アメリカを代表するステーキハウスオーナー、ウルフギャング・ズウィナー氏によるステーキハウスの新ブランド。
USDA最高級「プライム」グレードのアメリカンビーフを店内の熟成庫で長期ドライエイジングし鉄板で焼き上げる。厚さ約4cmのTボーンステーキが目の前の鉄板で焼かれる様子は圧巻のひと言。

シェフ片桐大貴さんは「アメリカンビーフには純粋な旨味が詰まっている。ドライエイジングでさらに深い旨味とナッツのような香りが生まれる」と語る。

200〜210℃の鉄板でじっくり焼かれた肉は、熟成香が広がり、見事なレアに仕上がる。片桐シェフの職人技でムラなく焼かれたステーキは、豪快ながらも上品な味わい。豊かな風味と柔らかな食感を楽しめる、贅沢な一皿。

赤身肉を深く味わうためには、肉の噛み心地が肝心である。ここで提供されるステーキをひと口頬張ると、その実感がすぐに理解できる。
「肉本来の食感を活かしつつ、スッと噛み切れるように仕上げるため、下ごしらえを大切にしています」とシェフの石垣雄次さん。

噛むたびに広がるビーフの旨味は、ずっと味わっていたいと思わせる。
石垣シェフは「アメリカンビーフは赤身のおいしさが実感できる肉。火入れ加減にも気を付けています」と語る。
グリルパンで数回返し、短時間で焼き目をつける。その肩ロース肉の仕上がりには、思わず唸ってしまうほど。

アメリカ東海岸のクラシックな料理が楽しめる同店で、ひと際目を引くのは、厚さ3cmを超えるTボーンステーキだ。

料理長の瀬尾晋二郎さんが、「穀物肥育されたアメリカンビーフの脂には、特有の芳醇さがあります。この脂が溶けて肉全体に旨味をしっかりとまとわせるんです」と情熱を込めて語る。
炎の中でじっくり焼かれ、色合いを変える肉の様子は、まさにアートのよう。

グリルの後は、サーロインとフィレの部位ごとに異なる焼き加減を調整するために、低温オーブンでじっくりと火を入れ、肉汁が落ち着くまで休ませる。このプロセスによって、しっとりと輝く深紅の断面が、最高の焼き加減の証明となる。

厚切りのステーキを一口噛みしめると、隠れていた濃厚な旨味が肉汁となって口いっぱいに広がる。ここでしか味わえない、肉の旨味を堪能してほしい。

NYスタイルのハンバーガーで知られている同店の隠れた人気メニュー。それが、鉄板でじっくり焼き上げるTボーンステーキだ。
オーナーシェフの青木幹太さんは、都内の有名鉄板焼き店での長年の経験の持ち主。アメリカンビーフの魅力を「噛みしめたときの旨味が圧倒的で、常に安定した品質が安心感をもたらします」と語る。

250℃の高温で表面を一気に焼き固めることで、肉の脂がじわりと溶け出し、鉄板との接地面は揚げ焼き状態に。外はカリッと香ばしく、中はジューシーに焼き上がるその絶妙な食感のコントラストは、まさに鉄板焼きならではのもの。
青木さんの巧みなヘラさばきが、アメリカンビーフの持つポテンシャルを引き出し、一口ごとに肉の深い味わいが広がる。

本格イタリアンで味わう絶品ステーキ。900℃のオーブンでTボーンの上面を焼き、骨と肉を切り分けてステンレス皿に盛る。その際、油を回しかけて再びオーブンへ入れる。この油の使い方が、肉の風味を引き立てる秘訣だ。皿の中で高温になった油が肉の下面も焼き上げ、香ばしい焼き目をつける。

シェフのハルさんは、「中はレアに近い状態に仕上げて、ドライエイジングで長期熟成させたアメリカンビーフの柔らかさと旨味を際立たせます」と語る。

このレストランは、ウルフギャング・ズウィナー氏がプロデュースする本格イタリアンダイニング。前菜やパスタ、そしてこだわりのアメリカンビーフステーキを、本場さながらに楽しむことができる。

アメリカンビーフの最高峰、"プライム"グレードの肉を手軽に楽しめる店。ここでは最高級のアメリカンビーフを、リーズナブルな価格で提供しており、「ステーキの国アメリカで一番の肉を日本でも広く知ってもらいたい」という思いがある。

シェフの大槻真一さんは、アメリカンビーフの特徴を「脂が重くなく、翌日に残らない。赤身と脂のバランスが抜群」と絶賛する。
厚さ1.5cmの肩ロースを牛脂で焼き上げることで、レア感は保ちながら内部まで程よく温まる。さらに、熱した鉄板で提供されるため、断面の焼き加減を調整することもでき、自分好みの味わいを楽しめる。

アメリカ西海岸の開放感を感じさせるスタイリッシュな空間で、グリル料理の真髄を味わえる。
ここで特におすすめなのは、USDAの最高グレード「プライム」のフィレ肉を薪火で焼き上げたステーキ。料理長の川瀬賢さんは、近火の強火で香ばしく焼くことに情熱を注いでいる。まずは薪火で表面をしっかり焼き固め、次に250℃のオーブンで3分加熱。その後は、余熱で肉の芯までじっくりと熱が通るのを待つ。

川瀬さん曰く、「脂肪の少ないフィレは火の入れすぎが禁物。テーブルまでの運ぶ時間も考慮し、レアで仕上げています。」
ナイフをスッと入れると、鮮やかなロゼ色の断面が現れ、その歯切れの良さに驚かされる。口に運べば、滑らかで豊かな旨味が広がり、薪火の香りが絶妙に香って、何とも言えない心地よさを演出する。

激しい焼き音を立てながら、熱々の鉄板に置かれたのは、赤みが美しいアメリカンビーフ。
銀座の「FONDA MEXICANA New York」では、モダンなメキシコ料理として、グリルされたこのアメリカンビーフをトルティーヤに包んだファヒータを堪能できる。使用するのはUSDAの最高グレード「プライム」のアウトサイドスカート。日本ではハラミとして知られるこの部位は、ジューシーで柔らかく、程よく乗った脂が絶妙な旨味を醸し出している。

料理を監修するSuzieさんは、「肉本来の美味しさをダイレクトに感じてほしいので、品質には一切妥協しません」と真摯に語ります。
噛みごたえや歯切れ良さはもちろん、サルサソースに負けない肉の旨味がこの選択の理由だと語る。厚めにカットされた肉をトルティーヤに包み込み、満ち足りた一口を楽しむ瞬間は、まさに至福のとき。