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  • No.08 思い出の料理

No.08 思い出の料理

もう40年近くも前のことになりますが、わたしがまだ子どもの頃うちで「ステーキ」と言えば豚ロース肉にしっかり塩コショウして焼いただけのものを指していました(ちなみにソース等も一切なし笑)。

この白いお肉のステーキは母の定番料理で、小学生の私はこれがハンバーグや餃子、クリームシチューと並んで好きな料理でした。
茶色い牛肉のステーキが本来いわゆる「ステーキ」と呼ぶのにふさわしい料理だと知ったのはそれよりも少し大きくなってからでしたが、それでもわたしの中では豚肉のソテーは今でもご馳走で、今でも我が家ではアメリカン・ポークのソテーがよーくよーく登場する料理のひとつでもあります。

大根おろしとポン酢を添えて食べたり、パセリのソースで食べたり、照り焼きにしたり味噌味に絡めたり、今はいろ~んな食べ方をしているのですが、いろいろ自分で調理するうちにアメリカン・ポークのロース厚切り肉をソテーするときには少々コツとポイントがあることに気づきました。 みんなが揃ってからさっと焼いてそのままアツアツのままいただけるのであれば、塩コショウをしただけでそれだけでとても美味しくいただけるのですが、少し冷めてからでも美味しくいただけるようにするには、周りに粉をまぶして中の肉汁が逃げないように焼くのがポイントです。 こうするとしっとりジューシーなソテーになるのと同時に、柔らかさもキープ。
数段美味しいポークソテーになります。
外側に粉をコーティングすると中の食材は水分が逃げず、しっとり柔らかくジューシーに焼けるという法則から一歩前進したのがこちらのサルティンボッカ。
こちらはアメリカン・ポークにさらに生ハムを巻き、その上から粉をまぶしていますので、しっとりジューシーに焼けるだけでなく、生ハムの塩気とうまみがプラスされるのです。
ぜひお試しくださいませ。

アメリカン・ポークの大葉香るジューシーサルティンボッカ

材料(2人分)

  • ・アメリカン・ポークロースとんかつ用 3枚
  • ・塩、こしょう、薄力粉、オリーブオイル 各少々
  • ・生ハム 6枚
  • ・大葉 6枚
  • ・トマト 小2個
    A
  • ・塩 小さじ1/2
  • ・エキストラバージンオイル 大さじ1
  • ・ブラックペッパー 少々

作り方

  • 1アメリカン・ポークは1枚を半分に切り、片面に塩こしょうを振る。塩こしょうを振っていない面に大葉と生ハムを乗せ、全体に薄力粉をまぶす。
  • 2フライパンにオリーブ油をひいて熱し、1を両面しっかり焼き、お皿に盛り付ける。
  • 3トマトをさいの目に切り、Aの調味料と合わせてフレッシュトマトのソースを作る。これを2にかける。
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