かせない栄養素です。
特にランニングなど持久性運動をする場合や月経がある女性は月経中に鉄の必要量が増加するのでアメリカンビーフを摂り入れるとよいでしょう。 また、減量中など脂質を控えたいとき、アメリカンビーフは和牛と比較して、たんぱく質量が多く、脂質が少ないという特徴があります。減量中でも、体をつくるためのたんぱく質の摂取、酸素を十分に運ぶための鉄の摂取が欠かせませんので、アメリカンビーフを日常の食事に摂り入れましょう。
“良質なたんぱく質を
多く含みます”
運動している人は、「たんぱく質の必要量」が多くなります。
運動の種類 | 運動していない | 活発に運動している |
---|---|---|
たんぱく質必要量 体重1kgあたり |
0.8g~1g | 1.2g~1.4g |
体重50kgの場合 | 40g~50g/日 | 60g~70g/日 |
体重60kgの場合 | 48g~60g/日 | 72g~84g/日 |
出典:Kreider RB, Wilborn CD, Taylor L, et al. ISSN exercise & sport nutrition review: research & recommendations.Int J Soc Sports Nutr. 2010;7:7 [homepage on the Internet]. と Sports, Cardiovascular and Wellness Nutrition DPG.Sports Nutrition: A Handbook for Professionals, 6th Ed. P52. 2017より作成
“アメリカンビーフは
鉄分も多く含みます”
たんぱく質を多く含む食品の中でもアメリカンビーフは、鉄を多く含みます。
鉄は、酸素を運ぶ役割をするため、健康には欠かせない、栄養素です。
鉄含有量(食品100g当たり、単位mg)
アメリカンビーフ 肩ロース |
1.6 |
和牛肉肩ロース | 0.7 |
豚肩ロース | 0.6 |
鶏もも | 0.6 |
出典:米国食肉輸出連合会調べ
アメリカンビーフは、和牛に比べてたんぱく質量が多く、
また脂質が少ないのがポイントです。
和牛、アメリカンビーフの栄養成分比較
(可食部100g当たり(肩ロース))
出典:米国食肉輸出連合会調べ
“たんぱく質・鉄分が豊富な
アメリカンビーフ”
こんな方にもおすすめ
公認スポーツ栄養士 田澤 梓 監修“ステーキ肉を使ったおいしいレシピ”
酢飯は、運動後食欲が落ちても食べやすく、アメリカンビーフ、チーズと野菜を合わせることで、スポーツ選手の食事の基本の形である「主食・主菜・副菜・乳製品・果物」のうち4つがそろいます。
レシピパイで牛肉を包むことで、炭水化物も同時にとることができます。運動後は炭水化物とたんぱく質を同時にとることで、疲労回復のためのエネルギー補給がはやく進みます。小さめに作って、食事と食事の間の補食にするのもおすすめです。
レシピ長ネギ、ニラの香り成分は「アリシン」、この香り成分は神経を鎮める働きがあるので、運動後に落ち着いて食事をしたいときにおすすめです。具沢山の汁は、運動後食欲がないときでも、食べやすく鉄を多く含む牛肉と食べることで、汗などで排出してしまった鉄の補給もできます。
レシピ〜カレー風味〜
卵と牛肉は必須アミノ酸をバランスよく含むため、ピカタはたんぱく質の質が抜群の調理法です。トマトにはうま味の成分であるグルタミン酸が含まれ牛肉のうま味成分であるイノシン酸との相乗効果で、うま味が増し、おいしくいただけます。
レシピ